2018年1月15日月曜日

ZY-Cable P to S インピーダンスケーブル ZY-001でホワイトノイズが消えた!!!

結論から言います! FPSやTPSゲームをイヤホンや一般的なヘッドホンでプレイする人には
本当におすすめできる商品、必須アイテムといってもいいくらいのケーブルです。

足音や銃声の方向と距離を聞き分けることが重要なゲームでは、内蔵サウンドカードや
外付けのオーディオデバイスを導入している人が多く、特に感度の高いイヤホンを使用すると
音量が大きすぎて調整が困難になったり、「サーーー」というホワイトノイズに悩まされたりしますが、
このケーブルを追加するだけで音量とホワイトノイズを低減させ、静寂な環境を得ることが可能になります。

無音なのに背景でノイズが聞こえるというのはFPSゲームでなくても問題になってしまいます。
足音に耳をすませているのに「サーーー」というノイズが常に聞こえていると集中を妨げるかもしれません。
事実、サウンドカードによってはホワイトノイズの音量が大きく、プレイに差し支えることがあるのです。
私はSound Blasterの「定番」商品でこれに悩まされていました。
よりよい商品にアップグレードしたくても1万円前後の出費は痛いです。
どうにかホワイトノイズを減らす方法はないかと考えて3000円のケーブルを買ったら大正解でした。

バックグラウンドの雑音が減少したことで音の分離感が向上し、いいことだらけです。
音の大きいサウンドカードを使用している人には絶対におすすめできます。

逆に、イヤホンの周波数特性が少しでも変化するのは嫌だという人にはあまりおすすめできません。
このケーブルは75Ωの抵抗によってアンプの残留ノイズを低減させる仕組みになっていて、
出力インピーダンスの値が増加することでイヤホンの周波数特性に影響を与える場合があります。
聴覚的にはほとんど違いのわからないものもあれば、BA型など顕著に変化するイヤホンもあるので、
ご了承ください。


ZY CABLEのZY-001という75Ωの抵抗入りケーブルを
Sound BlasterX G1とMDR-100Aの間に取り付けたところ
ボリューム1でも聞こえていた厄介なホワイトノイズが聞こえなくなりました!!
ヽ ・∀・ ノ ヤター!

さすがに70近くまで上げると「サーーー」という音が聞こえますが、
20~50くらいが実用レベルの音量となるので問題ありません!


このケーブルは本来ETYMOTIC RESEARCHの「ER-4P」というイヤホンを
「ER-4S」に相当するインピーダンスに変更する(とされている)製品です。



実際には単純な原理によりインピーダンスを大きくするだけのケーブルのため、
どのようなイヤホン・ヘッドホンでも3極ステレオミニプラグのものであれば接続でき
アンプ由来の残留ノイズを軽減する効果が期待できます。

プラグもジャックも一般的なステレオミニプラグです。特殊な形状ではありません。
商品名からして特別な印象を受けますが、ほぼ汎用品といっていいでしょう。

元日の夕方に注文して翌日の昼にゆうパックで届きましたwwwww
Σ( ゚Д゚) スッ、スゲー!!アマゾンΣ( ゚Д゚) スッ、スゲー!!
いかにもPCパーツのバルク品のようなパッケージ。
中国の製品らしく難しい漢字で書かれていて読めません……

読める英語は読んでみましょう。

SUPPER PROFESSIONAL HIFI CABLE
You can hear the difference!

夕食専門のハイファイケーブル……
あなたは違いを聞くことができます!

(?∀?)
Learn to listen and you will achieve a great success in your life.
あまりにも不可解な構造をしている袋。
切り口があるのに切らずに開封できる……
チャックを閉められるのも不可解です。湿気やホコリよけでしょうか。
「YONGSHENG」という文字と陰陽のようなロゴマークがプラグとジャックに刻印されています。
調べてみるとオーディオの端子を製造しているメーカーのようです。
重厚な金属製……磁石につかないのでマグライトのようなアルミ合金でしょうか?
加工の精度も高く高級そうに見えます。
ケーブルのみの長さは実測で10.6cmほど。
プラグを除いた全体は16.8cmほどあります。
銅と青色と群青色の3本の線が三つ編みになっており、表面を透明なビニールで覆ってあります。
非常にコシの強いケーブルなので180°以上は曲げないほうがよさそうな感じがします。
クルッと輪にしようものならケーブルよりもコネクタに負荷がかかって切れそう……
これを携帯するのはちょっと壊れそうで心配かも。据え置き用ですね。
これが問題のUSBサウンドカードSoundBlasterX G1。
意味はないと思うけどフェライトコアをつけてありますwww


SONYのh.ear on MDR-100Aはインピーダンス24Ω、感度103dB/mW
音量1でも残留ノイズが聞こえるので困っていました。

しかし今回ZY-001ケーブルをつないでみたところ……
0),,゚Д゚)
0),,゚Д゚)?
(∩ ゚д゚)アーアー
(∩ ゚д゚)アーアーきこえなーい
( ゚д゚ )!!!!!

