ほんの数分前まで点灯したのに突然まったく反応しなくなりました。
2018年11月25日の購入から2年半ほどでバッテリーが使用不能に……
給電すると一瞬点灯するが…… |
充電ケーブルMCC IIをつないで給電していると点灯することから本体の故障ではないと判断しました。
しかしインジケーターランプは「満充電」を表す緑色を示しているため充電を継続することができず、自動的に給電を停止し消灯してしまいます。
これは典型的なリチウムイオンバッテリーの故障…寿命です。
理不尽に思われるかもしれませんが安全な最期を迎えています。
バッテリーの安全回路が動作を止めてしまうためです。
現在バッテリーの手配中のため、交換できしだい報告します!!
バッテリーを交換しただけで直りました!
H2R NOVA NWは買ったことを後悔するレベルで、土日が休日のため対応できないという、
片言の日本語の担当者とメールでやり取りした末、返品し、
絶妙なタイミングでこの新製品かつ限定品がリリースされたため、
差額を払ってでも手に入れました。
S1R BATON IIをベースにしたコレクション向きの実用的なEDCライトです。
オリジナルがアルミ合金であるのに対し、チタン合金を使用したプレミアムな設計になっています。
オリジナルのLEDはCool Whiteのみですが、春秋はNeutral、夏銅はCool、冬はWarm Whiteです。
春夏秋冬の4モデルと、純銅製のずっしりと重たいモデルのラインナップがあります。
春夏秋冬モデルは各3000個、純銅製は5000個の限定生産です。
こういうパッケージを見るとどうしても「Apple製品のような」と表現したくなりますね。
Apple製品を一つも持っていないけどwww欲しいんだけどね……
優しい白色で絹目調のしっかりした厚紙のケースの中に収められています。
無駄な梱包材を使用していない合理的なパッケージです。
ふたの裏側には「THANK YOU!」の文字が。
これは贈り物としても最適な商品です。
オリジナルのS1R IIと違ってWarm WhiteのCree XM-L2を採用しているため、
最大ルーメンが1000→850、CCTが6500K→3000K、CRIが70→80に変更されています。
明るさと色温度が下がり、演色性は高くなっているということです。
この鮮やかなブルーのベゼルはステンレス製です。
手のひらにぴったり収まる大きさ。
チタンはアルミに比べて熱伝導率が低いため、触ったときの冷たさが感じられません。
「ガラスと水晶を見分ける方法」として知られている、「唇に当てて温度を比較する実験」でよくわかります。
真冬に素手でライトを握ってもあまり冷たくないという実用上のメリットがある半面、
放熱性が悪く基板を傷めやすくなっている可能性が否定できません。
実際には壊れるほどの出力では点灯せず、余裕を持って設計されていると信じたいのですが、
念のため気をつけておきたいところです。
HIGHモードで点灯するとベゼルは熱くなるのに、密着しているヘッド部分はさほど熱くなりません。
ステンレスとチタンの熱伝導率の違いがよくわかります。
ベゼルは見た目のアクセントだけでなく、先端部の保護と放熱を兼ねている重要なパーツと考えられます。
チタンは熱伝導率こそアルミやステンレスに劣りますが、
「デュロン・プティの法則」により熱容量は他の金属とほぼ変わらず、
最終的な放熱性に差はないと考えられます。
もちろん熱の移動に時間がかかるというのはありますが……
テール部分ではなく、ヘッドとグリップを回転させて本体を分離することができます。
凸凹のローレットのある胴体部分がヘッド側にねじ込まれている形になっています。
旧型はテール部分がキャップのようになっていました。
クリップを取り外してからのほうがいいかもしれません。
充電池はS1R IIの専用品といってもいいくらい特殊な仕様のため、
不用意にほかの充電池を入れないほうがいいそうです。(保証対象外になる恐れ)
複数の充電池を直列で使用するのを避ける目的で出っ張りのある形状になっています。
IMR16340の容量は550mAh……3000mAhの18650と比べてかなり少ないですが、
充放電能力が強化されているため、単純に劣っているというわけではありません。
正極にマンガンを使用した「マンガン酸リチウムイオン二次電池」で、
普及型のコバルト酸リチウムとは異なる性質のバッテリーとなっています。
高出力で低コストかつ安全性の高い充電池ですが、容量は少ないという特徴があります。
さっそく点灯してみると……やった……やったぞ…!
