2021年5月6日木曜日

SBX-G5 Sound BlasterX G5のバーチャルサラウンドを無効にする方法 ボイスチャットの設定

 

SBXボタンを長押しするだけで無効になる。

本体横にあるSBXボタンを長押しすると白いランプが消えます。

これでG5のバーチャルサラウンド(2chのステレオ信号にも関わらず音がぼやけるエフェクト)や「音量が勝手に変わる現象」がなくなり、ソースに忠実なサウンドを聞くことができるようになります。

なぜかこの操作が商品説明にも公式サイトにもはっきりと書かれていないんですよね。

G5を購入するとデフォルトで有効になっているこの不要なサウンドエフェクトを無効化する方法がわからなくて処分してしまった人も多いと思います。

無効にすると純粋なステレオ音声を再生することができ、ゲーム本来のサウンドが蘇ります。





SBXボタンを押すとまた有効になる。

映画やゲームを楽しみたい人(エンジョイ勢)にはいいかもしれませんが、このサウンドエフェクトは音質を大幅に劣化させてFPSでは不利になることがほとんどなので、真面目にプレイするのであれば無効にするのはとても大切です。


特にパソコンを持っていない人がコンソールゲーム機で使用する場合、どうやって設定を切るのかわからないと困ってしまいます。


というか……「SBXボタンを長押しする」ことを商品説明に書いておかないと不良品と思われても仕方ありませんよね。

・音がこもって聞こえる
・変な反響がする
・音量が勝手に変わる
・音の方向がわかりにくい


このような理由で手放した人が全世界にどれほどいることやら………

余計な機能をつけるのなら、設定を切る方法をきちんと教えてくれないのは不親切でしょう。



ちなみにG5には動作がおかしくなったりプリセットを初期化したりしたい場合の「リセット」コマンドもあります。

PCまたはUSB充電器から通電されている状態で、Scout Modeボタンとボリュームコントロールノブを同時に5秒以上長押ししてください。
インジケーターランプが激しく明滅して内部の設定が出荷状態にリセットされます。


これも商品説明に書いていなく、不親切というほかありません……










G5はWindows10のPCにUSB接続すると、自動的にドライバーがインストールされて使用できる状態になります。
クリエイティブのサイトからドライバー・ソフトウェアをダウンロードする必要はありません



G5のドライバーの更新はWindows Updateを通して行われます。

通常は必要に応じて自動的に適用されるので操作する必要はありませんが、「X570チップセットとUSBの問題」などが起きている場合はWindows Updateを確認してください。

このドライバーは非常にまともです。クリエイティブ公式サイトとWindows Updateでは担当者が違うのでしょうか??
あるいはマイクロソフトから提供されるドライバーが優秀だからでしょうか。




G5のマイク入力にはさまざまな音声処理がハードウェアに実装され常時有効になっていて消すことができないため、ボイスチャットソフトの「エコー除去」や「ノイズキャンセリング」の項目は無効にしなければなりません。

Discordのエコー除去とノイズ軽減を無効に。

Steamのエコー除去とノイズキャンセリングを無効に。

DiscordやSteamのボイスチャットの設定でエコー除去とノイズキャンセリングの項目を無効にしましょう。
ボイスチャット側を無効にしないとG5側にある同様の機能が重複してしまい、音量が不安定になったり途切れたりすることがあるからです。






何度も言いますが、G5の正常な動作に必要なのはWindowsが自動的に適用するドライバーだけです。最新のバージョンは1.16.4.14で日付は2020年10月9日。マイクロソフトの正式な署名入りの信頼できるドライバーです。

クリエイティブのサイトからダウンロードする「BlasterX Acoustic Engine Pro」は不要です。2018年3月8日を最後に3年以上も更新されていないソフトウェアですよ。まともに動作すると思ってはいけません。
FPSゲームに有用な機能はないし、不具合や遅延の可能性が高くなるだけです。




https://youtu.be/xr0riy7t9j8

G5にLogicool G433ヘッドセットを接続し、マウスクリックと同時にゲームの効果音が鳴るか検証しました。

遅延は感じられません。

チッチッチッというマウスクリック音、ピッピッピッというゲームの効果音、そしてウィンドウの開閉が一致していますよね。

私も驚いています。いや、私が一番驚いています……なんで遅延がないのかと……。



「ゲームの音声」と「ゲームの映像」には遅延があるようには見えませんが、「マイクの音声」はやはり他のデバイスと比べて遅延が大きいことを確認しました。




G5自体が独立したDACであることは理解していましたが、マイク入力にノイズキャンセリング等の処理が行われていることもわかりました。マイク入力にはCrystalVoiceという機能がハードコードされていて無効化することができません

G5には「SB-Axx1」というオーディオプロセッサーが内蔵されていて、これはPCに依存せずに音声の入出力を処理できる能力を持っています。

G5はPCと接続すると汎用な「USB Audio Class」として認識され、音声の入出力を行うデバイスとして振る舞うようになるのですが、G5自体がSB-Axx1によって処理を行うためソフトウェアを必要とせず、Windowsが提供する標準のオーディオドライバーのみで問題なく動作するというわけです。


残念なのはSB-Axx1を完全にバイパスする機能がG5本体にはなく、無効化のためにBlasterX Acoustic Engine Proを使用しなければならないということです。最初に紹介した「SBXボタン長押し」で実質的にバイパスすることになるのかもしれませんが。
G6は本体操作のみで「ダイレクトモード」を有効にできるようになっています。

ところがSB-Axx1をバイパスしてDACに直接出力するダイレクトモード使用時には、マイク入力ができなくなります

つまりSB-Axx1は音声の入出力を個別に処理する能力は持っていないのです。

それでも「SBXボタン長押しでエフェクトを無効にする」ことでサウンドは音源に忠実に再生され、マイク入力を利用できる状態になるので、ゲームとボイスチャットの最適な両立は可能です。




