もし「絶対に上手くいく方法」があれば誰もが同じことをするようになり、それ以外のことをやらなくなってしまいます。
世の中には「上手くいかないかもしれない」というのが前提にあるからこそ成り立っているといえるのです。
失敗しないために道を整備し、成功へ導くための環境を作る努力は長い目で見ると損かもしれません。
「落ちこぼれを出さない」「一人も取り残さない」といった方針はよさそうに思えますが、それを支えるシステムにはすぐ限界が来てしまいます。
難しい問題ですよねぇ……
誰も自分が捨てられる立場になるとは思わないし、「はしごを外される」ことも想定していません。
今までが異常だったのでしょう。
ルールやマナーを守るという点では優秀でも、「それ以外」の活動をしなくなるという致命的な問題があります。
初めから成果や評価が保証されていることしかしないのです。
答えのわかっている問題を何度も解き、教えられた通りに行動し──マニュアルに従って生き、マニュアルに従って死ぬ──。
そりゃ脆弱性の塊になるわけですよ。
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