Σ( ゚Д゚) スッ、スゲー!!

小さな音量で非常に目立っていた「サーーー」というノイズが聞こえなくなりました。
ただ抵抗を大きくするだけでこんなにすっきりするものなんですね……



 
さらにもう一つ。
SONYのh.ear in MDR-750APはインピーダンス16Ω、感度105dB/mW
ノイズがいっそうやかましく聞こえていたのですが、こちらもほぼ聞こえなくなりました!
静かな環境ではかすかに聞こえますが気にならない音量です。

Σ( ゚Д゚) スッ、スゲー!!


こんなケーブルがあるならもっと早く知っていればよかったよ!

オーディオというと優秀なアンプで音量を増幅することばかりが重要だと思っていましたが、
それを「減衰」させる必要もあるということです。

ポータブル用途のヘッドホン・イヤホンは基本的に能率が高いので
弱いアンプでも大きな音を出すことができます。
しかし相対的にアンプの残留ノイズが大きくなってしまうんです。

だからこのような抵抗入りの単純なケーブルの需要もある………はず!


それなのにぜんぜん流通していないんですよ(;´Д`)
Amazonで注文して届いて接続して聞いてみるまで半信半疑でしたから。
レビューもほとんどありません。
海外のサイトを翻訳しながら調べていたところ、
このケーブルは単に75Ωの抵抗を追加するだけだとわかり、
たぶん大丈夫だろうと期待していたのです。



おお……

音量は感覚的に4割は下がりました。
「音量レベル1でもうるさい」のが解消されました……(^。^;)フウ

特にじへいの大音量の動画から解放されました。



このインピーダンスケーブルは必須ですね!!





同じメーカーの「ZY-Cable Nvwa copper-silver ER4P P to S ER4S インピーダンス ケーブル ZY-031 10cm」という商品も
Amazon.co.jpが発送するようになりました。

少し価格が高いですがこちらも同じ効果を得られるはずです。
線材に「銀」を使用した本格的なオーディオ向けのケーブルのため高価になっています。


スマホやバッテリー駆動のアンプ(ポタアン)、ポータブルオーディオプレイヤーではなく、
家庭用のAC電源(コンセント)から給電している据え置きのアンプやプレイヤー、
パソコンなどで音声を再生する場合、インピーダンスケーブルの金属部分に手を触れていると
音質が変わることがありますが、これは厄介なもので、交流電源から発生するハムノイズという現象です。

金属部分に手を触れている間、人体がアースとなって微弱な漏電を逃がすことができるため、
ハムノイズの影響がなくなり、「本来の音質」になるのが原因です。

ハムノイズは意外に気づかないことが多く、音質が変わって初めて認識し、
機材のアースを施工して解消できるケースがほとんどです。

ハムノイズは「ブーーーン」という低音ではっきりと聞こえる場合もあれば、
「左耳だけ違和感を覚える」、「左のドライバーユニットからかすかにピーーーという音がする」、
「不規則にチリチリ音がする」などの症状が表れる場合もあります。

この記事の終盤で詳しい対策を紹介しています。




************

売り切れではなく製品に問題が見つかったため販売を取りやめたのかもしれません;;

プラグが破損してプレイヤーのジャック内から取り出せなくなったというレビューがありました。
その直後に在庫切れになったもようです。

もしかするとプラグを固定する機構に欠陥のあるものが混じっているのかもしれませんね…

私が買ったものはプラグの根元を熱収縮チューブでしっかりと締めた構造になっており、
容易に脱落するようには見えないのですが、用心していきたいと思います…
もしプレイヤーのジャック内でここが脱落したら大変ですからね……

メーカーの今後の動向が気がかりです。

やましいところがなければ堂々と販売を継続するはずなのに、この対応では…………

真相はまだわかりませんが、インピーダンスケーブルにはほとんど代用できる製品がなく、
ほかのメーカーから買いたくても選びようのないのが現状なので、困ります……

もしインピーダンスケーブルがなかったら私はずっとホワイトノイズに悩まされることになっていたので、
このメーカーにはちょっと感動すら覚えていたのですが……

2018/1/17
販売が再開されています。

プラグおよびジャックの黒い塗装が剥げやすいようで、持ち運んでいる最中にこすれるなどすると
どんどん下地の金属が露出していきます。
製品の機能としては問題ないと思われますが、見た目を美しく保つことは難しそうです。

これで3000円というのは「高い」と感じるかもしれませんが、競合製品がほとんどない現状では仕方なく、
安価な製品が出たら出たで「質が悪い…」という悪循環が予想されるのが悲しいところです。

電気の知識と加工技術のある人は自作するのが一番いいかもしれません。
私はスキルがなくて作成できませんが……


************




「音質」は悪くなった感じはありません。

なにしろ今まで満足にボリュームを上げられなかった(音がでかすぎる)ので、
まともな音量で聞くことができるようになった感動のほうが大きい!