私の望んでいた暖色系の優しい光が出た!!
私が持っているほかの小型ライトと並べてみました。
左からミニマグライトAA(電球)、マグライトXL100、XENO ES1、S1R II。
TIRレンズはすり鉢状というかラーメンのどんぶりのように凹んでいます。
どうもレンズの内側に小さな傷かゴミが入っていて、じっくりのぞき込むと見えます。
しかし配光に影が映り込むことはないので許容範囲ということにしましょう……。
シリアルナンバーは箱の裏側のシールと、本体のヘッド側に刻まれています。
クリップで隠れそうな位置にあります。
……クリップを外すと変な感じがしますねぇ……
さすがにクリップまでチタンというわけにはいかなかったようです。
磁石につくので鉄製だと思われます。
底面には充電端子があり、磁石を内蔵しているため鉄の壁などに貼りつきます。
短絡保護の設計になっているため安心して使用することができます。
この紙箱の中に電池ケース、充電ケーブル(MCC II)、ストラップが入っています。
充電ケーブルも改良されているそうです。
従来品よりも薄くなり、電流を多く流せるようになっています。
4.2V 1Aとありますが、実測値では5Vが流れているとか。
充電ケーブルをUSBポートにつないで給電されると緑色のランプが点灯します。
OLIGHTの刻印がありません。
これをS1R IIの底面に貼りつけると赤色のランプに変わり、充電が開始されます。
磁力によってカチッとしっかり固定されるので安心です。
マニュアルには限定品5種の詳細が書かれていますが、
実質的にCW、NW、WWの違いしかありません。
重さはオリジナルのアルミ製は51グラム、チタン製は62グラム、銅製は90グラムとなっています。
私のように暖色系の光が好きな人は「Winter」で決まりですね!
こんなカードが入っています。Winter…冬です。
マビノギもスカイリムも冬のイメージがあるので非常に雰囲気がいいです。
パッケージの写真よりも実物のほうがかっこいい……!
1Aを5Vで給電を行うため、550mAhのバッテリーは50分ほどで充電が完了するということらしいです。
S2R IIは4時間半かかるということです。
日本語の説明はこの2つだけ。
さすがに充電ケーブルの色まで合わせることはできなかったようで……
充電中にライトを点灯させることが可能です。
できればボタンも黒ではなく本体の色に合わせてほしかったですね。
残念ながらこの部分だけは金属ではなくシリコーンゴムのような材質です。
スイッチを押した感触はカチッというよりプチッに近く、弾力のある硬い革を押しているようなイメージです。
ライトを点灯させると一瞬遅れてバッテリー残量に応じたインジケーターランプが光ります。
MOONモードではインジケーターランプはつきません。省エネですね。
100%~60%=緑
60%~10%=黄というかオレンジ
10%以下=赤
HIGHモードで点灯すると、バッテリー残量が十分に残っているのに黃ランプになる場合があります。
いったん消灯してからLOWやMEDIUMで点灯しないと正しく表示されません。
最大光量で使用するならランプが黄色になったら充電するのがいいと思います。
黄色になってもTURBOモードを使用することができます。
細かいことですがインジケーターランプにはフリッカーがあり、ランプが黄色のときにライトを素早く振ると
緑・黄・赤の光線が規則的に発光していることがはっきりと確認できます。
赤色になるとHIGHモードにしてもすぐ減光してしまいます。
充電しましょう。
充電しながらライトの細部をじっくり観察していると……
MCC IIが緑に点灯し、もう充電が完了していました!!!
