2022年8月12日金曜日

供給するよりも新たな需要を作ることのほうが憂慮すべき課題

新しいコンテンツというのは単なる便乗や模倣、既成概念の焼き直しに過ぎないこともありますが、誰も思いつかなかったことに思いをめぐらせてみるだけでも有益です。
需要に対して供給が多すぎるコンテンツは即座に廃れることはないとしても、実質的な支配層が固定されて力関係が変わらず、例のごとく「前例主義にならった現状維持」に陥っているケースが少なくありません。

物事は常に新鮮であることが求められます。

たとえ古くても鮮度の高いものには根強い人気があるのです。

ウケているものを「狙って」作ろうとすると、どうしても二番煎じや劣化コピーになりやすいので、もう少し見方を変えなくてはなりません。


必要なことと意味のあることしかしなくなったら衰退が始まります。


今まで行われていなかった調査や研究に対して「ほかにやることはないのか?」という疑問ばかり持つ人は考え直したほうがいいでしょう。

「意味があるか」が事前にわかっていたら誰も新規な活動をしなくなるし、する必要もないからです。

同じことを延々と繰り返すだけの人生を望みますか?

…………


さまざまな生き方や魅力的なコンテンツは初めから存在していたのではありません。

誰かが思いついて作り上げたものなのです。

それをただ消費するだけでは飽きてしまいます。
「自分も何か作ってみたい」という欲求をもっと大切にしましょう。


たとえば従来は当たり前のようにあった「イヤホン端子」が搭載されなくなったスマホを考えます。

当初は「なんで廃止したんだ😠」「ユーザーの利便性を無視しやがって👿」と反対する人が多かったです。

スマホからイヤホン端子がなくなったことで非難されたメーカーはイヤホン端子を復刻しましたか?

いいえ。

一部のスマホはレガシーな構造を受け継いでいますが、主要な機種からはことごとくイヤホン端子が失われています。

その代わりワイヤレスイヤホンやスマホ用のDACが普及するようになりました。

………


イヤホン端子を廃止するというのは無謀で暴挙のようにも思われるかもしれませんが、それによって「新たな需要」を作り出したんです。

事実ワイヤレスの進化はめざましいものがあります。
音質やバッテリーはもちろん、遅延や安定性も改善されていて、なにより低価格化が進みました。


「聞く」ことにこだわる人は自前のDACやアンプを持っています。
スマホにイヤホンジャックがついているころから自前のDACでお気に入りの音楽を聞いていたのです。
その人にとってはスマホの端子が廃止されても特に困ることはありません。

スマホにイヤホンを挿せなくなってからは、有線イヤホンで聞きたい人はどうしてもDACを使わなくてはなりませんでした。
あるいはスマホではなく独立したDAPを持ち歩く必要があります。

それでスマホ用の小型DACが一気に投入されることになったのです。

「スティック型DAC」や単に「ドングル」とも呼ばれる小さなデバイスが短時間で進化し、驚くほど低ノイズ、高音質、省電力なものとして利用できるようになりました。


もし、いまだにスマホのイヤホン端子が当たり前のように実装されていたら、ワイヤレスもDACもこれほど普及することはなかったでしょう。

需要がなければ進化も供給もする必要がないからです。



新たな需要を作ることの大切さがわかりますね。

どうして企業がとんでもない金額の投資をするのか……わかりますね。
需要を作れば回収が見込めるからです。



そうか……バカバカしくてもアホでも💩でもいいから需要になりそうなことをすればいいんだ。

需要のなさそうなものはなんとなくわかるから、需要のありそうなものに目を向けてみる。


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