ヘッドセットでなくてもUSBコンデンサーマイクを使えば好きなイヤホンで実況できるし、そのRazer Seiren V2 Xのマイク音質もヘッドホン出力も想像以上によかったので満足です。
Kinera Freyaというミドルレンジの3BA+1DDハイブリッドイヤホン。
多ドライバー型のイヤホンは初めてです!
中国製のイヤホンはある程度の価格になるとパッケージも品質も驚くほど高いので、安物しか買ったことのない人には理解しがたいところがあるかもしれません。
「定評のある」「老舗」から探すのもいいのですが……選択肢を狭めて可能性を摘んでしまうようなものなので、私は新興メーカーのほうが好きです。
それほどイヤホンは奥が深く、デザインや設計、音質の傾向や組み合わせなどの多様性があります。
六角形の化粧箱はまるで高級お菓子のよう!
イヤホンを収納するケースも化粧品のようにおしゃれです。
まともな日本語の取扱説明書と保証書がついているので不信感がありません。
サイズの異なる3つの標準イヤーチップと、5種類のFinal Type Eのイヤーチップが付属されているので、どんな耳でもフィットさせられるはず。
私はFinalのMサイズが最適でした。
Kinera Freyaを選んだ決め手はデザインでも価格でもなく、単に今まで使っていたイヤホンからの乗り換えで大きな違和感を覚えないタイプの音質だったから、ということです。
なにしろBA型のイヤホンは初めてなので……下手に冒険してがっかりしたくなかったのです。
当初は金属製のシェルのイヤホンを買おうとしていたのですが、樹脂製のほうが軽くて触感がよく、着脱もしやすいことがeイヤホンの店頭で試着していたときに気づいたため、さらに選択肢が広がりました。
Freyaのシェルは職人が1つずつ手書きして作られており、よくある筐体の表面に刻印されただけの摩耗するタイプではなく、全体が透明な樹脂でコーティング?されているので触っても凹凸が感じられず、たとえ傷がついても文字が局所的にかすれてくるようなことはありません。
この点も金属シェルはメッキがはがれたり酸化したりすることがあるし、シルク印刷の樹脂はすぐにみすぼらしくなるので、そうした心配がないことも選ぶ決め手となります。
金属より高価な樹脂はいくらでもあります。
必ずしもアルミニウムやステンレススチールが高品質とは限らないのです。
Freyaはインピーダンス22Ω、音圧感度110±2dBということでかなり能率の高い部類になります。
まぁほとんどのDACでホワイトノイズが聞こえます。
USBコンデンサーマイクRazer Seiren V2 Xも例外なくホワイトノイズが。
ノイズ対策のインピーダンスケーブルをZY-031にアップグレードしました。
ノイズが聞こえなければ音質は不問と考えていたことがあって、過去にはインピーダンスが150ΩもあるRHA CL750を使っていましたが……結局ただインピーダンスが高いだけのイヤホンでした。
いま思えばなぜCL750をそんなにいいイヤホンだと絶賛したのかわかりません……ケーブルもすぐベタベタに劣化したし;;
当時の私のレビューを読んでCL750に過剰な期待を抱いてしまった人、誠に申し訳ないです。
「ハイインピーダンスイヤホンなのでいいアンプを買わないといけない」という単純なマーケティングにまんまと乗せられてしまいました。
さて話をFreyaに戻して。
購入してから日も浅く、基本的にゲームでしか使わないのでレビューとしては参考にならないかもしれませんが。
シェルに奥行きがありステムが長いため耳の中で非常に安定しています。
話したり食事をしたりして口を動かしてもズレにくいです。
ゲーム実況やボイスチャットにいい感じ。
遮音性がとても高いです。
シリコーン製でもコンプライのイヤーピースとはまた違った高い遮音性があり、着脱しやすいのに深く耳に挿さるので快適そのもの。
シェルのカーブが耳の形にジャストフィットしているように感じられます。
これは個人差があると思いますが。
低音がほかの音域を曇らせることはありません。
悪くいえば低音が弱いということですが、出ていないのではなく、空気感が強いというか震えるような感覚が伝わってきます。
これはZY-031の影響かもしれません。