初期状態でもある程度の残量があるとはいえ、満充電までに30分かからなかった……
実はS1R IIではなくS2R IIのほうが18650を使用するのでランタイムが長くていいと思っていたのですが、
S1R IIは充電能力が強化されているという情報を知り、バッテリー容量の少なさを充電サイクルで補えると考えるようになりました。(S2R IIのバッテリーはIMRではないらしい)
「予備の充電池を持ち歩けばいいのでは?」と思われるかもしれませんが、
最近はスマホやワイヤレスイヤホンのためにモバイルバッテリーを携帯していることが多いです。
あえて充電池を手に入れなくても、持ち物の中に充電ケーブルを加えるだけで済むのです。
完全ワイヤレスイヤホンの収納ケースがバッテリーを内蔵した充電器となっている製品があるように、
S1Rもこまめに充電して運用するのがニーズに合っているのではないかと私は考えています。
専用の充電池を買ったところで容量は550mAhしかないので、モバイルバッテリーのほうが便利です。
ニッカドやニッケル水素電池と異なり、リチウムイオンバッテリーには継ぎ足し充電による害がありません。
むしろ放電しきってから充電することのほうがはるかに負担がかかります。
容量の少ないS1R IIはいつでも充電して準備することができるのです。
セルも進化しているはずだから、充放電を繰り返してもすぐに劣化するようなことはないと思います。
たとえバッテリーが故障しても1年の保証があります。(ライト本体は5年)
バッテリーが壊れるのは、高熱、過充電・過放電、物理的な衝撃、不当改造が原因です。
通常の使用で不具合が起きるとすれば、よほど品質が悪いということになりますが……
S1R IIのIMR16340はハイブリッド自動車や電子タバコにも採用される安全性のバッテリーで、
容量こそ少ないものの物理的な衝撃による熱暴走が起こらない(起こりにくい?)構造になっています。
H2R NOVAとまったく異なる、非常に美しい円形の配光です。
あんないびつな菱形で中心にダークスポットのある配光とはまったく違います!
レッドレンザーのブルームーンフォーカスのような明瞭な輪郭ではないですが、
本当にきれいな円形で、満月というより、もやの中に浮かんだ太陽に見えます。
スポットの周辺光も明るく、フォーカスの調整機能がなくても日常で使いやすい配光になっています。
スポットは非常に太く(広く)、均一に照射されています。
TIRレンズのクオリティがとても高いです。私はハニカム構造のレンズより好みです。
不快なダークスポット、明るさのばらつき、色合いの歪みなどが一切ありません。
オレンジピールリフレクターのライトよりも均一で見やすい光です。
中心光が非常に太く明るくて、
手元を見てわかるように、180°近い拡散光もあります。
この広い拡散光のため、ライトを正面に向けて歩いていても自分の足元がほんのり明るくなります。
中心光と拡散光の境界は明確ですが、コントラストが低いため非常に自然な感じがします。
くっきりしていると疲れるし、ぼやけていても照らしにくいという絶妙なバランスです。
決して遠距離を明るく照らすことはできませんが、自分の周りがよく見える明るさです。
遠距離を照らす能力は低いですが、至近距離~中距離では非常に運用しやすい配光です。
一番暗いモード(MOON:0.5ルーメン)でもフリッカーがありません!
これがとても嬉しいポイントです。
H2RはMOON(1ルーメン)のチラツキが気になって仕方なかったです。
S1R IIは指先を振っても残像がなく、肉眼で見る限りフリッカーレスです。
私はLEDの詳しいことはよくわからないのですが、
低出力時のランタイムの長いライトはフリッカーという「間欠点灯」によって時間を伸ばしているのではないでしょうか?
S1R IIの0.5ルーメンで8日間というのはやけに短い気がしました。
H2Rは1ルーメンで45日間。
どちらも仮に1ルーメンで点灯したとしてざっくり計算すると、
S1R IIは1日137.5mAh、H2Rは66.7mAhの消費です。
S1R IIのほうがルーメンあたりの燃費がはるかに悪いということになります。
LEDの種類が違うのでなんともいえませんが、この差がフリッカーによるものと考えれば納得できます。
LEDもバッテリー容量も同一と思われる旧型S1RのMOONモードは15日間でフリッカーがあります。
ルーメン値も同じなのに新型のランタイムが半分しかないのはフリッカーレスだからでしょうか。
IMRとそうでないバッテリーの違いもあるのでしょうか?