フェスティアのBGMはトレブル?高音?ハイハット???がとにかく耳に刺さって
くそうざったてーだったんですが、これでかなり落ち着いた感じ。


イヤホンによっては
音が痩せた・こもったように聞こえる
場合があります。

インピーダンスケーブルによって抵抗が増えるとイヤホンの周波数特性に影響し、
実際に聞こえる音が変化することがあります。
(イヤホンによっては聴覚的に認識できない程度に変化している場合もあります)

ホワイトノイズが低減されたことでS/N比・ダイナミックレンジは物理的に向上するのですが、
それが聞く人の好みではないとすれば、必ずしも「改善」とは言えません。

再生機器側のボリュームを少し上げてみてください。
抵抗によってヘッドホンアンプの残留ノイズは大幅に抑えられているため、
ボリュームを上げても「サーーーー」という音はほとんど聞き取れなくなっているはずです。

抵抗が増加したぶん音量が下がるのは当然なので、
改めて再生機器側でボリュームを調整する必要があります。

「リケーブル」というのはしばしばオカルト的な認識と理解に及ぶことがありますが、
抵抗値の物理的な増加による音の変化は聴覚的に聞き分けられるものです。


注意してほしいのは、インピーダンスケーブルは3極のジャックとプラグのため、
マイクつきイヤホンのマイク入力には一切対応しないということです。

もしスマホや4極のサウンドデバイスに接続してマイクも使いたいという場合は、
ヘッドホン出力とマイク入力を分岐するアダプター(プラグ)を間に入れなくてはなりません。


私はこのサンワサプライの変換アダプタケーブル2種類を使っています。

機能的にはこれで果たせるのですが、ケーブルが非常に見苦しくなるのが欠点です。





残留ノイズが消えたことで音の定位は間違いなく改善されました。
特に遠くの小さな音の変化は識別しやすくなったはず。

ロジクールのゲーミングヘッドセットG433で聴き比べてみたところ、
明らかに音場が広くなり、低音の解像度が向上
といった差を感じることができました。

16Ωのイヤホンでは特に変化が大きく、ホワイトノイズが軽減されただけでなく、
低音の不快なこもりがなくなり、解像感が上がりました。

イヤホンや再生機器を新調する前に、インピーダンスケーブルの導入を検討してみてはいかがでしょうか。


もちろん「体感」です。機械による厳格な計測ではありません。



なるべく静かな環境で試聴してみたところ、
ボリューム40くらいまでは無音時の残留ノイズは聞き取れませんでした。
それ以上にするとプレイヤーのON/OFFでわかる程度には聞こえます。

100にするとずっとサーーーーというのが聞こえてしまいますが、
ZY-001をつないでいない状態でのボリューム0と同じくらいの音量です。

ZY-001を外して聞き比べてみると……
残留ノイズがいかに大きくて音質を悪くさせていたのかがわかります……
常にサーーーーというノイズが乗っていれば本来の音が曇るというか濁るというか、
メリハリがなくなるというか、音の立ち上がりと消え下がりが鈍くなりますね。

どんなに高級なPCI-EのサウンドカードやUSB DACや光入力のアンプがあっても
インピーダンスをそれなりに上げて音量を抑えないとサーーーーってなると思います。

PC由来のノイズや、USBの伝送に混じるノイズが影響しているのだと勘違いしていました。
仮にそんなものがあったとしても私の耳には聞こえていないので無問題です。
金属製ハウジングのイヤホンを使うと交流電源由来のハムノイズがはっきりと聞こえました。
これはアースをしっかりとることで解消します。(後述)

ホワイトノイズはサウンドデバイスの音の最終的な出口、
つまりアンプ部で除去しきれていないために聞こえるのです。
アナログの回路から発生しているノイズのため、USBケーブルの品質やシールドの有無にかかわらず、
ヘッドホン・イヤホンに「サーーーー」という音を乗せてしまうということです。

ヘッドホンアンプを交換できなければ何らかの形で抵抗を追加するしかありません。
インピーダンスケーブルはその手段の一つということです。

「高級」なDACやヘッドホンアンプであっても、ボリュームがアナログの可変抵抗器であるものは少なくなく、
「ギャングエラー」という「左右の音量が微妙にずれる」現象がよく報告されています。

インピーダンスケーブルは「固定抵抗器」のため、初期不良や個体差を除いて
ギャングエラーが原理的に起こりにくい構造になっています。

ギャングエラーが起こりやすいのはボリュームの最小および最大付近にあるため、
「再生機器側で音量を絞るとギャングエラーが……」という場合に、
インピーダンスケーブルを追加してやると左右の音量差を抑えてボリュームを下げられるようになる
可能性があります。






Creativeの姉妹品のようなUSBサウンドカード
SoundBlaster Play!2のレビューで気になるものがありました。

Creative Sound Blaster Play!2 USBオーディオインターフェース マイク ヘッドホン SB-PLAY2 (Personal Computers)

