2022/09/28

貧困は創作や冗談や誇張を見抜けなくさせる

話題というのは多かれ少なかれ「盛って」あり、聞く側もそれを理解したうえで楽しむことができるようになっているのですが、貧困はそれを困難にさせます。

ネガティブな話題は真に受けやすいということを思い出してください。

話題の誇張は給与の「中抜き」に似ています。いや、中抜きと反対です。

伝聞の過程で人それぞれが話を盛るので、次の人にはより「おおごと」になって伝わります。

1の規模が10になり、100になり、1000になるようなものです。


ただの創作におびえ、冗談を警戒し、誇張を恐れるようになってしまいます。


貧困は人々から自由や余裕を容赦なく奪っていき、正常な判断力さえも失わせます。


「コピペなら内容が変わりようがない」と思われるかもしれませんが、そもそもその話題が真実でないのに信じられてしまうことが問題なのです。

でたらめな情報が蔓延し、嘘つきがはびこり、偽りだらけの世の中になってしまうでしょう。

すでになっているのかもしれませんが……


まだいける、まだやれる、まだ耐えられる、もう少し──

根性論と精神論だけでどうにか維持できていたものは、限界を超えると末端から倒れていきます。

犠牲者が目立たないことが問題で、明るみになるころにはもう手遅れ。

注意を促す声を上げても「オオカミ少年」のようになって最後まで届くことはないでしょう。

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