間違っていたらごめんなさい。どういう仕組みなのか教えていただけると嬉しいです。
私はフリッカーのないライトを求めているのでランタイムが短くてもS1R IIのほうがいいです。
2メートルほど離れた壁や植物に照射しました。
LOWモード(12ルーメン、20時間)
MEDIUMモード(60ルーメン、3時間40分)
HIGHモード(550→1分半→250ルーメン、1.5+45分)
TURBOモード(850→1分半→250ルーメン、1.5+37分)
さすがにMOONは暗すぎるので50cmくらいまで近づいて照射しました。
MOONモード(0.5ルーメン、8日間)
中心光が広くて非常にきれいな照射のため、ライトを持って照らすと満足感のようなものが得られます。
夜道を歩いてみると、広い中心光と拡散光のおかげで周辺をはっきりと見ることができます。
HIGHとTURBOは近距離で垂直な壁を照らすと明るすぎるので、写真では白飛びしてしまいました。
もう少し離れた地面に向ければちょうどいい明るさになります。
日常的にはMEDIUMが使いやすいですが、3時間半しかもたないので夜間の活動には難しいでしょう。
MEDIUMで連続点灯していると、3時間20分後に明るさが自動的にLOWに下がりました。
それと同時にインジケーターランプが赤に変わりました。
赤の状態ではHIGHやTURBOモードで点灯しても一瞬でLOWに減光してしまいます。
リチウムイオンバッテリーを保護するためにも早めに充電するようにしましょう。
満充電まで最長でも60分程度で済むので、よほど遠方へ外出でもしない限り、
コンビニで買い物や食事中に充電したり、駅やバス停での待ち時間に充電したりすれば、
明かりが消えてしまうようなことは起こらないと思います。
モバイルバッテリーとケーブルとライトを入れたポケットの中で充電しておくこともできます。
充電中の発熱は少ないため、体温を考慮してもよほど安心できると思います。
満充電になると自動的に給電を停止するため、「トリクル充電」は起こりません。
LOWは屋内では十分に明るいですが、外で使うには暗いです。
屋内では壁や天井に反射する光が加わって明るくなるものなのですが、屋外にはそれがなく、
多くの光が拡散してしまうためです。
HIGHとTURBOは1分半後に減光するのではなく、1分半かけてゆっくりと減光していきます。
最大ルーメンで点灯できるのは瞬間的なもので、最高輝度が1分半持続するわけではありません。
点灯した直後からヘッド部分が発熱し、触ると熱く、光さえも暖かく感じるほどになります。
1分半後の減光モード(250ルーメン)でもヘッド部はかなり熱く、簡易的な懐炉(かいろ)のようです。
しかしグリップ部分はさほど熱くならないため、素手でも握ることが可能です。
輝度は安定していて、チラツキはもちろんありません。
「モバイルバッテリーから充電しながら使う」こともできるのですが、ケーブルが50cmほどしかないのと、
MEDIUMはともかくHIGH以上の発熱でバッテリーにどのくらい影響するのかがまだわからないため、
推奨することはできません。公式に「充電しながら使う」ことに関するアナウンスがない以上は……
たとえ発火や爆発の危険性がないとしても、高温で充放電を行うと確実に劣化します。
当然ですがランタイムを重視するとバッテリーは大容量化しライトも大きくなります。
S1R IIは「外出中でも手軽に充電できるライト」と考えて、小型であることの携帯性を活かす方向で
運用するのが正解なのだと私は感じています。
「予備の電池を携行する」というこれまでの常識が覆されるかもしれません。
「え~~予備の電池なんか持ち歩いてるの~??オジサンくさ~い!」
スマホの予備バッテリーをわざわざ用意して持ち歩いている人がいないのと同じように、
懐中電灯の電池も用意する必要はなくなり、モバイルバッテリーで済むようになるのでしょうか。
電池の信頼性を疑っている人は、最初から充電式ではなく使い捨ての電池を使うはずです。
昔、護身術の教本で紹介されていたシュアファイアというライトに憧れていたのですが、
ライト自体が高価なのと、3Vリチウム電池(123A)の費用がヤバくて買えませんでした。
それと同等のライトが今、妥当な価格と運用しやすい充電池の実装によって手に入る時代になったのです。
Ankerの2nd Gen Astro E1(5200mAh)を使って充電したのですが、
55分で緑点灯し、しばらくすると消灯しました。
