2022/10/24

生き残りやすい人は生き残りやすいようになっている

あらゆる生物は存命をかけて工夫を凝らしてきましたが、その本質は「自然選択」に過ぎないのかもしれません。
しかし「イケメン美女が生き残る」という話題に対して「生き残ったのがたまたまイケメン美女だった」とは考えにくいというのが現実です。


 明らかに生存に有利なものを持っている……と解釈するのが普通です。


そういう考えのほうが人々に「刺さる」ために現実味を帯びやすい。

「見た目のいい人は頭脳も性格もいい」とさえ感じるのです。



どうなんでしょうね?



私としては、「ある瞬間には」正しいと思っています。


「瞬間」というと語弊があるかもしれませんね。
ある程度の期間といったほうが間違いないでしょうか。


というのも、見た目も頭脳も性格も「いい」の定義が地域や時代によって違っているからです。


今まで指摘されなかった特質を引き合いに出して「いい」と言った者勝ちなところもあります。

たとえばVtuberは自分の顔をCGに置き換えることで成功しています。


まったく別の話になりますよね。
従来の「いい」の定義に沿って形作られることと、別の「いい」を作り出すことというのは。


そのどちらも「生存には有利」と考えられるわけです。


どれほど有利と思われても、ある瞬間には有利だけど数年後には変わっているかもしれないのです。


時代遅れのものが有利になるでしょうか?

有利になる場合もあります。

というか、今の時代に行われていることはまさしくそれです。

高齢者が優遇される仕組みが充実していますよね。

従来の「いい」の定義を保存して、新たな「いい」を妨げるように作られています。

そして高齢者のほうが「まだ」人口が多い。


圧倒的に有利なんです。



生き残りやすい人は、生き残りやすいように(設計されて)いる。

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