ξiFi audio ZEN CAN 3 / Blue 3レビュー いいヘッドホンアンプほど「アナログの回路が充実している」らしい。DACにはボリューム調整の概念がない
先月(0゚・∀・)ワクワクテカテカしたZEN Blue 3が、発売から1ヶ月たってもファームウェアどころか公式のサポートページすら開設されないことに不信感が募り、先日ついに「返品」の手続きを済ませました。
販売店とのメールのやり取りで見えてきたのは、
・不具合ではなく “製品仕様” である可能性が高いこと。
・返品・返金については寛容であること。
・どのメーカーのDACもノイズ軽減のため「音の出始めを意図的に無音やフェード処理している場合がある」こと。
・したがって不具合のない製品を案内することが販売店としても難しいということ。
なおBlue 3が抱える3つの問題は、
・USB DACとして24bit対応をうたっているのに16bitしか設定できない。
・USBおよび光デジタル入力では無音時にフェードアウトし、次の音の出始めが途切れる。
・TXモードの音量がいくらなんでも小さすぎる。
すまん、ZEN Blue 3を買う意味ある?
……
「フルバランス伝送」のセットアップが叶わなくなり非常に残念な結果ですが、これは仕方がありません。
ZEN Blue 3はゲームや音楽の選曲で「無音」になる場面を想定しておらず、サウンドを “常時” 垂れ流しにする前提で設計されているということでしょう。
音質や設定の以前に「そもそもゲーム用じゃないから」といわれればそれまでですからね。
音の出だしが途切れるから作曲や楽器演奏でもまったく使い物にならないです。
なんというか……
こんなことになるなら、「無音時のホワイトノイズ」なんか気にする必要がなかった。
ホワイトノイズよりも音の出始めが途切れることのほうがはるかに問題です。
USB DACは避けたほうがいいです。特にWindows11のPCを使っている場合は。
Windows10までは何ともなかったのに、11では不規則に音飛びすることがあるからです。
以前の記事にも書きましたが、この音飛びを避けるにはオンボードサウンドのヘッドホン端子を使うか、オンボードサウンドのSPDIF OUT(光デジタル出力)から外部デコーダーを使用するのが有効です。
それでSound BlasterX G6は光デジタルに対応しているので、USB DACとしては不安定なデバイスでも、光デジタルのアンプとしてなら有効活用できるということ。
結局PCのSPDIF OUTからG6に入力し、G6のLINE OUTから3.5mm→RCAケーブルでZEN CAN 3をヘッドホンアンプとして運用することになりました。
こうするとPCのRealtek Digital Outputの音量を100にしても、100を保ったままG6のボリュームノブで調整できるため、ZEN CAN 3のボリューム位置を “12時” に保つことがとても容易になります。
PC→SPDIF OUT→ZEN Blue 3→ZEN CAN 3と理想的な接続した場合、Blue 3にボリューム調整の概念がないことからZEN CAN3に入力される音がそもそもデカすぎる問題がありました。
12時どころか8~9時くらいの位置にしないと音がデカすぎて使い物になりません;
そこまで音量を絞ると左右のボリュームがズレる「ギャングエラー」が目立ち始めてしまいます。
これが心外でした。
ボリュームを調整しようとRealtek Digital Outputの音量を下げると、実況・配信に収録されるゲーム音声がそれに応じて下がってしまうのです。
そうだったのか;;;;
まぁ今回は……失敗したね……
でも親切な販売店は全額返金に応じてくれたので何も損はしていません。
しかしSound BlasterX G6の評価がどんどん高くなっていくのが面白いなwww
あの特級呪物がねぇ……
Creative Sound BlasterX G6(SBX-G6) Rev Cレビュー USBオーディオではなく光デジタルのアンプとしての評価は高い
G6が3つくらい買えるZEN Blue 3はなんだったのかと、今となっては思ってしまうよ。
イヤホンのバランス接続にこだわらずG6に直接挿して聞いてもいいし……
そりゃハードウェアとしてはBlue 3のほうが上だよ。
なんならもっと高級なDACがオーディオ界隈にはいくらでもある。
でもね、無音時に音声が途切れるような高級品なんていらないのよ。
ZEN Blue 3はまだ商品として販売できる状態ではなかったんだよ。
ALC897のヘッドホン出力はやっぱり音質がよくないです。
ZEN CAN3には3.5mmオーディオケーブルでも入力できるけど、ためしにG6からのRCA接続とPCからの3.5mm接続を聞き比べてみたら、もう明らかにしょぼいのがわかる。
音量こそかなりデカいものの、立体感やディテールが大きく劣っていて、ちょっと聞いていられないかな……という具合。
空間表現、奥行き、遠近感がダメダメ。
ALC897は1220とはハードウェアレベルで相当劣っている;
2024/09/24
iFi audio ZEN Blue 3の動作が散々だったのでSound BlasterX G6の評価がさらに上がってしまう
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