2024/07/12

Sound BlasterX G5を “光デジタルのアンプとして” 評価することになるとは

G5はUSB DACとしての挙動不審なところや遅延が問題だっただけで、「ホワイトノイズ」と「発熱」を除いては十分に満足できるものです。

むしろこの「オーディオ製品としては低価格なのによくやっとる」ところを評価するべきでした。

私が期待していた4.4mmバランス接続のデバイスもいまいち普及しないし、相変わらず手ごろな価格なのはスティック型のUSB DACのみであり、光デジタル入力には対応していません。

Windows10まではよかったのに、11ではUSB DACの「音飛び」が解決しないのと、インターフェースは依然として3.5mmステレオミニが定番であることから、光デジタルのアンプとして使用できるG5でいいのでは…という結論に。


G5でいいというより、USB DACとして動作するデバイスよりも「光デジタル信号」を入力できるデバイスのほうが不具合がないんですよ。
光デジタルは出力の時点で処理が完結しており、信号を受け取ったサウンドデバイス側はそれをアナログの音声として再生するだけです。

パソコンのオンボードサウンドのスペックは最終的な「音質」には影響せず、ただ光デジタルをデコードするアンプの能力に依存します。

G5のUSBは「電源供給のみ」を行うことができ、光デジタルケーブルから音声を入力することが可能。

スティックタイプのUSB DACではそれができないんです。


いま思えばG5はUSB接続とドライバーソフトウェアを介した場合のレビューばかりで、光デジタル接続のアンプとして使用した評価を見ていませんでした。



G5の発売日は2015年12月、後継機のG6は2018年8月とずいぶん古いですが、光デジタルの規格も3.5mmステレオミニの規格も一切変わっていません。

むしろUSB周りで余計なことをしたWindowsに問題が;;

私は「古いものでいい」とか「枯れた技術」という考え方には感心しないのですが、オーディオの接続性に関してはその限りではないようです。
どんなに機材が新しくなっても「家庭用電源」は見慣れたあのコンセントの形ですよね。

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