ようするに結婚することで今までより生活水準の「上がる」人と「下がる」人がいるわけで、カップル双方が上がれば何の問題もないことがわかります。
どちらか一方でも「下がる」場合が問題なんです。
両方とも下がった日には目も当てられません。
生活水準がすでに高い場合、結婚に応じて「相手のレベルにまで下がる」のがもっとも懸念されます。
その方程式は変わらないので、貧しい人ほど結婚するメリットが大きく、豊かな人ほどデメリットが大きくなる可能性が高くなるのです。
自分を過度に裕福だと思い込むことが元凶かもしれません。
変な言い方ですが……
もともと十分に貧乏な人であれば、結婚という行為そのものが新鮮で刺激的なものとなるので、何もしなくても生活水準が上がります。
しかし現状に満足している人は、相手を「吟味」しないと不幸になる確率のほうがはるかに高いのです。
自分がすでに一定の評価を受けていてそれなりの社会的地位にいる場合、結婚する候補はひどく限定されていきます。
出会いはあっても相手を選り好みしていては結婚に至りません。
尊大で傲慢な態度が良縁を遠ざけ、交際の妨げになっているのです。
結果的に独身のほうが都合がいい世の中のため、それに従って未婚者であふれているのが現状。
生活水準の上がる方策があれば結婚する人は増えるでしょう。
しかし実際には「未婚が増えるということは、独身が増えるということです」としかいえません。
その後が円満になる保証がどこにもないので誰もリスクを負いたくありません。
「残り物には福がある」なんて大間違いですよ。
いいものから先着順に取られていくので本質的に奪い合い。競争です。
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