レビューそのものが信用できないとかデタラメであることも少なくないのですが、真剣な考察や理論的な解説をしていても「結果的に」妥当性を欠いたものになっている場合があります。
私も気をつけなければならないことなのですが……
レビューをすればするほど、それなりに読者や信奉者(?)が増えるほど、内容に「不足」がないか気になってしまい、つい「盛りすぎる」ことがあるのです。
本当に必要とされている情報がまとまらなくなり、余計なことをダラダラと書いてしまいます。
文字数や動画の尺を稼ぐためにやむを得ないのかもしれませんが、レビューの本質はそういうことではないのです。
一番問題なのは……それは国民性によるものなのかもしれませんが……
同調圧力です。
同じ製品やサービス、同一ジャンルのレビューは数多く存在し、サイトや動画が削除されない限りデータベースとして時間の経過とともに増えていきます。
そうなると……
自分と同じ商品のレビューを他人がしている例が次々と出てくるのです。
無意識のうちに人目を気にしたり同調圧力を受けたり与えたりするといったことが起こります。
自分の判断が正しいのかどうか不安になり、ついつい他人のレビューを引用したり参考にしたりして本来の内容が変わってきてしまうのです。
それはもはや健全なレビューとはいえません。
ブラック企業や村社会にありがちな同調圧力の産物です。
………そういうレビューが大量に見受けられるようになりました。
テンプレのような構成のブログが多く、誰かの受売りとしか思えない言い回しや、特定の言説やアカウントを盲信しているような内容が目立ちます。
しかしまぁ……そうすることがアクセスアップと売上につながっているのが現実ですし、それ自体は悪くはありませんが、はたして……そこにレビュアーの主体性はあるのでしょうか。
自分の感じたことを押し殺してまで他人を尊重するのは健全ではありません。
もちろんオーディオ系に限ったことではないのですが……
0 件のコメント:
コメントを投稿