「ウォーム系」とはこういうものなのか!と感じさせる音質です。
全体的に暖かく適度な湿り気を帯びているように聞こえます。
解像度が高いのに聴き疲れしにくく、心地よいリスニングができます。
Kineraや姉妹ブランドQoAのイヤホンはウォーム系のチューニングが得意らしいです。
シェルに奥行きがありステムが長いため耳の中で非常に安定しています。
話したり食事をしたりして口を動かしてもズレにくいです。
ゲーム実況やボイスチャットにいい感じ。
遮音性がとても高いです。
シリコーン製でもコンプライのイヤーピースとはまた違った高い遮音性があり、着脱しやすいのに深く耳に挿さるので快適そのもの。
シェルのカーブが耳の形にジャストフィットしているように感じられます。
これは個人差があると思いますが。
低音がほかの音域を曇らせることはありません。
悪くいえば低音が弱いということですが、出ていないのではなく、空気感が強いというか震えるような感覚が伝わってきます。
これはZY-031の影響かもしれません。
「ウォーム系」とはこういうものなのか!と感じさせる音質です。
全体的に暖かく適度な湿り気を帯びているように聞こえます。
解像度が高いのに聴き疲れしにくく、心地よいリスニングができます。
Kineraや姉妹ブランドQoAのイヤホンはウォーム系のチューニングが得意らしいです。
ゲーム以外ではじへいのこの動画をリファレンスにすることが多いのですが、Freyaの音場は広くないようですね。
ウインドシールドをつけていないMV1のマイクは風に吹かれるとボボボボボとノイズが入るのですが、それが耳のすぐそばで聞こえます。
じへいの声も実際の位置よりも近くから聞こえるというか、前に出てきている感じ。
FPS(一人称視点)のゲームは音場が広ければいいというものではなく、実際のゲーム視点から適切な距離や広さで聞こえることが理想的です。
しばらく使っているうちに聴覚がイヤホンに順応してくるので、それほど気にする要素ではありません。
音場も音質と同様、感じ方には個人差や比較するイヤホンによって違いがあり、聞いている音源(ソース)にもよるのであまり参考にはならないと思います。
どこかで「このイヤホンはフラットだ」「ドンシャリ型だ」「リケーブルで化ける」などというレビューを見ると影響され、実際には違っているのにそう聞こえてしまう場合があり、聴覚というのは本質的に「主観」なので他人の評価はほとんどあてにならないものなのです。
同調圧力に弱い人は気をつけてください。
心霊動画のナレーションが入るタイミングで本編のボリュームが下がっても、話し声や物音が鮮明に聞こえるのが驚きました。
映像にナレーションが上書きされず、独立して聞き取ることができます。
もしかするとこれが多ドライバーならではの利点かもしれませんね。
Freyaの欠点というか気になったのは……
ステムがぶたさんの鼻のように太くてイヤーチップの取り付けがしづらい。
外すのはよくても取り付けるのが難しく、なかなかはまらず指先が痛くなることもしばしば。
うっかり手を滑らせてコネクタを破損させてしまう恐れがあるので、ケーブルを外してからイヤーチップを取り付けたほうが安全です。
慣れというかコツがいりますね……
付属のType-CアダプターはDACを内蔵していないただの変換ケーブルであるため、USB端子から直接オーディオを出力できる回路を持ったスマホでなければ使用できないようです。
もちろんパソコンに挿してもまったく動作しません。
装着の物理的な安定感やタッチノイズの少なさはAirPods Proにはかないません。
ワイヤレスと比較するのはおかしな話ですが…。
イヤーチップを深く取り付けすぎると圧迫感が強くなるので浅くするのがポイントですが、ステムに「返し」がなく外れやすい問題があります。
イヤーチップを深く取り付けすぎ! |
このくらいが適正! |
Freyaは自分の耳に合うイヤーピースを探すのに苦労しました。
2023年7月現在、私の中でFreyaの評価はどんどん下がっています……
Truthear HEXA "氦のほうがFreyaの半額以下で妥当な性能。
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