このレビューに書かれている「ホワイトノイズ」はまさにアンプ由来の残留ノイズです。
SoundBlasterX G1でもYouTubeを見ていると同様のノイズが聞こえ、
動画を一時停止してしばらく経過するとその音が消えます。
まったく同じ症状だと思われます。
ただ「音の歪み」という現象は確認することができません。

Windowsの電源オプション→プラン設定の編集→詳細な電源設定の変更
→USB設定→USBのセレクティブサスペンドの設定が「有効」になっているのかもしれません。
これは「無効」にしておかないといろいろな問題が起こります。

ホワイトノイズに関しては高インピーダンス・低感度のヘッドホンを使うか、
抵抗入りのケーブルやアナログ式のボリュームコントローラーをつなぐしか解決策がありません。

製品の質が悪いというより出力が大きいため、能率の高いイヤホンを接続すると
残留ノイズが目立ってしまいこのようなことが起こるのです。


インピーダンスケーブルは本当に必需品になりそうですね!

「音をよくする」というより「悪い音をなくす」方向に作用し、
音量をより大きくできるようになることで相対的なSN比を改善する効果があります。
本来聞こえるべき信号(Signal)と聞こえるべきでない雑音(Noise)の比です。

SN比は機械を用いて定量的に計測できるので「音質」の目安になるといえるものです。

サウンドのシステムが扱える最小の信号、つまり最も下げた音量は
残留ノイズ(ノイズフロア)より大きくなければなりません。
それ以下ではノイズに「埋もれて」しまい使い物にならなくなるからです。
そして扱える最大の音量との比をダイナミックレンジといいます。

SN比とダイナミックレンジは異なるものですが、実質的に同じ値になるみたいです。

定量的に評価できるのがこの2つの項目というだけであって、
聴覚的な「音質」の指標となるわけでは決してありません。


インピーダンスケーブルをつなぐことにより音質(周波数特性)が変化する場合があるのは事実ですが、
それを一概に「劣化」や「改悪」と考えるのは間違いです。
もし劣化とみなしてしまうと「リケーブル」を否定することになるからです。

ケーブルの抵抗値によってヘッドホン・イヤホンの周波数特性を変化させるリケーブルという行為は
オーディオの魅力の一つなのに、それを劣化と決めつけてしまうのはよくないですね。

音質も特性も「優劣」や「良し悪し」ではなく、聞く人の「好み」によって評価が異なるものなのです。





ケーブルは頑丈そうな作りですがコシが強くあまり曲げることができません。
曲げても復元する力が強いのですぐまっすぐになります。
ケーブルの付け根が特に補強されているように見えない(表面上)ので
無理に曲げるとコネクタがすっぽ抜けるかちぎれそうな印象があります。
プラグはたぶん金メッキだと思いますが真鍮かもしれません。よくわからない。

規則正しく鎖のように編み込まれた3本の線が透明なビニールの被覆の中で光を反射して美しいです。
プラグもジャックも3.5mmのステレオミニとなっていて、ゆるいとかきついとかはありません。

正直オーディオのケーブルにはオカルトかボッタクリ商品のイメージしか持っていなかったので
このケーブルの材質や構造が抵抗以外にどういう働きをするのかわかりません。
とにかく残留ノイズが激減したことは事実なので満足しています。
単純なケーブルも有名オーディオメーカーが販売すると一桁も二桁も値上げするんでしょうねww
これが1本3万円だったら買わないですwww
買えないですwwww

現在このケーブルは日本のアマゾンでは約3000円、海外アマゾンでは20ドルという
いわゆる高級オーディオにはほど遠い「安物」の価格がついていますが、
中国のメーカーは妥当な金額で製造販売を行っている傾向があるので
決して「安物」の部類ではないと思います。





プラグ側のソケット?をゆるめて外したら内部にちゃんと補強が入っていました。
ジャック側は固くて素手でゆるめることができませんでしたが、
たぶん同様の補強がなされているものと思われます。

プラグの商品名とおぼしき「甬声」を調べてみると
金メッキ銅なのかニッケルなのかよくわからない答えが出てきました。
アルミニウムではないみたいです。けっこう重たいし。
プラグが銅に金メッキ、それを覆う筒がニッケルでできているのでしょうか。



なおこのプラグはパーツ単体としてみた場合、決して高価な部類ではないようです。
送料込みで500円といったところでしょう。


10年前のノートパソコンやデスクトップパソコンに付属されているようなスピーカーは
「フライングソードの音が聞こえない」
「ムーンゲートに音なんてあるの?」
という具合に繊細な音を聞き取ることができないような品質でした。

フライングソードは休憩時以外「ブゥゥゥゥン」といった低音を発しているし、
ムーンゲートからは「グゥゥゥ、ウッ、ウゥゥ」のような低音が出ています。

おまけ程度のスピーカーはもちろん、
古いテープレコーダーやラジオに付属されていたイヤホンも音の再生品質が低く、
繊細な音を聞き取ることの困難なものがほとんどでした。

