「動じないフリをする」のではなく、親身になって共感すること。
昔の私には存在しなかった感情です。
友達との付き合いによって“学習した”成果です。
「動じないフリ」をしてみせるのは、一般的には「虚勢を張っている」とみなされます。
そのような姿勢は友達を退けてしまいます。
しかし実際には、私を求めたり頼ったりする人が多数います。
かつての私は、自分に「期待される」ことを嫌っていました。
迷惑とさえ思っていました。
どうせ期待に応えることができないから……。
でも現実はそうではなかったのです。
それは期待ではなく、希望というものでした。
身寄りのない人にとっての希望。
何もかも失った人にとっての希望。
でも、どうして私が…?
アスペルガー症候群の患者は、「生まれながらの民主主義者」と形容されることがあるほど
公平な考え方を持ち、偏見がなく、また他の人々の差別を敏感に察知する体質を持っています。
どうやらこの民主主義的な性質が私にもあり、それを快く思う人が多くいるのでしょう。
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