2021年6月8日火曜日

Logicool G PRO Xマイクテスト…G433からの買い替えレビュー G HUBはアンインストールしたほうがいい

G433で不満だった要素がG PRO Xではほぼ解消されています。
ヘッドセットの重量が320gというのもまったく重たくなく、むしろイヤーパッドがふかふかで柔らかいためG433よりも快適です。

付属のUSB外付けサウンドカード「PRO X DAC」は超オススメ!
マイクの音量がめちゃくちゃでかいwwww笑っちゃうくらい大きくて音質もいいwww
コンデンサーマイクに向かって話してるのかと思うくらい……すごい……



PRO X DACは編集一切なしのライブ配信でこのマイク音質です。
マイク入力の遅延が非常に小さいことも嬉しいです。


まとめ
・スイーベル構造ではないがハウジングのヒンジが滑らかでギシギシきしむ音が出ない。
・ヘッドバンドの長さ調整が固めで勝手に動いてしまうことはない。
・マイクの指向性が非常に高く、正確に口元に向けると周りの音をほとんど拾わない。
・ボリュームコントロールのダイヤルが適度に重く、勝手に回ってしまうことはない。
・風防が適切に機能していて鼻息がほとんど入らない。
・マイクミュートおよびミュート解除の操作でプツッとノイズが鳴ってしまう。しかもかなり大きい。
・PC用ケーブルはヘッドセット側の端子からボリュームコントローラーまでの距離が短く、シャツの胸ポケットにクリップが届かない場合がある。
・キラキラと伸びるような音質ではなく、固く締まったようなくっきりとした音。
・ステレオに設定しバーチャルサラウンドは使用しないほうが定位がいい。
・ケーブルのタッチノイズが伝わりにくい。
・突然サイドトーン(側音)が聞こえるようになる不具合がある。
・G HUBをインストールすると7.1サラウンドに強制されステレオに戻せなくなってしまう。致命的な問題。




「300g超えは重たい」という先入観の影響がとても大きかったようです。実際に装着してみると肌触りがとてもソフトで、遮音性も高く、長時間の使用に耐えられます。

G433と違ってハウジング部分がスイーベル構造ではないので、可動部が「ギギギ」と音を立てることがありません。実況中にヘッドセットを触ったり位置を直したりするときの不快な音が出ないのは嬉しいですね。

可動部分の設計の悪いヘッドセットは声を出す際にあごの関節が動いただけでギシギシ音が出るため、それをマイクが拾って相手に聞こえてしまうことすらあります。ボイスチャットのトラブルの元です。



付属ケーブルはG433とほぼ同じですが、すべての端子が金メッキされています!!!
G433は普通の銀色の端子でしたよ……

着脱式マイクにも金メッキが!
PC用のボリュームコントロールとマイクミュートボタンのついたケーブルも金メッキ!
G433と同じでヘッドセット側が「5極」の特殊なプラグになっています。

ボリュームコントロールのダイヤルは少し固めというか適度な抵抗があって「服にこすれて勝手に回る」ことがありません。G433はスルスルと容易に回ってしまいました。
左右の音量バランスが悪くなる「ギャングエラー」も今のところ起きておらず、改良されているものと思われます!

しかしヘッドセットとボリュームコントローラーまでの距離がG433のケーブルより短いため、シャツの胸ポケットにクリップが届かない場合があります。

USB外付けサウンドカード以外はすべて金メッキ。
ヘッドホンとマイクを分岐するY字スプリッターのプラグとジャックも金メッキされています。

ケーブルの材質はスマホ用ケーブルのみゴム製で、ほかは布の編み込みになっています。
特にPC用ケーブルはG433より一回り細くなっており、若干硬くなっています。

サステナビリティーが適用される前のロットでしょうか??ちょっとわかりません。

金メッキ自体には特に意味があるわけではないのですが、端子がひどく汚れて接触不良を起こしても無水エタノールで容易に除去できる利点があります。


パッケージと箱はG433のほうが豪華でした……w
梱包にかかるコストを抑えてヘッドセット本体に注力されていると信じましょう。


 
さてマイクのテストをします。
Sound BlasterX G5に接続しています。
PRO X DACと違って声が小さく、遅延があるのでリアルタイム配信には不向きです。




G PRO Xについて実際にしゃべりながらマイクの音質をテストしている動画です。

ブームマイクの先端に小さなスポンジ状の風防がついていて、鼻息や大声で吹かれたときの「ボボボボボ」といったノイズが軽減されています。
G433より指向性が優れているようで、マウスクリックや生活音、猫の鳴き声などがほとんど入っていません。

マイクをミュートするときと解除するときに「プツッ」とノイズが出ます。



これもSound BlasterX G5です。


特に上下方向から敵が襲ってくるゲームでは、足音を聞いただけで「まだ目視していない地形の上側がある」ことまで認識できました。

上下方向の定位に関してはゲームタイトルによってはあいまいな場合があり、「バーチャルサラウンド」「3Dサウンド」「空間オーディオ」「立体音響」「7.1サラウンドサウンド」などの機能をデバイス側で有効にしていると非常にわかりにくくなることが多いので注意してください。