スピーカーやヘッドホンのアナログの部分は10年前からあまり進化していないと思いますが、
低価格な商品でも高音質のダイアフラムや装着感のよいイヤーパッドを採用するようになり、
さらには非常に安価で質の高い中国メーカーのヘッドセットなども流通するようになったことから
費用対効果の高いオーディオデバイスに手が届きやすくなっているのが現実です。

デジタルの部分もそれほど進化していません。
ただ品質の高いパーツをより安価に製造できるようになっているため、
バーチャルサラウンドや、音声の再生だけではなく録音の性能にも優れたサウンドチップが
よりお求めやすくなってきているといっていいでしょう。

正確には中国メーカーが本気を出してきたことから、安いというよりも
ようやく妥当といえる金額で流通するようになっただけなのですが。

100万円と5000円のオーディオシステムを分解してみたら肝心な部分は同じだった、
何だこのボッタクリは、不当だ、という話があるくらいです。
その金額を含めて楽しむのがオーディオファンなのかもしれません。
自前の電源や「電柱」まで用意してしまうのですから。


昔のバーチャルサラウンドといえばステレオの音声をなんとなくぼやけさせて、
うわずったような、エコーがかかったような音になるだけだったのですが、
今はかなりよくなっています。

あくまでソフトウェア的に仮想のスピーカーを設定し、
OS標準のサウンド機能に認識させているだけなのですが、
5.1や7.1chに対応したDVDやゲームの音声がサラウンドで再生されます。

「ヘッドホンには左右に1つずつのスピーカーしかないのだから、音の定位は左右しか区別できないのではないか?」

という人がいますが間違いです。

人間の聴覚というのは、
「右から聞こえたから右」
「左から聞こえたから左」
という2つの要素だけで音の「方角」を判断しているのではありません。

左右から聞こえてくる音のわずかな「遅延」によって向きを判断しています。
音源がそうなっていれば、まともなヘッドホンならばそのように聞こえるはずです。

・左右の音量差
・左右の時間差
・位相の反転
・ローパスフィルターによる音質差

これらの要素をソフトウェア処理することで左右だけでなく前後の音も聴覚的に感じることができるのです。
大がかりなリアルサラウンドシステムよりもヘッドホンのバーチャルサラウンドのほうが優れている場合があるのは
物理的なスピーカーから出力される音よりも聴覚的な音の処理のほうが重要だからです。


ヘッドホンは耳にほぼ密着する距離にスピーカーがあるため、
音の定位を感じ取るためには非常に微妙な処理が求められるようになります。

ゲーミングヘッドセット、特にFPSで敵の足音や銃声がどの方角から聞こえてくるかが
よくわかるように設計されたヘッドホンがありますが、ヘッドホンの性能だけでなく、
正確に音声を再生し、どの方角、どの距離、近づいているか遠ざかっているか、
信号がごちゃ混ぜになってしまわないようにするサウンドチップの処理能力も重要になってきます。

それでPCI-Eで接続するサウンドカードを導入するのが定番だったのですが、
実用上の問題がないということでUSB2.0の外付けタイプのものも増えてきています。
USBはPCIに比べて遅延するといわれていますが、あまり問題にはなりません。
遅延があることと、それを人間の聴覚で認識できることは別問題です。

PCIだって内部でUSBコントローラーと接続されている製品があるのですから。


むしろパソコンの内部に取り付けるよりも、離れたところへ外付けするほうが
余計なノイズの影響を受けにくいから有利、という見方もできます。

人の聴覚というのはその日の気分や体調によっても違ってくるし、少し聞いているだけで
その音に「慣れ」てしまって区別するのが難しくなることも多いからです。

サウンドカードはけっこう発熱するのでパソコンに内蔵しないほうがいいともいえます。
これから増設を考えている人はUSBタイプを買ったほうがいいかもしれませんね。

「パソコンの内部はノイズだらけ」
というのは事実なのですが、ノイズのあることとそれを聞き取れることは別問題です。
これを強調したいです。
今どきのパソコンはそれなりの対策をしてあるはずだから「ノイズだらけ」というのを盲信しないようにしてください。

実際、使ってもいない人が誤った知識を延々と語っているのを大手サイトでも見かけます。
何年も前の製品をべた褒めしたり、盲目的に勧めたりしている人は疑ったほうがいいでしょう。
古い機材にプレミアを持たせるのと、それを所有することの自己満足が根底にあると思ってください。
「日本製だからいい」「中国製だから悪い」と決めつけてかかることにも注意してください。

一般に「日本製」と認識されているものは「日本のメーカーから発売されている中国製」であることが多く、
そもそも日本で製造されている品物ではない場合がほとんどです。
中国製の部品を日本で組み合わせて販売……というのはごく普通に行われています。

