経済的な問題や家庭の事情でゲームソフトを買えなかった昭和・平成の世代は、攻略本を読んで満足していた貧困層も珍しくなかったそうです。
現在では攻略サイトやWikiを見るだけのユーザーがそれに該当します。
欲しいものが手に入らない場合、その商品やサービスに関する「情報」を得るだけで満足できるなら、別に買わなくてもいいというのは合理的な判断です。
つまり「商品レビュー」も、買いたいわけではなく単に「読み物」としての需要があるのです。
しかし商品を買いもせず使いもせず、誰かのレビューの受け売りだけがひとり歩きしている現実があります……
私がよくいっているように、特定のアカウントや言説や条件反射で拡散されている情報を鵜呑みにせず、冷静に判断することが大切です。
間違ったレビューや巧妙な詐欺であることをわかったうえで読むのは問題ありませんが、くれぐれもだまされることのないようにしてください。
日本語が少しおかしい商品説明や、大したことのない商品を必死にレビューしている様子は見ていて笑いがこみ上げてくるものですが、それは立派な「需要」といえます。
現代においては「笑い」を提供することは思いのほか難しく、芸人たちも大衆を沸かせるために苦労しているからです。
そして内容の正確性は必ずしも重要ではないことがわかるでしょう。
フェイクニュースや虚構新聞が面白いのはそのためです。
エンターテイメントとして楽しむのがいいと思います。
2022/08/28
商品レビュー…内容の信憑性よりも「読み物」としての需要が高い
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