もうこれは筐体がプラだとか金属だとかという素材の問題ではないんですよね。
商品写真からもわかるように、このキーボードには上質なリストレストが付属され、このように手前に取り付けて使用します。
トップケース(フレーム)はアルミニウム合金でできていますが、表面に黒い塗装が施してあるだけなので、特にコーナーやエッヂの部分が摩擦によりはがれてくるのです…。
カドの部分があっさりすり減って下地のアルミニウムが見えてきます。
応急処置としては黒色の油性マジックで塗り潰すことですが……根本的な解決にはなりません。
リストレストを「乗せる」のは、その摩耗しやすい部分をカバーするためと考えられます。
300ドルもするキーボードがこのような設計なので、ユーザーからかなり批判されています。
ただでさえBlackWidow V4シリーズにはチャタリングなどの初期不良が多発していた経緯があったため、このような様態にはますます風当たりが強くなってきます。
打鍵音のフィーリングが「Thocky」でも「Poppy」でもなく「Clacky」であるという点も、期待を裏切られたと感じているユーザーが多いようです。
150ドルが妥当。しかし150ドルならもっと優れた競合製品がいくらでもあるのが現状なので、BlackWidow V4 Pro 75%をあえて選ぶのはますます難しくなってしまいます。
よほどRazerが好きな人か、Razerのエコシステムで構築したい人以外でこの300ドルのキーボードを買うことはないでしょう。
“通も認めるタイプ音” と銘打たれていますが、少なくともYouTubeのレビューやコメントからは高評価をつけている人や “通” は見当たりませんでした。
「価格に見合っていない」というのが深刻です。
特に引き合いに出されることの多いWootingというメーカーは、この「フレームの塗装はがれ」に関してユーザーからのフィードバックに積極的に応じており、手の汗や摩擦に強いコーティング剤と仕上げについて研究しています。
単なるブランドや消耗品として扱っているRazerとは違い、長い保証期間とユーザーの声に耳を傾ける姿勢を示し、妥当な価格とあって人気の高いメーカーです。
さて、ここまでBlackWidow V4 Pro 75%の悪いところを紹介しました。
では私がこのキーボードで気に入っている部分を話しましょう。
側面下部が光る「2面アンダーグロー」が意外に好きです。
ここをピンク色(255, 105, 180)にすると、ラビットレインコートの250, 170, 221に近い発色になります。
石や金属のように硬質な「テクスチャ加工のダブルショットPBTキーキャップ」も好きです。
キートップのテクスチャとトップケースの表面がほとんど同じ仕上がりに見えるので、とても調和されている感じがします。
非常にキートップがザラザラとして硬いところが気に入っています。
ただあまり厚くないので、肉厚のキートップに変えたほうが打鍵音がよくなるのではないかと思います。
ThockではなくClack……
はからずも「クラッキー」という分類のキーボードがあるのだということがわかったので、これはこれでよかったと思っています。
見識を広げるというか、これまで無関心だったものに興味を向けられるのはけっこう重要です。
Razer レイザー BlackWidow V4 Pro 75% HyperSpeedとHyperPollingによる 4K Hz ワイヤレス メカニカルキーボード オレンジ タクタイル メカニカルスイッチ コマンドダイヤル搭載 OLEDディスプレイ RGB 2面アンダーグローとキー別ライティング リストレスト 英語配列 ブラックウィドウ ブイフォープロ 75パーセント 【日本正規代理店保証品】
悪いところ以外に関しては、メカニカルキーボードとしてはまともか高いレベルにまとめられていると思います。
Nキーロールオーバーとアンチゴーストはきちんと機能していますし、懸念されていたチャタリングや無反応のキーがあるようなこともなく、問題なく日常的に使用できます。
正直ゲーミングキーボードというよりは、「高級文房具」のようなイメージがあり、ゲームよりも執筆業やコーディングに向いていると感じます。
実装されている「第3世代Razerオレンジタクタイルスイッチ」はソフトなタクタイル感と重さがあるため、長押しや連打や反復動作を常に要求されるゲーム用途では手が疲れるかもしれません。
実際に入力は確実に行われるのですが、やはりゲームの操作についてはリニアスイッチのほうがコントロールしやすいし疲れにくいと思います。
ゲームよりも文字入力がメインの人にはおすすめです。
テンキーがないので表計算ソフトには使いにくいでしょう。