「洗濯機」や「冷蔵庫」など大型家電に日本製が多いのは、日本製が優れているからではなく、
完成品を海外から輸入するとコストが高くなるため、日本国内で組み立てているというのが理由です。
部品の状態のほうが安く大量に輸入することができ、それを日本で組み立てることで人件費を計上する
口実になるのも大きなところです。

近年では外国の人件費が上昇し、日本の従業員に作らせたほうが安くなるという逆転も起こっています。
これは日本の技術力や信頼性を評価されているのではなく、単に人件費の安さを買われているだけで、
決して「日本製だからいい」というバブル期の再来となっているわけではないことが重要です。


私もずっと日本製のほうがいいと信じていましたが、日本メーカーのブランドやロゴがついているだけで、
中身は中国製と変わらず、価格だけがぼったくられていたことを知ったときにはがっかりしたものです。

逆に考えれば、日本製がいいというのは、中国製でもいいといっているのと同じなのかもしれません。
少なくともこうしたケーブル類に関しては日本製が特に優れているとは思えません。
有名日本メーカーが製造すれば価格が上がるだけだと思いませんか?
3万円でも買いますか? 3万円あればほかのオーディオ機器を買いたくなりませんか?

製品の由来の話よりも実体のほうが大切です。
私だって日本製のインピーダンスケーブルが存在するならぜひとも手に入れたいですから。


一昔前までは「日本製がいい」と思って飛びついていた時期がありました。

日立のサイクロン掃除機やPFUのキーボードは「Made in Japan」です。
しかし実際に使ってみると、今ひとつ外国製と比べて洗練されていないことがわかり、
掃除機のモーターは購入から半年で不調となり、修理対応に至ってしまいました。
掃除中に家具と接触してカバーが容易に開いてしまうような欠陥構造なのも問題です。

高級キーボードの代名詞「HHKB Pro2」も価格の割に筐体の歪みが気になり、
滑り止めのゴム足が本体を上手く固定できずに動いてしまうことが不快でした。
調べてみると多くの人が同様の症状を訴えていることがわかり、品質管理を察してしまいました。
「どうしてUSBハブなんて余計な機能をつけたのか」
「これのせいで職場での使用を認めてもらえない」
というケースも目立ちます。

関係ない話ばかりで申し訳ないのですが、「ひげ剃り」も日本製と外国製の違いを実感しました。
電動シェーバーではない普通の「ひげ剃り」なのですが、
日本製の「貝印」のひげ剃りはドイツ製の「シック」に比べて切れ味が悪く感じます。
まったく同じようにシェービングジェルを顔に塗っているのに、刃の動きが滑らかでなく引っかかるのです。
しかも貝印は2週間で刃が錆びることさえありました。
使用中に錆びるというのは貝印が初めてです。


「日本製がいい」というのは「品質がいい」のではなく、「日本製が好き」という意味に過ぎません。

部品単価、輸送コスト、人件費、宣伝費、ブランド料などを考えれば考えるほど、
日本製は品質の割に価格が高いという現実が浮き彫りになっています。

もちろん中には日本製が優れている分野あるのでしょうが、
日本製というだけで無条件に優れていると判断するのは誤りです。

日本製を悪いと言っているのではなく、
「いいとは限らない」から少し冷静に考えたほうがいいということです。

手放しで日本製を絶賛している人たちのほうが奇妙に感じられませんか?
年配者ほどその傾向が強いようです。

受け入れがたい話かもしれませんが……


固定観念にとらわれると真実が見えなくなってしまいます。





音の「定位」はヘッドホンの性能だけでなくサウンドカードの出力も重要です。

それで両者の「いいとこ取り」をしたのがUSBヘッドセット。

ヘッドセットまたはUSBケーブルの中間にサウンドカードを搭載しているため、
パソコンの内部をいじったりコンセントを探したりする手間がありません。
基本的にOSの標準ドライバで動作し、ユーティリティーソフトをインストールすると
イコライザーの調整やバーチャルサラウンドなどの機能を利用できるようになります。



のうじょうが愛用しているのがロジクールG933。
なんとこれはバッテリーとレシーバーを内蔵しワイヤレスでも使えるゲーミングヘッドセット。
ブラックだけでなくホワイトもラインナップされました。
ゲーミングデバイスでホワイトが選べるのは珍しいです。

ロジクールのヘッドセットは定位のよさに定評があり、プロゲーマーにも愛用者の多いメーカー。
故障した場合にメールを送ると新品を郵送してくれる保証のよさが評価されています。

USBヘッドセットの手軽な点は、それ自体に最適化されたサウンドチップが内蔵されているため
インピーダンスやら電圧やらケーブルやらで迷う必要がないということです。
ただサウンドチップのみ、ヘッドセットのみを独立して使うことができないため、
好きなヘッドホンをつなげて聞く…ということはできません。