ゲームのサウンドはゲームエンジンで適切にレンダリングされているため、デバイス側で独自のサラウンドを有効化すると処理が二重に適用されてしまう問題があります。

サウンドデバイスはステレオで正しく動作するものを選ぶことが大切で、音声の処理はゲームエンジンに任せるのが一番無難なのです。





G PRO Xがこんなにいいヘッドセットだとは思いもしませんでした。
259gと320gは大差ないことがわかったので、これからヘッドセットを買うならG PRO Xがオススメです。


眼鏡の人でヘッドセットだと耳の後ろが痛くなってしまう場合は、ヘッドセットよりも眼鏡のフレームに原因があるかもしれません。確認して選んでみてください!



2021年6月19日追記

なぜか突然、マイク使用中にサイドトーンが有効になって解除する方法がなくG HUBをインストールして設定にアクセスするしかなくなりました;;
これですね……非常によくある「自分の声が返ってくる」という苦情の正体は。

G HUBを起動したらPRO Xを選んでヘッドフォン→音響タブにある「側音」を0にしてください。

どうして標準のオーディオドライバーだけで動作させているのに、G HUBを使用しなければ設定できないはずのサイドトーンが勝手に有効になるんだ……減点。

しかしこの「側音」はほぼ遅延なしで返ってくるので、耳を覆うタイプのヘッドセットに慣れない人にとっては「話しやすい」かもしれません。側音で聞こえてくる音に対してはノイズリダクションが適用されていないためホワイトノイズ的な音がずっと流れています。

まぁ個人的には邪魔な機能ですね。側音は0にしておいたほうがいいです。


ついでにG HUBを使ってマイクの設定も試してみました。

プリセットの「Broadcaster 2」が一番よさそうな感じですね。ちょっと「リミッター」を下げたほうが音量が安定するので4~6dBくらいにしました。
「ボイス EQ」も180と720と6000の各周波数を少し下げたほうが聞きやすいです。
デフォルトだと音圧が強すぎて「うるさい」声質になってしまいます。

マイクの音量は十分に大きくて、遅延もほとんどなく快適です。
Sound BlasterX G5は深刻な遅延に悩まされていたことを振り返ると、PRO Xがいかに優秀であるかがわかります。


ところがG HUBをインストールするとWindowsのスピーカー構成が「7.1サラウンド」に強制されステレオに戻せなくなります;;

G HUBでサラウンドを無効にしていてもWindowsはPRO X DACをマルチチャンネルのデバイスとして認識するため、ゲームタイトルによっては定位が非常に悪くなることを確認しました。

AmazonのレビューでPRO X DACを通すと定位が悪くなるといわれているのも納得。ヘッドセットやDACが悪いのではなくG HUBが悪いのです。
ステレオで異常のなかったゲームのサウンドが妙にこもり、不自然に低音が強調されてぼやけるのでダメです。イコライザーの問題ではなく定位が全体的におかしくなっています。



わかりやすくいうと……
敵の足音や鳴き声ではなく「音の出る壁」が近づいてくるように聞こえます。
面積の大きい壁から音が出ているような感じなので、正確な位置や距離がものすごくわかりにくいです。
あまりにも雑で粗末な音響なので「百均のイヤホン以下」と評されるのもうなずけます。
決してふざけたレビューではなく、率直な感想であることが理解できます。



G HUBで設定を済ませたら即刻アンインストールしたほうがいいです……

マルチチャンネルをサポートしないゲームにも強制サラウンドを適用するなんて……本当にゲームエンジンについて何も知らないんですかね……。

G HUBがステレオのつもりでもWindows側が7.1chに設定されてしまうからダメなんですよ。
ゲームのサウンドは必ずOSのサウンドミキサーを通るので、2ch音源であってもWindowsのスピーカー構成の設定に従って7.1chとして出力される「仕様」であることをG HUBは理解していないか、意図的にやっている疑いが出てきました。

サウンドオプションにマルチチャンネルに関する設定項目のないゲームタイトルは本質的にステレオで正しく出力されるため、7.1サラウンドの状態では定位が非常に悪くなります。

G HUBはヘッドセットだけでなくマウスやキーボードの設定にも使用するソフトですが、必要な設定をオンボードメモリに保存したらアンインストールすることを強くオススメします。

G HUBの使用が前提なら、私はPRO Xを「買ってはいけない」と断言します。
G HUBをインストールせずに使うか、ステレオで正しく動作するDACまたはマザーボードのヘッドホン出力に挿すなら問題ありません。


買って後悔してほしくないので念を押しておきます。


返品理由の大半はこういうことでしょうね……

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