少し前は「子供部屋おじさん」というネタがそうであったように、「親ガチャ」や「もう終わりだよこの○○」のような話題がネットの世界から現実へ浸透し始めました。
ネットスラングがリアルへ持ち込まれる──持ち込むというより持ち出すといったほうが適切?──機会が多くなると、「ネットとは違う高尚な(笑)メディア」はすぐに目をつけて面白おかしく煽ります。
問題は……そうした話題が単なる「流行」にとどまらず、深い爪痕を残すことなのです。
バカの一つ覚えというのもバカらしいくらい「親ガチャ」という言葉を連呼したり見聞きしたりしている人もいますが、否定的だった人がやがて受け入れてしまうことがあります。
それほど親ガチャというのは多くの人にとってコンプレックスであり、多様性やSNSでつながりを持つことの弊害になっているといえます。
安易に誰とでも情報を共有し合い、思慮を欠いて衝動的に広まってしまうのが厄介です。
やはり……拡散され定着しやすいのは、真実よりも面白おかしく扱われている情報。
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