SNSが不幸の自慢大会になるのは「必然」だったのです。本当に幸せな人は幸せである旨をことさらアピールする必要がありません。
……
悩みや不満を少しでも晴らしたく、誰かに聞いてもらおうと打ち明けている人であふれ返っているのが現状。
そういう情報のほうが目につくから、不幸な人が日に日に増加しているように見えるわけです。
さらに悪いのは、「自分より不幸な人」の存在を認識することで苦痛をやわらげようとする防衛本能。
自分より劣った人、不運な人、ミスをした人、気に入らない人……
そういうものばかりを見続けることによってますます不幸の割合が増えます。
単純にして明快な不幸の原因がはっきりとわかるでしょう。
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