2022年8月13日土曜日

【イヤホン】ハイエンド・フラグシップがいいのは当たり前。問題は売れ筋のミドルレンジ・メインストリームがどうであるかだ

イヤホンは価格が高くなればなるほど音がよくなるとは限らず、むしろそのメーカーの技術や設計思想の集大成となって「尖った性質」が出てくる傾向にあります。

必ずしも音質がいいとか、大衆受けするチューニングではないことがほとんどです。


高級イヤホンが高級なのは「当たり前」。

一番多くの人をターゲットとしているエントリークラスからミドルレンジの「売れ筋商品」がどうであるか、ということのほうが重要です。

もし値段の高いハイエンドモデルだけが「高品質」だとしたら、大半の人が購入するメインストリームの商品すら手を出しづらくなるからです。

そんな下手な商売は成り立ちません。



イヤホンよりビデオカードのほうがわかりやすいでしょうか。

たとえばエントリークラスのRTX3050とミドルレンジの3070では価格が2倍違いますが性能も2倍違います。

しかし3070とハイエンドの3080Tiを比べると、価格は2倍違うのに性能は3割しか変わりません。
3070をフラグシップの3090Tiと比べると、価格は3倍違うのに性能は4割増しにも届かないのです。



ビデオカードはベンチマークスコア通りの性能が実際にあるといえますが、イヤホンは聴覚の個人差や好みの問題もあって必ずしも価格と実態が比例しません。

そのためイヤホンのメーカーは一番売れる価格帯の商品に力を入れているといえます。

フラグシップモデルだけを完成させるようなことは絶対にしません。
そんなことをしたらビジネスとして失敗します。

高価格なイヤホンは「フラットで原音に忠実で~」などというコンセプトでは売れないし、そんな内容では買った人も大して満足感を得られません。

フラットなチューニングなどミドルレンジでも実現できることをハイエンドでもやるようなメーカーはだめでしょう。


イヤホンの音質は2~3万円クラスでも十分いいです。
いいというか大衆向けにチューニングされているので「音が悪い」と感じる人のほうがまれです。
もしミドルレンジのイヤホンを聞いてみて好みではなかったら価格帯を上げるのではなく、別のメーカーの同価格帯から選んだほうがいいでしょう。

逆にいえばミドルレンジがよくなければハイエンドにも期待できなくなるので、そのメーカーは貴重な客を逃すことになります。


最高級イヤホンの音が「いい」わけではないし「好み」とも限りません。
音楽を聴くためというより、イヤホンの価格をことさらアピールして他人にマウントを取るのが本当の目的です。


イヤホンには名前を聞いたこともないメーカーがたくさんあると思います。

有名メーカーのものを買うのもいいのですが、ブランド料というかネームバリューが価格の大半を占める関係で品質やプレミア感はあまり高くないのが現状です。
むしろ時代遅れの設計やチューニングに固執し、工作機械も古くて金型が劣化しているのか加工精度もよくないことが目につきます。
老舗の商品はケーブル一つ取っても安っぽく断線しやすいものが多いので、新興メーカーのイヤホンのほうが選ぶ段階で楽しくなるでしょう。


もし店頭で聴き比べができるなら、イヤホンの価格や知名度などの先入観を捨てて、すべての機種を試聴することをおすすめします。

思考停止で有名メーカーを選んでいては、わざわざ店頭へ足を運ぶのが無駄になりますよ。

イヤホンは本当に価格と音が比例しない世界です。

なので実際に聞いてみて、自分の好みのイヤホンを選んでくださいね。

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メーカーから相手にされないようなレベルでも、サポートをたらい回しにされている人でも答えが見つかるかもしれません。
特にゲーミングオーディオ、ヘッドセットのトラブルが多いですね。