理想も願望も要求も、つまるところ「自分にとって都合のいい相手」と言い換えることができます。
そんなものにいつまでも夢を見続けている人の行く末は…………
都合のいい人間にもっとも近いもの……それは「自分の親」です。
わがままを聞いてこれまで育ててくれた親ほど「都合のいい人間」はいません。
「でも実際にそういう親がいるのだから、ほかにも都合のいい人がいてもおかしくない」
たしかに理論上は存在するかもしれません。
しかし……
相手に求めるばかりで、自身から提供できるものが何もなければ、どこかで破綻してしまいます。
非常に危険な綱渡りです。
破綻しないギリギリを保っているカップルは「共依存」や「DV」というきわめて深刻な状態であることが多く、最悪共倒れの運命が待っています。
「危険な綱渡り」や「リスク」を徹底的に避けるなら、そもそもパートナーなんか求めないんですよね。
つまり……どう転んだってそういう人は独身になってしまうのです。
「独身だと自分が病気になったときにどうやって生き延びるのか?」という質問に、「パートナーに迷惑をかけたくないから一人で死ぬ」と答えます。
そのくらい達観というか諦観してしまっているんですよね……
若い人たちの間にどんどん悲観的な思想が広まっている状況で「少子化対策」なんてほとんど意味がありません。
対策をしているアピールだけで本質的な解決にはなりません。
世の中の悪い部分だけを知りすぎたのでしょうか。
決してそれがすべてではないはずなのですが……
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