2022/05/25

USBコンデンサーマイク内蔵のヘッドホンアンプはフラットで味付けのないものである…はず


Razer Seiren V2 Xレビュー マイクよりヘッドフォン出力が高音質、ホワイトノイズあり…SYNAPSEをインストールしてからWindows側で設定

マイクや楽器の収録をするわけでもないのに本格的な「オーディオインターフェース」をリスニング用に使っている人が多いのは、そのヘッドホンアンプが「フラットで味付けのない」ものであるのが理由だそうで、10万や20万円もする再生専用機に比べて妥当だからなんですね。

しかしまぁオーディオインターフェースは部品点数も多くドライバーやソフトウェアも複雑なことから、実際には相当なコストがかかっています。

にも関わらず一部のオーディオファンから定評があるということは、それが本当に「妥当だから」なんでしょうね。

「フラットで味付けのないサウンド」というのは「原音再生」といえば聞こえはいい半面、「退屈」でもあります。

オーディオの世界に「いい」「悪い」の概念はなく、各自の好みで決まるものです。

たとえば1000円のアンプを「100万円」と偽って被験者に聴かせると、本当に100万円の価値のあるサウンドと判断してしまうものなんですよ。

1000円の商品に100万円を払って満足するなら、それに越したことはありません。


オーディオは好みや先入観に大きく影響されるため、実際には低品質の安物であってもあえて高価格とすることでブランド価値を高めることができるのです。

ぶっちゃけ不当な業界としかいいようがありませんが、ユーザーがそれで納得しているので許されています。


就職活動で自分を過剰に評価したり、心にもないことを面接官に話したりするのと同じです。
それで有利になるから「嘘も方便」というわけです。



しかし残念ながらフラットである以前にSeiren V2 Xのヘッドフォン出力はSN比が悪く、16kHz以上の高音が思いっきりひずんでしまうことがわかりました。

高感度のイヤホンを使用するとPRO X DACのノイズもはっきりと聞こえてしまいます。

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