健康であればモテて生殖に有利と考えられている高身長も、老後や体調を崩したときには不利になってしまう。
つまりこれが、「○○だからいい」「××だからよくない」と簡単には分類できない理由なんです。
大きな体に対して内臓や骨格が最適化されているわけではないのが現実。
それで心疾患や腰や膝にトラブルを抱えることが多い。
普通に歩いていてもドアに頭をぶつけてしまうことがある。
建物や社会の仕組みは「平均」に合わせて設計されているため、身長は高すぎても低すぎても不便といえる。
規格外に大きな人は介護を受けるのが大変。
老後に支えてくれるパートナーや家族がいればまだしも、独身のままでいては目も当てられません。
一つ有利なものを持っていれば、二つ不利なものを持っていることになる……。
実際にそうやって均衡を保っているのが自然の摂理なのでしょう。
ある特質が無条件に有利とはならないことが、世の中に多様性をもたらしているのです。
多様性は結果であって原因ではありません。
背を伸ばすために努力するのも多様性だし、身長以外に有利なところを見つけ出すのも多様性です。
また「今」よくても10年後には非常に悪くなっていることもあります。
ある瞬間だけの評価をすべてだと思わないようにするのが大切です。
どんなことにも意味があり、価値があるのですから……
2023/08/05
高身長には「介護リスク」…故障時や老後を生きていく上で不利
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