たとえば生活の実用的なものを買おうとしていて、旧製品と新製品に有意な差が認められない場合にお値打ちなほうを選ぶという判断は妥当です。
しかし「アイドルの顔の見分けがつかない」とか「娯楽品の違いがわからない」といったことになると話は別です。
実用性のないコンテンツであっても、それが話題となっている場面で「知らない」「わからない」を連発する人がいると萎えますよね……
知らないことを素直に答えるだけならいいのですが、往々にして「そんなこと知って何になる?」「興味もないし知りたくもない!」という不快感を露骨に示してしまう人は嫌われます。
誘いや交際を断りたいときには有用ですが……
「あえて嫌われる必要がある人」は誘い方も上手ですが、断り方も上手いのです。
一人の女性に多数の男が群がる構造の場合、女性は男性を何人か──あるいは全員を──断らなければならないかもしれません。
モテる人は誘うよりも断ることのほうが難しいのです。
相手を納得させて後腐れなく別れるのは非常に高度な技術を要します。
そこで「違いの分からない人にはごめんなさい」というわけです。
相手が納得すればそれでいいし、逆上するような相手であれば断って正解だからです。
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