2021/08/02

救える命が増えすぎた説

病気の診断や治療、怪我の予防、事故を回避する方法などが発達し、昔よりも「救える命」が増えているためにかえって苦労しているのかもしれません……



どういうことかというと……

どんなに最善を尽くしても病気や怪我や事故を100%防ぐことはできないから。

かつて95%だったものが99%になることはあっても100%には決してなりません。


99%の条件で運悪く命を落とした人がいると、95%のときよりも厳しく責任を追及されます。

99.9%になっても99.999999%になっても……です。

マビノギのエンチャント委託でも同様のことがいえます。
成功率が高ければ高いほど失敗したときに責められます。



犠牲者の絶対数が確実に減少している半面、1人の犠牲が目立ちすぎてしまうのです。

それが保健福祉を圧迫し、社会を萎縮させ、衰退へ向かわせているのではないでしょうか……


よく考えてみてください……

リスクを恐れて遠ざかることによって別のリスクに近づいていないかを……


メディアはリスクというものを針小棒大に取り上げることが多く、かえって危険を招いている場合があります。

電気代を節約するためにエアコンを使用せず経口補水液を飲んでしのいでいる人がいますが、実は電気代のほうが安いという事実に気づかない。

算数のできない人がお金を管理するのと同じくらい滑稽です。

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