すべてが自動化されるその日まで…。
人類滅亡の具体的なシナリオは疫病でもなければ食糧難でもなく、戦いや争いでもなければ天変地異でもないのかもしれません。
人間が自滅するというよりは、機械に置き換えられていくのが現実的です。
ロボットもコンピューターも現時点では「動力」と「メンテナンス」の問題を抱えており、そのためには人間の手が欠かせません。
まともに働ける人口が減少すると、人間もまた効率化や省力化に専念しなければならず、機械に頼らざるを得なくなります。
機械を進化させているのは人間にほかなりません。
ところが皮肉なことに……
将来、人間はその機械の世話をしなければならなくなるのです。
機械をメンテナンスできる人間は生きられますが、できない人はどうなることやら。
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