またサラウンドの処理は大部分がソフトウェアによるものであり、
実はハードウェアよりも進化を感じる部分で、あなどれない要素の一つとなっています。



話がだいぶそれてしまいましたが、
インピーダンスケーブルを1つ持っておくといろいろ役に立ちます。
一体型のUSBヘッドセットには接続するところがありませんが、
USBであっても3.5mmの汎用なプラグを挿せる設計になっているものが多いです。
その場合は本体のサウンドチップを経由しなくなるため一部の機能は使えなくなります。



*************


新たにRHA CL750という「高インピーダンス」のイヤホンを入手することができました。

RHA CL750レビュー イヤーピースの選び方と付け方と音質の違い

150Ωという、インピーダンスケーブルZY-001の75Ωよりもはるかに高いものであるのに、
カナル型イヤホンの性質上、ヘッドホンに比べて
ドライバの駆動がしやすいためか残留ノイズは相変わらず聞こえます

残留ノイズは限りなく無音に近いレベルではあるのですが、私の聴覚では聞き取れます。
きわめて小さな音量のため「サーーーー」というより「シーーーー」という音に聞こえます。

インピーダンスケーブルを接続しても聞こえます。
間違いなく聞こえます。気になる方はご注意を。

もっと高品質なヘッドホンアンプなら残留ノイズレベルを抑えられると思いますが……

CL750のようにインピーダンスの高いイヤホンの場合、ZY-001をつないでも
あまり残留ノイズの軽減を感じられません
当然ですがもともとインピーダンスの低い製品ほど効果が大きくなります。



たまたまドイツ語のレビューサイトを見つけて驚いたのですが、
http://www.hardwaremax.net/reviews/multimedia/1316-test-creative-sound-blasterx-g1-in-arbeit?showall=1

SoundBlasterX G1は機械による客観的な計測ではかなり優秀であるようです。
このサイズと価格からすれば下手なオーディオメーカーの製品よりもいい。
しかしまぁ残留ノイズに関しては接続するヘッドホンのインピーダンスでいくらでも変わるため、
SN比が改善されれば計測値も違ってくるはずだからあまり気にする必要はないですね。

ただしソフトウェアによるエフェクトを有効にすると音質は大きく変化します。
もっとも、「高音質」の以前にこれはゲーム用のオーディオデバイスであるので、
原音再生や歪みのない出力ではなく、ゲームの迫力や物音を聞き取りやすくするのが本筋です。

余談ですが、「原音」というのも人の主観や機材によっていくらでも変わるものであるため、
あまり過信しないことが大切です。

一般的にCDその他の音源は原音をそのまま収録しておらず、編集や調整などの処理がされており、
そもそも原音を再生することが原理的に不可能」であることがほとんどです。


ゲーム用のオーディオデバイスには出力だけでなく入力の機能も搭載されています。
この点を忘れてはいけませんね。
ヘッドホンの再生だけでなくマイクからの録音も兼ねているわけです。
オーディオメーカーのヘッドホンアンプといえば普通は再生だけですよね。
でもこれはゲーム用で4極端子でマイク入力もあってこの大きさと価格なわけ。
だからたぶんこれより高いものを買っても……感動することはないんじゃないかなぁ……

……と思っていたら感動してしまいました。

🔗Sound BlasterX G5レビュー ホワイトノイズがG1よりはるかに小さい 前後の定位の問題



高価なイヤホンやDACを買ったのに静かな環境ではホワイトノイズが聞こえてがっかりしている方!
3000円で買えるインピーダンスケーブルで快適なオーディオライフを!


インピーダンスケーブルをつなぐだけで「大きすぎる音量」を下げやすくできるほか、
物理的にクロストークが低減され、音場が広くなったような聞こえ方になるため、
FPSなどの定位を求められるゲームにはぜひ使ってみることをおすすめします。
個人差はあると思いますが、イヤホンの定位が見違える(聞き違える?)ほどよくなります。

「音質がいいか悪いか」という個人の感覚による要素を断定することはできませんが、
少なくともホワイトノイズとクロストークの低減は物理的な変化として認められています。
ただしクロストークの低減を人間の聴覚で識別できるかどうかは定かではありません

音量調整のしやすさとホワイトノイズの低減は確実に体感できるはずです。





ホワイトノイズとは別の「ブーーーン」というハムノイズが聞こえる場合の対策は…


パソコンや据え置きのオーディオ機器の筐体をよく見て、金属ネジの頭が露出している部分を探してください。
そこに指を当てます。
指を当てている間ハムノイズが収まることを確認します。
ビニールコード(電線)の一端をそのネジに挟んで締めるか、
機器の電源コードにある「アース線」につなぎます。
ビニールコードのもう一端を、コンセントにアース端子があればそこへ接続します。
古い家屋で端子がない場合は、金属製の窓枠のネジを緩めて締め込みます。

