項目が複数あってどれなのかわからない場合は全部試してください。
電力節約のために、コンピューターでこのデバイスの電源をオフにできるようにする |
「電源の管理」タブの「電力節約のために、コンピューターでこのデバイスの電源をオフにできるようにする」のチェックを外してください。そしてOKを押します。
この設定によってPCがハブの動作を妨げることがなくなり、接続されているUSB DACなどのデリケートなデバイスが正常に動くようになる可能性があります。
「正常に動くようになります」と断言できないのは、ほかにもさまざまな原因があるからです……
電源オプション |
有力なところとしては「電源オプション」の「USB のセレクティブ サスペンドの設定」を「無効」にすること。
オーディオデバイスは基本的にホストからリアルタイムに「垂れ流し」されている関係のため、電力マネージメントに妨害されると都合が悪いのです。
「セルフパワーのハブを使えばPC直差しより安定する」といわれていますが、必ずしもそうとは限りません。
デバイスはPCのUSBポートに直接つなぐことを想定しているものが多いので、むやみにハブを増設するのは賢明ではないのです。
電力不足というよりも、USBケーブルの全体が長くなることでデータラインに不都合が生じます。オーディオの信号はアイソクロナス転送という垂れ流しで、データの補完や再送信などを一切行わない形式で成り立っているため、ケーブルが長すぎると問題が起こりやすい特徴があります。
端子の接触不良もよくあります。
接点復活剤や無水エタノールを使うだけで正常に動くようになることも多いんです。
2024年8月19日追記
最終手段としては「USBオーディオをあきらめて光デジタルを利用する」ことができます。
😭Windows11にしたらUSB DAC「Xduoo link2 bal」で音飛びが発生するようになった…
😭Sound BlasterX G5を “光デジタルのアンプとして” 評価することになるとは
😭Creative Sound BlasterX G6(SBX-G6) Rev Cレビュー USBオーディオではなく光デジタルのアンプとしての評価は高い
そもそもPCM音源(パソコンで扱う通常のオーディオ形式)をUSBオーディオで再生する場合、オンボードサウンドに比べて遅延が大きい問題があります。
USBオーディオで「低遅延・高音質」をうたっているのはドライバーを使用してデバイスを “専有” できるようにするからです。
WASAPIやASIOといったドライバーはパソコンの通常の音声をサポートしていません。
再生しようとしている音楽ファイルの出力をデバイスが専有する形で運用するため、通常のPCM音源は排他的となって再生できなくなります。
ゲームなどの音声も無音になってしまいます。
排他的なドライバーによって低遅延を実現しているので、通常の音源を再生する際にはUSBオーディオの遅延は意外と大きくなっています。
オンボードサウンドやPCIサウンドカードが好まれるのは低遅延だからです。
オンボードサウンドに光デジタル出力があれば、そこから外部オーディオデバイスへ入力して再生することで「低遅延」を生かしつつ、内蔵よりもよいアンプで音を鳴すことが可能になります。
嬉しいことにUSBオーディオよりも技術的な不具合が少ないです。
「USB」という規格そのものが万能すぎて特化しているわけではないというジレンマを抱えていることを忘れないでください……
光デジタルは音声専門の規格であり、USBのようなトラブルがほとんどありません。
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