2022年8月1日月曜日

XDUOO Link2 Bal ホワイトノイズなし、発熱ほぼなし、クロストークはケーブルやイヤホンのインピーダンスによって異なる


記事のタイトルにすべてを要約してしまいましたが、バランス・アンバランスともにホワイトノイズはまったく聞き取れません。素晴らしいUSB DACです。
イヤホンのプラグを挿抜するときのポップノイズも一切ありません。
信じられないくらい静寂です。

発熱はほとんどなく、ガラスとアルミの筐体の熱伝導率が高いためか、自分の体温がすぐに伝わってそれが「温かく」感じるような状態です。連続使用してもまったく「熱く」なりません。

空調の関係で夏と冬では部屋の環境音がまったく異なります。もしかすると冬になるとホワイトノイズを確認できるかもしれませんが、今はまだ判断ができない状態です。
涼しくなり空調を止めて静かな環境になったところ、ボリュームを最大にしてもホワイトノイズは聞こえませんでした

暖かみのあるニュートラルなサウンド。良くも悪くも忠実に再生されている印象です。これを「原音再生」と表現するのかはわかりませんが、味付けのない退屈な音ともいえます。
飛び出したり引っ込んだりする音域がなく、とても平坦な周波数特性です。

音場は広くもなく狭くもなくソースをそのまま再生するため、FPSなどの3Dゲームの空間表現は完璧です。ゲームが意図した通りのサウンドを聞くことができます。きわめて正確な定位を得られるので、余計なバーチャル7.1サラウンドや立体音響を加えた映像を見ると処理のアラが目立ってしまうほど。

ゲーミングオーディオにありがちなホワイトノイズがなく、ノイズフロアがきわめて低いです。能率の高いイヤホンでも静寂で広大なダイナミックレンジを確保することができます。

ボリュームを下げれば音量は十分に小さくなるため、「ボリューム1でもうるさい」という問題はありません。調整のレンジが広くて適切に上下する非常に操作しやすいコントロールボタンがついています。


ボリュームを30ほどに上げるとわずかにクロストークが聞こえます。
音量に対するクロストークの割合はALC1220と大差ありません。
といってもそこまでボリュームを上げて使用することはないので問題ありませんけどね。
クロストークはイヤホンのケーブルによっても大きく変化します。
「バランス接続だからクロストークが小さい」というわけではないようですね……

BLON BL-05標準のケーブルはクロストークが異常なほど大きいです。
BLONのUPL1に換装すると劇的に減少することがわかりました。
同じイヤホンとは思えないくらいクロストークが変わります。

イヤホンのインピーダンスは22Ωと32Ωではクロストークが相当違いますね…
32Ω以上ならほとんど聞こえないレベルになっています。

高感度イヤホンの場合はバランスよりも3.5mmでインピーダンスケーブルを使ったほうがいい可能性もwww
これじゃあ本末転倒だwwww

MOONDROP Quarks16Ω/116dBで信じられないくらいクロストークが大きいです。これはケーブルが特別オーディオ用を意識した設計ではないからかもしれません。しかしホワイトノイズは聞こえません。


今の私のイヤホンはKinera Freya。3BA+1DDのハイブリッドで22Ω、110±2dB。
ボリュームは5から10で十分な音量になりますが、それ以上にするとわずかなクロストークが…。
BL-05は32Ω/108dBのダイナミック型ということもあって単純な比較はできませんが、Freyaと同じケーブルに替えたBL-05はボリューム最大にしてもクロストークはほんのわずかしか聞こえません。

32Ω以上のイヤホンを選べば間違いないと思います。


アンバランス接続(3.5mm)でもホワイトノイズがないのでインピーダンスケーブルの出番がなくなったと思いきや、クロストークの問題があるので場合によっては必要です。


今回はAmazonで購入しましたが商品の発送が中国深セン市からの国際便となったため、出荷されるまでに日数がかかったり、荷物の追跡が途中でできなくなったりするなど今まで経験したことのない旅をしてきたことがわかります。

4PXという配送業者によって注文から3日後に発送されて空港で5日待ち、そこから関西国際空港の佐川急便りんくう営業所に到達。セントレアじゃなくて関空でした。翌日手元に届きました。
7月23日に注文してから9日目となる8月1日までかかっています。

国内のAmazon倉庫から発送された場合は翌日届くこともありますが、国際便はそれよりずっと時間がかかります。
Amazonの「注文履歴」「配送状況を確認」の項目を見ても途中で荷物の追跡ができなくなっているのが不安でしたよ。

ただ注文確定時の到達予定日は8月9日から16日となっていたので、それよりもはるかに早く届いたということです。

もし私と同じ商品を買う人がいて発送が海外だった場合は参考にしてくださいね!







