2025/08/06

Razer DeathAdder V4 Proレビュー 同じDPIで同じポーリングレートでもV3とポインタの挙動が異なる

レイザー最新の渾身のゲーミングマウス、DEATHADDER V4 PROです。

非常に軽量で有線のV3よりも軽いワイヤレスマウス。

SYNAPSE4がインストールされているPCにまずV4 Proを接続するといきなりファームウェアの更新があるのと、自動セットアップを完了させるためにPCの再起動が必要なことに注意してください。

Windows11ではその再起動の通知に従っても再起動が行われないので、手動で再起動を実行する必要があります。

その後ファームウェアの更新を行います。


SYNAPSE4のV4 Proの項目の右上にある「ヘルプ」を押すとファームウェアのページを見つけることができます。
このソフトから直接ファームウェアの更新ができないのは面倒。





「このデバイスのサポートページを表示」のリンクへ飛び、Drivers & Downloads
FirmwareのDownloadで.exeファイルを保存し、それを実行するだけです。

画面に従ってマウスとマウスのドングル(ワイヤレスレシーバー)のファームウェアを2度に分けて更新します。
途中でマウスを直接USBケーブルで接続してから操作することになります。
これでドングルとマウスの両方がアップデートされます。

しかしなんかファームウェアの更新に失敗したw的なメッセージが出て再試行させられることがありますが、よく確認すると成功しているので安心してくださいwwww


28900円という恐ろしいマウス。




たぶん「動的感度」のオプションが実装されている関係で、これをオフにしてもV3とはポインタの挙動が異なっているようなのです。

設定を引き継いだところでV3とは感覚が違う。

Windowsのマウスプロパティのポインターオプション、「ポインターの精度を高める」の効果とはまた違った挙動で、それぞれ独立していてなんだかよくわからないことになっています。

この新しいV4 Proの挙動に慣れるしかないみたいです。

さらなるアップデートでこの機能が統合されるかもしれません。


……まぁ従来のマウスとは少し挙動が違うことに困惑しましたが、動作は滑らかだし遅延もないしボタンのクリック感やフィードバックも良好なので、明らかに進化していると感じます。

「半球型」のワイヤレスドングル前面に3つのLEDインジケーターランプが点灯しますが、ちょっとまぶしいかもしれないです。
SYNAPSE4の設定で消灯することもできますが……このLEDは視界に入ると気になる。

デフォルトでは左から「接続品質」「バッテリーレベル」「ポーリングレート」をそれぞれ4つの色で識別できるようになっています。
基本的には全部グリーン。Razerのテーマカラーで点灯しているのが良好なステータスを表しています。

たとえばマウスとレシーバーの距離が離れたり、障害物で遮られたりすると、「接続品質」を示すLEDの色が緑から黄色、オレンジ、赤色と悪化していく様子がわかります。

直感的に通信やバッテリー残量の状態がわかりやすい。
ポーリングレートの表示は5段階。1000Hzが緑色。

ただ視界に入ると少しまぶしいwww

スリープからの復帰がめちゃくちゃ迅速なので遅延をまったく感じません。

目覚めるのに明らかなタイムラグのあるマウスや、ボタンを押さないと復帰しない仕様のものとは大違いですね。
もう手に持った瞬間から当然のように操作が可能です。

「感度マッチャー」はもう一つマウスを接続しておかないと利用できません。

V4 Proともう1つのマウスをPCに接続して、2つを机に並べて “同時に” 一定方向へ動かします。

すると感度マッチャーのプログレスバーが伸びていき、キャリブレーションが進行していきます。

やり方がとてもわかりにくく、突然中断されてやり直しになることもありますが、とにかく2つのマウスを同時に動かす必要があります。


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