見た目は少々ごついですが、高感度イヤホンでも「サーーーー」というホワイトノイズがほとんど聞こえなくなる高級インピーダンスケーブルZY-Cable Nvwa copper-silver ER4P P to S ER4S ZY-031はゲーミングオーディオの必須アイテムです。
これを買って損をするとすれば、3.5mmではないイヤホンを使っていて物理的に端子が合わない場合だけです。
2.5mmや4.4mmの「バランス接続」のデバイスは、3.5mmのアンバランスに比べてSN比やクロストークの点で優れているため、インピーダンスケーブルの出番がないと思われます。
インピーダンスケーブルは3極のステレオミニなのでマイクを使用することはできません。
またプラグインパワーのマイクのホワイトノイズは消えません。録画・配信ソフト側でマイクのノイズ除去機能を使うのが現実的です。
4極ヘッドセットを使いたい場合は分岐ケーブルを使えばいいのですが……
デバイス側に二股ケーブル、インピーダンスケーブル、ヘッドセット側も4極プラグをマイクとヘッドホンに分岐するケーブルと、見た目がどんどんひどくなります。
ケーブルの太さやデザインも違うのでちぐはぐになってしまいます。
たとえばこんなふうになるwwwwwwwww
アナログのボリュームコントローラーのついたヘッドセットではなく、普通のイヤホンで音楽を聞いたりゲームをしたりしている人も多いので、インピーダンスケーブルはもっと広まってもいいと思うんですよね。
インピーダンスケーブルというのはその名の通り「電気抵抗」が入っているケーブルで、75Ωのインピーダンスを追加することでホワイトノイズやグランドループノイズを抑える働きをします。
聴覚的にはほとんど聞こえなくなるので「ノイズが消える」といっても決して誇大表現ではありません。
また特にイヤホン延長ケーブルを使用すると劇的に悪化する「クロストーク」も大幅に軽減できるため、独立したステレオ音声を重視するピュアオーディオにも向いています。
インピーダンスケーブルがホワイトノイズやクロストークを軽減するメカニズムはオカルトではなくれっきとした物理現象です。
オカルトだと思って買いづらい人もいそうですね。
「ケーブルで音質が変わる」なんてオカルトの世界かと思ってしまうかもしれませんが、ただ単に内部の抵抗で信号を減衰させているに過ぎません。
欠点としては値段がそこそこ高いこと(2,999円と5,303円の2種類)。
ケーブル自体の長さや太さが邪魔になること(ポータブル向きではない)。
イヤホンの仕様によっては周波数特性が変化する場合があること(BA型は変わりやすい)。
音量がかなり下がってしまうこと(アンプの出力不足に悩まされるかも)。
音源自体に乗っているノイズは消えない(収録環境がそもそも悪いため)
あまりにも高出力のアンプおよび高感度のイヤホンはノイズを除去しきれない。
しかしインピーダンスケーブルが1本あればほとんどのイヤホン・ヘッドホンで使い回すことができるので、DACやアンプを買うよりもはるかに経済的です。
3.5mmのステレオミニプラグなら何でも接続できる汎用性の高さが最大の魅力でしょう。
オーディオに興味があってホワイトノイズにやきもきしている人は思い切って買ったほうがいいアイテムです。
延々と鳴っている「サーーー」というノイズが消えて静寂になることに驚くと思います。
今までホワイトノイズに埋もれていた繊細なサウンドが鮮明に聞こえるようになり、しかも非常にクリアで音場が広がったような感覚がします。
ホワイトノイズだけでなくクロストークを軽減するメリットが非常に大きく、左右の音声の分離が向上しFPSのサウンドが改善されます。
ノイズ“感”や分離“感”ではなく物理的(電気的)に音質がよくなります。
ゲーミングオーディオとの相性は最高です。
2022/8/6追記
XDUOO Link2 Balはインピーダンスケーブルがなくてもホワイトノイズが聞こえないUSB DACです。発熱もほとんどなく、筐体も非常に高品質な仕上がりとなっています。
こちらは「18000円の宝物」になりそうです。
ZY-001を何本も買える値段のため、Link2 Balに手を出すのは少々ためらってしまうでしょう。
いろいろな機器で手軽に聞きたい場合はインピーダンスケーブルのほうが便利ですが、Link2 BalはUSBかLightning端子のあるデバイスと互換性があるので、デスクトップパソコン、ノートパソコン、タブレット、Nintendo Switch、iPhoneに到るまで幅広く使用することができる利点があります。
下手なゲーミングアンプやゲーミングDACよりLink2 Balをおすすめします。
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