私はてっきりSB-Axx1に問題があると思っていたのですが、改めてG5を使用してみたところハードウェアには何ら異常がみられないため、ソフトウェアがダメだったのだと痛感しました。

それでPS4やSwitchやXBOXなどコンソールゲーム機でG5を使用する場合は、問題のあるソフトウェアが原理的に介入しないので、PCで使用する際にありがちな不具合は起こらないということです。

G5は電源さえあれば単体で音声の入出力を行えるオーディオインターフェースとして動作するのです。これがほかのメーカーのゲーミングオーディオデバイスとは一線を画すところです。

USB接続によって汎用なオーディオデバイスとして動作するのは共通ですが、実際の音声処理をソフトウェアが行うかデバイス自体が行うかの違いがあります。




G5はもともと単独で動作する設計になっているのだから、わざわざソフトウェアを利用すると上手く動かなくなるんじゃないですかね………こう考えると全部つじつまが合います。

ゲームのサウンドはゲームエンジンでレンダリングが完結し、OSのミキサーを通ってオーディオデバイスへと出力される仕様なので、仲介するソフトウェアは妨害的に作用することが多く、独自の処理は逆に音質や定位を損なわせているのが現状です。

余計な処理をするオーディオプロセッサーよりも、質の高いDACとアンプを売りにしている製品を選んだほうがいいでしょう。



ゲームのサウンドはOSのミキサーを通って出力されている」という意味をよく理解していない人が非常に多いです。「デバイスがサウンドをレンダリングするのだからデバイスの性能に依存するのだ!」と思い込んでいる人がいますが、それは違います。WindowsXP以前のシステムではPCゲームの音源にサウンドカードのサポートが必要でしたが、現在のゲームはCPUで処理が完結する仕様だからです。

ゲームを起動したらWindowsのタスクトレイにあるスピーカーのアイコンを右クリックし、「音量ミキサーを開く」を押してください。「アプリケーション」の中にそのゲームタイトルがありますよね。ミュートしたり音量を変えたりできるのがわかるはずです。

つまりゲームの音声はデバイスを専有してレンダリングする仕様にはなっておらず、OS共有のミキサーを通って出てきているだけなのです。バーチャルサラウンドはそこで処理を行うので、ミキサーのサウンド全体に影響してしまいます。相手のボイスチャットの声にまでサラウンドが適用されて聞きづらくなるのはそのためです。

ゲームエンジンに実装されているサウンド設定の立体音響やHRTFといったオプションは有用でも、デバイスや仲介するソフトウェアによる同様の機能は基本的に劣化させるだけだということがわかるでしょうか。20~30年前のゲームの話をしているわけではないのですから。

3Dゲームのプログラム自体が、ゲーム世界の三次元空間の任意の座標で生じるサウンドイベントをプレイヤーとの相対的な位置関係に基づいて演算し、実際のゲーム画面の視点でどのように聞こえるかを出力しているのです。


音質や周波数特性に影響するアンプと振動板(ドライブユニット)を選ぶことには意味があるし、遮音性や低音の再現性を左右するイヤーピースを吟味することも重要ですが、ゲームサウンドそのものはデバイスに依存せずに処理されていることを覚えておきましょう。


どうしてもG5のバーチャルサラウンドやSmart Volumeという音量を受動的に調整する機能などを利用したい場合は、メインで使用するPCとは別のサブ機にBlasterX Acoustic Engine Proをインストールして設定することをオススメします。
メインのPCにインストールすると標準のドライバーを上書きする恐れがあり、遅延やフリーズなどの問題を起こしやすくなるからです。




G5のマイク入力のノイズリダクション機能は想像以上に強力です。PCファンや扇風機などの「一定音量で連続する音」に対して非常に効果的で、3秒間ほど音を検出したのち「スッ…」と音が消えます。まるで編集で音をカットしたかのように扇風機の音を拾わなくなります。

しかしそのノイズリダクションが災いして、基本的にマイクの音が小さいという欠点があります。口元にセットできるヘッドセットのブームマイクでないと使い物になりません。卓上や胸元にマイクを置いてもゲーム実況やゲーム中のボイスチャットでは声が小さくて聞き取りづらくなってしまいます。


https://www.youtube.com/watch?v=fY3_5fMCffs

このような極端な条件でも、風の当たる音が軽減されていることが確認できます。3秒間のモニタリングで騒音を判断し自動的にノイズリダクションが適用されているようです。
実際には「風が直撃」するような条件でマイクを使用することはないので、G5のマイク入力ではファンの音がほぼ無音になります。



結局G5はマイク入力の遅延音量の小ささの問題が解決しないので使用を中止しました。

設定やドライバーの問題ではなくG5の限界なのであきらめます。

ゲームの音声にぴったり合わせて口ずさんでも声が遅れて収録されるのは致命的です。



Realtek Audio ALC1220(オンボードサウンド)やPRO X DACは非常に遅延が小さいので、もうG5を使うことはないでしょう。
2021年現在、G5に1万円の価値があるとは思えません。


PRO X DACはロジクールのソフトウェア「G HUB」をインストールしただけでWindowsのスピーカー構成が「7.1サラウンド」に固定されてステレオに変更できなくなる問題があるので、マウスやキーボードをロジクール製品で統一している人は要注意です。

なぜならすべてのゲームタイトルが7.1サラウンドで正しく動作するわけではないため、ステレオに比べて音がぼやけたり「全方向から反響」して聞こえたりして使い物にならない場合があるからです。

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