文書作成、ブロガー、プログラマー、コーディングといったところか。
たしかに文字を入力していると「クラッキー」な打鍵音というのは意外と気持ちがいいんですよ。
ゲーミングキーボードのトレンドは「トッキー」でリニアなものが多いのですが、タイピングがメインならクラッキーでタクタイル感のあるものもおすすめです。
ただあまり静音ではない(むしろうるさい)ので同居人のいる環境では注意が必要です。
静音性ならRazer Joroが圧倒的に優位で、「超薄型シザーススイッチ」であること以外に欠点のないキーボードとしておすすめできます。
ルームシェアリングや狭い寮での暮らしなど周辺に配慮しなければならない場合には、省スペースと静音性に優れているJoroの長所が最大限に発揮されます。
Bluetooth5.0の遅延はほとんど感じられないといってもよく、配線のわずらわしさからも解放されるというのはとても重要です。
Joroひとつで仕事からゲームまでこなせるので、モバイルやサブ用だけでなくメインキーボードとしても使えますよ。
もしキーボードを1つしか選べないとしたら、私はJoroを選びます。
Razer(レイザー) Razer Joro ポータブル ワイヤレス ゲーミングキーボード Chroma RGB SNAP TAP 超薄型スイッチ Bluetooth 5.0 WIN MAC 両対応 英語配列 [RZ03-02360100-R3M1] 【日本正規代理店保証品】
Joroは十分に「すごい」キーボードなのですが、世間一般ではこのような薄型でペラペラなキーボードはゲーム用としては不向きであると思われています。
耐久性ガーとか打鍵感ガーとかミスタイプガー遅延ガーバッテリーガーと悪いところばかり指摘されます。
でもそれは杞憂というか誤解──そもそも非常に高いレベルに仕上げられているので、Joroはあまりにも過小評価されていると言わざるを得ません。
Nキーロールオーバーとアンチゴーストを完全にサポートしている薄型キーボードはほとんど唯一無二です。
けれども内緒にしておいたほうがいいかもしれません。
プロゲーマーが普段使いや大会でJoroを活用することで「えっこんなキーボードで優勝したの!?」という意外性がヒットします。
プロどころかゲーミングキーボードとしてほとんど見られない薄型シザーススイッチなので、この物珍しさが強烈なアクセントになると思うんですよ。
おそらく多くの人はBluetooth5.0とシザーススイッチを過小評価し、Joroの性能をあなどっているはずです。
まだまだレビューもプロモーションも少ないJoroなので、まぁ早い者勝ちですよ…w
高価なだけで競合製品のないBlackWidow V4 Pro 75%と違ってJoroは唯一無二という、どちらも極端なキーボードです。
Joroひとつで仕事からゲームまでこなせるので、モバイルやサブ用だけでなくメインキーボードとしても使えますよ。
もしキーボードを1つしか選べないとしたら、私はJoroを選びます。
Razer(レイザー) Razer Joro ポータブル ワイヤレス ゲーミングキーボード Chroma RGB SNAP TAP 超薄型スイッチ Bluetooth 5.0 WIN MAC 両対応 英語配列 [RZ03-02360100-R3M1] 【日本正規代理店保証品】
Joroは十分に「すごい」キーボードなのですが、世間一般ではこのような薄型でペラペラなキーボードはゲーム用としては不向きであると思われています。
耐久性ガーとか打鍵感ガーとかミスタイプガー遅延ガーバッテリーガーと悪いところばかり指摘されます。
でもそれは杞憂というか誤解──そもそも非常に高いレベルに仕上げられているので、Joroはあまりにも過小評価されていると言わざるを得ません。
Nキーロールオーバーとアンチゴーストを完全にサポートしている薄型キーボードはほとんど唯一無二です。
けれども内緒にしておいたほうがいいかもしれません。
プロゲーマーが普段使いや大会でJoroを活用することで「えっこんなキーボードで優勝したの!?」という意外性がヒットします。
プロどころかゲーミングキーボードとしてほとんど見られない薄型シザーススイッチなので、この物珍しさが強烈なアクセントになると思うんですよ。
おそらく多くの人はBluetooth5.0とシザーススイッチを過小評価し、Joroの性能をあなどっているはずです。
まだまだレビューもプロモーションも少ないJoroなので、まぁ早い者勝ちですよ…w
高価なだけで競合製品のないBlackWidow V4 Pro 75%と違ってJoroは唯一無二という、どちらも極端なキーボードです。
0 件のコメント:
コメントを投稿