モバイルバッテリーからの給電も自動的に停止したので無駄がありませんね。
リチウムイオン電池は充放電を数回繰り返すことで最高のパフォーマンスを発揮できるといいます。
まだ新品なので上手く計測できなかっただけかもしれません。
容量の大きい2ポートのAnker PowerCore10400を使用して充電すると、
53分で緑点灯し、2分後に消灯しました。
AukeyのUSBチャージャーを使用しても50分では緑点灯しませんでした。
60分で緑点灯しました。
公称値より10分遅いですが、きちんと充電完了の状態になりました。
2回計測して2回とも60分です。残量10%から100%まで1時間かかるということです。
少し神経質になっていたかもしれません。
10分程度なら誤差の範囲ですし、充電器や電池の状態や温度にも左右されるでしょう。
「(一晩中)充電しっぱなしでも充電池は台無しになることはありません」といった旨の回答もあります。
充電したままでも過充電とならないように安全マージンが十分に確保されているのでしょう。
モバイルバッテリーは満充電後に自動的に給電を停止するので問題ありません。
むしろACアダプターよりもモバイルバッテリーのほうがよさそうですね。
念のため強調しておきますが、
リチウムイオン電池にはニッケル水素電池のような「メモリー効果」がなく、
どのタイミングで充電してもいい設計になっています。
残量が10%になってから充電する、というようなことをわざわざしなくても大丈夫なのです。
ライトを点灯させた厳密な時間を気にせずにいつでも充電をすることができます。
継ぎ足し充電をしたからといって性能が低下することはありません。
むしろ限界まで放電するのを待ってから充電を開始することのほうが寿命を縮めさせます。
リチウムイオン電池は電圧が一定以下になると二度と使用できない状態になるため、
過放電を防止する設計になってはいますが、限界を超えて繰り返し放電するのは、
電池を劣化させるだけなので絶対にやめましょう。
継ぎ足し充電の頻度や回数よりも、高温や衝撃、過放電・過充電のほうが問題なのです。
そもそも満充電を待たなくても任意のタイミングで使用することができるので、
10分や20分程度の時間でもまったく問題はありません。
リチウムイオン電池はそれほど自由度が高いバッテリーなんですよ。
0%→100%の充電を徹底して行うよりも、
浅い充電を繰り返すことのほうがリチウムイオン電池の寿命を伸ばすことができます。
IMRは過放電に弱いうえ自然放電も多いらしいため、こまめに充電することが大切といえます。
だからEDC(Every Day Carry)ということです!
MOONモードで点灯したS1R IIを撮影した写真。 0.5ルーメン。
LEDを直接のぞき込んでもまぶしくありません。
マグライトXL100にはひどいフリッカーがあり、縞模様がまともに写ります。 ルーメン値不明。
XL100は無段階で明るさを調整することができるので正確なルーメンがわかりません。
色温度が非常に高くまぶしいです。薄紫色に見える光です。
XENO ES1にはフリッカーがありません。 1.2ルーメン。
LEDを直接のぞき込むとまぶしいです。
医療用や検眼用のペンライトとして1ルーメンや4ルーメンの製品がありますが、
「まぶしくて目に当てられない」というレビューも目立ち、明るすぎるのではないかと思っています。
環境光にもよるのでしょうけど、0.5ルーメン程度が妥当なのではないでしょうか。
もし医師や救命士など患者の目を確認する方がおられましたら参考にしてください。
ペンライトよりもスイッチを押しにくい形状なので不向きだと思いますが……
ネット上のレビューなど「医師エアプ」の可能性すらあるのであまり信用できません。
私の意見ではなく必ず現場に携わる本職が判断するようにしてくださいね。
ミニマグAA(14ルーメン)、XL100(?ルーメン)、ES1(1.2ルーメン)、S1R II(0.5ルーメン)。
ES1をLOW(40ルーメン)、S1R IIをMEDIUM(60ルーメン)にしました。
ES1とS1R IIのMEDIUMモードを比較すると、S1R IIの中心光の大きさが際立ちます。
S1R IIのほうが色温度が低く、より赤っぽく、私の好みの光になっています。
Winterの特別モデルというだけあって雪道や長い夜での使用を想定しているのでしょう。
白色光は積雪の地形が見えにくい場合があるので、暖色系のライトが好まれているそうですね?
