文明や社会性から離れることのできない人間は、ただ「生存」しているだけではなく何らかの付加価値を求められています。
人間は飢餓に強いが飽食に弱いという「欠点」を持っています。
人の体は過剰な食料を都合のいいように利用できる構造にはなっていません。
代謝によって常に消費される微量元素を蓄えておくことができないため、蓄積された脂肪のみで健康を維持することは不可能です。
食事の量をただ減らしただけでは、さらなる飢餓に耐えられるようにエネルギーの消費を抑えるべく体が適応してしまい、いっそう太りやすい体質になります。
燃費がよくなるのは省エネというだけではなく、太りやすいということでもあるのです。
だから適度な運動によって「消費」を促さなければなりません。
そこで「消費せずに供給を減らせばいい」と考える人が多く、あくまで体を動かさずに食事制限で対策しようとしてしまうのです。
食事を減らして慢性的な飢餓状態に陥ると、わずかな食事からでも効率的にエネルギーを摂取できるよう体質を変えてしまいます。
ところがこういう話題は受け入れられず、否定されることがほとんどです。
なぜでしょうか?
「運動せずに痩せる方法」を広めたい人にとって不都合だからです。
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