たとえば多くの犠牲者を出した津波の避難で例外的に助かった人の取った行動は「結果論」と言われればそれまでですが、非常事態のときにはマニュアルも規定も役に立たない場合があることを考えさせられます。
もちろん日常においてはマニュアルや規定は重要です。
問題なのは非日常──有事の際にどうであるかということ。
同調圧力の強い環境で「周りと違うこと」をするのは勇気がいります。
勇気というか無謀というか……
自分が助かることを第一にする。
非常事態ではいうほど「自己犠牲」の精神なんか発揮できませんよ。
むしろ他人を助ける余裕のある人がいたら、何か裏があるとか、仕組まれた有事を疑うレベル。
ニュースでしか見聞きしていないから現場のことがわからないんです。
たまたま助かった人の対応や行動を「正しい」と判断するのは危険。
みんながみんなそれを真似たら、結局「マニュアルや規定」に従っているのと変わりません。
それが致命傷になるから、常にごく少数の「ルールに逆らう人」が存在する……
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