霧や降雨・降雪で視界の悪い環境でも暖色系の光は見やすいです。
明るさこそ白色光に劣りますが、実用性は高いと私は考えています。
ES1とS1R IIのMOONモードを比較すると、ES1のほうが明るいことがわかります。
1.2ルーメンと0.5ルーメンはこんなに違うのですね。
より安価で暖色のライトが欲しければXENO ES1がおすすめです。
3年前にレビューを書いています。
🔗XENO ES1 V2 WW 【CREE XP-G2 電球色 Warm White LED : 2600-3700K】使い方とレビュー
大量の写真で暖色光と白色光の比較をしているサイトを見つけました。
🔗暖色ライトがおすすめです!暖色と白色を徹底比較!暖色光の充電式防水LEDランプ
雰囲気の違いだけでなく雪道を照らした際の視認性が重要です。
もっと暖色系のライトのラインナップが増えるといいですね。
2700~3500K=Warm White
霧や煙を効果的に透過する性質のある光のため、消防や災害救助活動に向いています。
いわゆる電球色で、キャンプ、食事、団らんなど緊張から解放されるおだやかなシーンに最適です。
Cool Whiteと比較して青色光の強度が3分の1程度しかなく、まぶしさが抑えられています。
消費電力に対するルーメン値がもっとも低い(ようするに暗い)のが欠点です。
4500~5000K=Neutral White
滑らかな拡散性があり、鉱山開発、洞窟探査などの長期間の地下作業に最適です。
ヘッドライトやタスクライトに採用され、近接照射に特化した製品も多いです。
LEDの個体差によって緑っぽさやピンクっぽさといった色偏差が目立つ場合があります。
演色性の高さを売りにしているLEDはこの色温度であることが多いです。
5500~7000K=Cool White
太陽光に近く、鉄道、駅、ガソリンスタンド、倉庫、船舶などの作業用に適しています。
目標物を正確に照らし、防犯や警備のほか夜間外出など遠くを照らす用途に向いています。
コントラストが高く、床やテーブルの小さなゴミや、空気中を舞うホコリがよく見えます。
多くのLEDライトがこの色温度であり、明るさを求めるのなら最有力となります。
LEDというのは短期間で大きな進化を遂げているため、古い情報に妨害されやすく、
データを鵜呑みにして勘違いしてしまうケースが少なくありません。
LEDのチップそのものよりも、リフレクターやレンズの改良による差が大きく、
バッテリーの容量や出力も高くなっているので、数年前の情報はあてにならないことがあります。
最新のLEDを取り寄せてライトを自作しようとしても、リフレクターとレンズは既成品を流用するなら、
配光を高精度に制御することは難しくなってしまいます。
かつてホームセンターや家電量販店で売られていた「マグライト」は、最近は見かけなくなりました。
それなのに「懐中電灯といえばマグライトが有名である」などといわれても「は?」となってしまいます。
S1R IIのことをまとめると…
・充電が早い!(60分)
・フリッカーがない!
・近中距離で非常に使いやすい配光!
・珍しい暖色系の光!
・冬は懐炉代わりになる!
・クリップもチタンにしてほしかった;
・充電池の代用品の入手が困難;
・小さすぎて持ちにくいと落としそう;
・限定品は高い;
・MEDIUMモードのランタイムは3時間20分;
・インジケーターランプの黄色と赤色が見分けにくい;
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