梱包に傷みもなく届いたことに少し感動していますwww



例によって「Apple製品みたいだね」の化粧箱。



質感がとても高いアルミニウムの筐体がガラスプレートにサンドイッチされたデザイン。
ネジや継ぎ目のない見事な仕上がり。
有象無象ゲーミングオーディオとは別格のクオリティーです。


USB Type-CケーブルとLightningケーブル、USB Aアダプタが付属されています。
マニュアルは英語と中国語のみで書かれていました。
読めなくてもケーブルでPCと接続するだけなので問題ないはずです。

iPhone 13 Proに接続したら普通に認識されました。正常に動作します。
ボリュームの調整も再生/停止ボタンも使えます。

欠点としてはXDUOO Link2 Bal自体に独立したボリュームを備えていないということ。
接続先のマスター音量を上下させるだけです。
PCはきちんとボリュームを記憶してくれます。

よく「PCやゲーム機を起動するたびに最大音量になってしまうDAC」がありますが、Link2 Balは安心です。



スマートフォンの画面とはまた違った感触の滑らかなガラスプレートが気持ちいいですね。
非の打ち所がない極上の仕上がりで、超小型のハイエンドスマホを持っている感じ。
滑らかで堅牢な作りです。



UAC2.0と1.0を切り替えるスイッチがありますがデフォルトのまま使用します。
ゲインをNormalとTurboに切り替えるスイッチはNormalのままで。

単なるアルマイトじゃなくてハードアノダイズド処理がされてる??
硬度が著しく高くなり絶縁性にも優れているのでそうかもしれません。


私は初めてとなる4.4mmバランス接続のジャック。こちらは金メッキ処理されています。
3.5mmのほうは地味です。



Link2 BalをPCに接続すると自動的にセットアップが開始され、十数秒で完了しました。

PCを起動すれば正常に動作します。
毎回USBケーブルを抜き差ししないと音が出ないデバイスがありますが、これは大丈夫です。
ボリュームはPC側で記憶されているので爆音に悩まされることもありません。



デフォルトで「32ビット」が選択されているのは初めてです。
2チャネル、32ビット、48000Hz(スタジオの音質)。

私はPCゲームでしか使わないのでDSDに関する設定や具体的な音質についてはレビューできません。
ゲームはすべてPCM音源のためDSDではそもそも動作させられないんですよ。
Windowsのミキサーを通って出力されるのでWASAPIやASIOといったものはゲームでは利用できない仕様です。



DSD出力には専用ドライバーをインストールする必要があります。
ゲームでしか使わないなら不要です。

専用ドライバーをインストールする前に必ずLink2 BalをPCから外してください。

https://xduoo.net/firmware-download/
このサイトから
xDuoo_USB_SA-3.12  Link Series USB Driver ( Link, Link V2, Link2, Link2 Bal)
をダウンロードします。自動実行ファイルではないので「.rar」を展開するソフトが必要です。
私はマイクロソフトストアから入手できる「Unpacker」というアプリを使っています。
https://www.microsoft.com/store/productId/9WZDNCRDQ97T
展開したらsetup.exeを実行します。
いちおう中国語と英語のインストールガイドが同梱されていますがWord形式……

インストールが完了すると再起動を促されるので待ちます。

再起動後にLink2 Balを接続してインストールされたドライバーソフトウェアを使用するとDSDに関する出力の設定が可能になります。
  



話を戻して、実際にゲームでバランスを使ってみたら…


音質というか音の聞こえ方がガラッと変わりますね。

ボリュームが同じでもバランス接続のほうが音が大きくなります。
人によってはアンバランスのほうが好みの可能性があります。ここは重要です。


いつもいつも戦闘中「意識の外」になって回避できない敵のトラップに反応できました。それも2回。





激しい戦闘中に「わかっているのに避けられない」ケイブリーチにしっかり反応して迎撃することができました。

明らかに今までと感覚が違うのでバランス接続には何らかのアドバンテージがあるはずです!



結局ALC1220のよさを再認識したのと、インピーダンスケーブルの汎用性の高さを思い知ることになりました。
イヤホンのインピーダンスは32Ω以上が望ましいということと、ケーブルによってクロストークが大違いということもわかりました。

多くのサウンドデバイスはボリュームに十分な余裕があるので、能率の低いイヤホンを選んだほうが好都合のはずです。



やはり「リアパネルのオンボード端子にイヤホンが届くならサウンドデバイスを買う必要はない」というのが結論です。
届かない場合にやむを得ず延長ケーブルを使用して悪化するクロストークをインピーダンスケーブルで軽減(妥協)するか、Link2 Balを導入するか……といったところでしょう。


今はもうパソコンよりスマホの利用者のほうが多くなり、オーディオ機器も据え置き型の新規需要が減少しているため、当然のことながらメーカーもワイヤレスイヤホンやスティック型DACに力を入れる傾向があります。

そうした事情を考えれば、必ずしも大型で高価格な商品がいいとは限らないということがわかるでしょう。

ハイエンドに近づくほど価格に対する性能の差は小さくなります。

1000円と1万円の差は大きいですが、1万円と10万円の差はそれほどありません。

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メーカーから相手にされないようなレベルでも、サポートをたらい回しにされている人でも答えが見つかるかもしれません。
特にゲーミングオーディオ、ヘッドセットのトラブルが多いですね。