2019/01/23

高齢者の脳トレにいいかもしれないFPSゲームDeep Rock Galactic(DRG)

「PCゲームで遊べる高齢者に脳トレなど必要ないわ!」と思われるかもしれませんが…
DRGは本格的なFPSと「ランダムで正解のないパズル」を融合させたような世界で、
記憶力、空間認識力、注意力、とっさの判断力、適応力、冷静さ、協調性、ひらめきなど、
非常に高度な脳の処理が要求されます。

高齢者はゲームが苦手と思われていたり、当事者に「苦手意識」があったりしますが、
実際には積極的でユーモアにあふれたお年寄りがとても多いです。
一部のメディアが高齢者を一律に「弱者」とみなして不健康そうな印象を与えているだけで、
現実は決してそのようなことはなく、日常的にスマホやパソコンを扱っている人もいるし、
写真撮影や動画編集やチャット、オンラインゲーム、出会い系に精通している人さえもいます。

DRGを「パズル」と呼ぶにはあまりにもFPS要素が強すぎて厳しいものがあります。
モンスターの襲撃とその退治は避けられず、かなり本気の戦闘をこなさなければならないからです。
かといってパズルのみのゲームは単調になりがちで、「ほかにいくらでもある」のが現実です。

戦闘自体もさまざまな特徴のあるモンスターが登場し、特定の弱点(急所)があったり、
行動にパターンがあったり、同時に出現した場合にどちらを先に倒すべきか考えたり、
周囲に注意を払って崖下に転落しないように操作したりする必要があります。
FPS要素だけでも複雑なのに、そこへさらにパズルのようなものが加わっているのがDRGです。


DRGは基本的に指定された目標物を採集してはM.U.L.Eと呼ばれる四足歩行ロボットへ収め、
また次の目標物を見つけて採集しては収めていくことの繰り返しで進んでいきます。
採集するアイテムの中には、そのミッションで消耗した弾薬やツールの補給を行うための
いわばチケットに相当する「ナイトラ」というものがあり、ナイトラを一定量消費して補給用ポッドを要請することができます。

ほかにも武器やアーマーの強化(カスタマイズ)を行うためのクラフト材料と、
いわゆるお金であるゴールドを集めることも必要になります。

さて、これらのアイテムを暗い洞窟の中で探して集めていくわけですが、
要領としては「フレア」を使って明るくし、「つるはし」で叩くだけです。

問題はフレアだけでは明るさが不十分なのと、アイテムがそう簡単には取れない位置にあることです。

DRGには現在4つのクラス(キャラクター)が存在し、たとえば「スカウト」は、
「フレアガン」という非常に明るく照らすサポートツールを所持しています。
フレアガンを天井に発射すれば、真っ暗な洞窟が見違えるほど明るくなります。
そうすることで初めて高所にあるアイテムを発見できることもあります。

ではどうやって高所まで移動するのか…?

それがDRGにある「ランダムで正解のないパズル」要素です。







DRGの4つのクラスが所持している移動のためのサポートツールを簡単に説明すると…

ガンナー:ジップラインランチャー
・空間の任意の点と点をつないで自由に往復できるラインを張る。
・任意の位置で飛び降りることができる。
・移動しながら武器を使用することができ、アイテムを抱えた状態での移動が可能。
・射程と角度に制限がある。
・初期は3発。

ドリラー:強化型パワードリル
・つるはしより迅速に壁や地面を掘り進み、任意の経路を開通させることができる。
・つるはしより広く滑らかなトンネルを素早く掘れる。
・リスキーだが近接攻撃としても使用可能。
・残念ながらつるはしの代用にはならず、アイテムに対して使用しても採集できない。
・燃料に制限があり、連続使用するとオーバーヒートする。

エンジニア:プラットフォームガン
・狙った場所に水平で巨大なビスケットのような見た目の安定した足場を生成する。
・かなり遠距離まで届くが、微妙に放物線を描いて飛ぶ。
・壁に足場を作るほか、地面のトラップを姑息に「ふさぐ」こともできる。
・足場はモンスターの自爆やつるはしによる打撃で容易に削れる。
・初期は12発。

スカウト:グラップリングフック
・狙った点にスカウト自身を高速で移動させるための完全な個人用ツール。
・射程に制限はあるがどのような角度でも使用でき、移動中に使用をやめれば惰性で落下する。
・使用をやめるまでその位置にとどまることができ、離すと真下へ落下する(高さに注意!)。
・使用中はほとんどの操作ができず、つるはしの使用やアイテムを取ることも不可能。
・無制限に使用できるが、クールタイムがあり連続で移動することはできない。


これらのツールを駆使してDRGの舞台である「惑星ホクソセス」の洞窟の挑戦的な地形を乗り越え、
目標物を回収し、全員で無事脱出するまでがミッションとなっています。

ゲームバランスは上手く調整されているため、クラスによって得手不得手はあっても無理がなく、
どれを選んでもそれなりにプレイできる内容になっています。
各クラスの装備はこれだけでなく、ガンナーはミニガンやシールドジェネレーターを持っているし、
エンジニアはセントリーガンやグレネードランチャーなどを使うことができます。
一定の条件を満たすことで新しい武器を買う権利ももらえます。

まだDRGは開発中のようなものなので、月イチのペースでアップデートがあります。
そのつど武器やツールの仕様が微調整されたり、モンスターの挙動が変更されたり、
グラフィックの差し替えや、アイテムの出現頻度などが変わったりしています。

半年前とずいぶん変わっているので、私のいう「脳トレにいい」という判断も
今後変わってくるかもしれません。


ゲームは上達するけど「脳」がよくなるかは不明……

脳に異常が起こってからどうにかしようとすることが間違いです。
ゲーム以前に普段の生活習慣のほうが大切。
健康なうちからゲームを日常に取り入れるようにしましょう。


いつも孤独な人や生きがいを失っている人が、ゲームの上達を「きっかけ」として生活習慣が改善されたり他者との交流が生まれたりすれば、脳トレ云々に関係なく「結果的にいい」といえるのではないでしょうか?

見た目や「過程」だけで満足せず、結果で判断することを忘れないでください!

作物を育てている畑を収穫前に更地にするのは賢明ではありません。

0 件のコメント:

コメントを投稿