結論からいうと、個人差があるので正解は一つではない。です。
よく「人間工学」という言葉が引き合いに出されますが、ただ一つの「型」や「様式」だけが適しているとする考えは、人間の個体差を無視した不適切な理論といわざるを得ません。
キーボードの足を立てるか立てないかによって角度が変わります。
キーボードの傾斜が問題というより、手のひらや手首がどのような状態になるかが重要です。
キーボードの手前に十分なスペースがあるか、あるいはデスクの端ぎりぎりに置かれているか。
(デスクマットが汚れているように見えますが、これは猫が爪を立てて傷がついてしまったからです)
椅子の高さもポイントです。
椅子が低くて手前のスペースが広い場合、肘のあたりがデスクに接地するため、肘を支点とした手首は基本的に浮いた状態となり、キーボードの足をたたんでいると指を伸ばす距離が長くなり、負担になりやすいです。
椅子が高くて手前のスペースが狭い場合、キーボードはむしろ奥側に向かって傾斜しているほうがタイピングしやすいため、キーボードの足を立てていると手首が反って負担になりやすいです。
ちょっと言葉で説明してもわかりにくいので、実際に
・椅子の高さ
・キーボード手前のスペース
を調整して、足を立てるか立てないかを判断するようにしてください。
安易な「人間工学」という言葉に惑わされないようにしましょう。
特定の言説やサイトの情報のみに従うのではなく、自分で考えて試行錯誤するのが大切です。
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