「PCゲームで遊べる高齢者に脳トレなど必要ないわ!」と思われるかもしれませんが…
DRGは本格的なFPSと「
ランダムで正解のないパズル」を融合させたような世界で、
記憶力、空間認識力、注意力、とっさの判断力、適応力、冷静さ、協調性、ひらめきなど、
非常に高度な脳の処理が要求されます。
高齢者はゲームが苦手と思われていたり、当事者に「苦手意識」があったりしますが、
実際には積極的でユーモアにあふれたお年寄りがとても多いです。
一部のメディアが高齢者を一律に「弱者」とみなして不健康そうな印象を与えているだけで、
現実は決してそのようなことはなく、日常的にスマホやパソコンを扱っている人もいるし、
写真撮影や動画編集やチャット、オンラインゲーム、出会い系に精通している人さえもいます。
DRGを「パズル」と呼ぶにはあまりにもFPS要素が強すぎて厳しいものがあります。
モンスターの襲撃とその退治は避けられず、かなり本気の戦闘をこなさなければならないからです。
かといってパズルのみのゲームは単調になりがちで、「ほかにいくらでもある」のが現実です。
戦闘自体もさまざまな特徴のあるモンスターが登場し、特定の弱点(急所)があったり、
行動にパターンがあったり、同時に出現した場合にどちらを先に倒すべきか考えたり、
周囲に注意を払って崖下に転落しないように操作したりする必要があります。
FPS要素だけでも複雑なのに、そこへさらにパズルのようなものが加わっているのがDRGです。
DRGは基本的に指定された目標物を採集してはM.U.L.Eと呼ばれる四足歩行ロボットへ収め、
また次の目標物を見つけて採集しては収めていくことの繰り返しで進んでいきます。
採集するアイテムの中には、そのミッションで消耗した弾薬やツールの補給を行うための
いわばチケットに相当する「ナイトラ」というものがあり、ナイトラを一定量消費して補給用ポッドを要請することができます。
ほかにも武器やアーマーの強化(カスタマイズ)を行うためのクラフト材料と、
いわゆるお金であるゴールドを集めることも必要になります。
さて、これらのアイテムを暗い洞窟の中で探して集めていくわけですが、
要領としては「フレア」を使って明るくし、「つるはし」で叩くだけです。
問題はフレアだけでは明るさが不十分なのと、アイテムがそう簡単には取れない位置にあることです。
DRGには現在4つのクラス(キャラクター)が存在し、たとえば「スカウト」は、
「フレアガン」という非常に明るく照らすサポートツールを所持しています。
フレアガンを天井に発射すれば、真っ暗な洞窟が見違えるほど明るくなります。
そうすることで初めて高所にあるアイテムを発見できることもあります。
ではどうやって高所まで移動するのか…?
それがDRGにある「ランダムで正解のないパズル」要素です。