体罰を受けた子供は、不都合なことを暴力で解決しようとする大人になるだけです。
体罰は人を「選別」することはあっても、成績のよくない人を成長させることは決してありません。
統計と因果関係の区別もつかない、教育者の風上にも置けない人間に限ってそういう「強い指導」をします。
もう教育現場そのものが負のスパイラルになっていて、教えたり学んだりする意義が失われつつあります。
人間の活動の多くがテクノロジーに置き換えられたことで、乱暴な者は立場を失って見境なく振る舞うようになりました。
静かな人はさらに静かになり、うるさい人はますますうるさくなっていく……
「刺身の上にたんぽぽを乗せる仕事」や「デスクとコピー機を往復する仕事」や「鉛筆を削る仕事」のほうがマシに思えるほど体罰は悪質です。
体罰をやめさせるのもまた体罰であるからどうにもなりません。
理屈や感情では抑止できないのです。
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