たったこれだけのことで機器から漏れている電流をアースすることができるため、
ブーーーンというハムノイズは聞こえなくなるはずです。


ハムノイズは音質を著しく損なうだけでなく、耳に悪影響を及ぼす恐れもあります。

微量とはいえ「漏電」による電流がイヤホンの金属部分を伝って耳まで到達し、
異常なノイズが聞こえ続ければ聴覚が変になる可能性は十分に考えられます。

特に一日中聞き続けている人はノイズ対策をしっかりしたほうがいいでしょう。


ホワイトノイズにせよハムノイズにせよずっと聞き続けると耳が慣れ
気にならなくなることもあるのですが、その音量が大きければ大きいほど聴覚への影響は増加します。

たとえが悪いかもしれませんが、
切れ味の悪い包丁はかえって危険」といわれるように、
聞こえの悪いオーディオ環境は危険」なのです。


ホワイトノイズに関して「音楽を再生していれば気にならないから平気」という人がいますが、
実際の音源にはない音が常に聞こえている時点で音質以前の問題があるわけで、
音量を上げてノイズをごまかす方向で聞き続けることによる悪影響が懸念されます。



余談ですが、私は「ハイレゾ」の概念に対してあまり肯定的な印象を持っていません。

人の耳で聴覚的に聞き取れない周波数の音をあえて再生することに意義を感じられないのと、
そもそも音声ファイルは編集の段階で歪みの成分である高周波は除去しているのが通例であること、
聞き取れない音を出そうとするくらいなら、聞き取れる音をより美しく表現できる機器やフォーマットを追求したほうがいいんじゃないの?
という認識があるためです。

決してハイレゾを否定するつもりはなく、聞こえる音に注力してもらいたいということです。



インピーダンスケーブルで抵抗を加えると音質が悪くなるからだめだ」などというと、
結局もっと高価なヘッドホンアンプやオーディオプレイヤーを買うことになるだけなので、
どこかで妥協しなければなりません。

5万円も10万円もする機器にお金を自由に使える人はいいのですが、
私はまず3000円のインピーダンスケーブルを試すことをおすすめします。

もしあなた自身が「音質をとやかくいわないからホワイトノイズをなくしたい」と願っているのなら、
インピーダンスケーブル1本で解決するでしょう。
3.5mmの端子なので多くの機材で使い回すことが可能です。

「いいオーディオ」を求めて選択肢を狭めるのは賢明とはいえません
音楽を楽しんでいるというより、高価な製品の戦略やホワイトノイズに支配されていると思いませんか?

インピーダンスケーブルで選択肢がぐっと広がります。
主観や偏見にまみれた高級オーディオの世界へ足を踏み入れる前にぜひ試してみてください。

私が最近購入したものの中で唯一、人に勧めることのできる貴重な製品です。




市販されているサウンドカードやDACアンプの多くは大きな音を出す能力を持っています。
音量の「不足」が問題となることはほとんどないと考えられます。

しかし、常にボリュームMAXで聞いているでしょうか?

CDの音質である97dBをフルに鳴らすと車のクラクション電車の高架下に匹敵する音量になります。
CD以上の高音質とされる24bitの音源は144dBジェットエンジンが目の前で動いているレベルです。
それを鳴らせばもはや「音楽鑑賞」ではなく「騒音」「爆音」としか認識できないほどのボリュームとなり、
ごく短時間でも頭痛や難聴を引き起こす危険な状況といえます。

0dBと97dBの出力差は約7万倍、144dBは1500万倍以上にもなります。
音声ファイルは電気的にはこれほどの音量差を再現することができるのです。

この記事を見つけて熟読している人は、音が小さすぎることではなく、
大きすぎることで困っている人が大半だと思います。

システムの音量を最小にしても大きいし、ホワイトノイズがサーーーーっと聞こえるし…

せっかくパソコンにサウンドカードを追加したり、ポータブルアンプを購入したりしたのに、
ボリュームを下げられなくて困っている……


簡単におさらいしておくと、
サウンドデバイスの音質を定量的に評価するS/N比ダイナミックレンジという概念は、
そのデバイスの出せる最小音量と最大音量の比のことを表しています。

最大音量ばかり大きくて、最小音量でホワイトノイズが鮮明に聞こえるような状態だと、
スペック的には「高性能」であっても、実用上のボリューム範囲では大きく劣ることになります。

最小音量でもホワイトノイズが乗ってしまうため、
(ホワイトノイズより)小さい音を再現することができないのです。
これが一番重要なことです。

ほとんどの人は、実用的な音量としてMAXにはほど遠い控えめな設定で聞いているため、
ホワイトノイズという形で最小音量が不本意に上がってしまうというのは、
音質を大きく損なわせていることを意味しています。

だからインピーダンスケーブルや可変抵抗器でアンプからの音声信号を減衰させ、
ホワイトノイズを抑えるのは非常に有益な対策となるのです。

インピーダンスケーブルはあくまで「抵抗器」なので元の音量よりも大きくする効果はありません
電気抵抗を加えることにより音声信号を減衰させる働きをしています。
音量を上げるのは「アンプ」の役目です。


私は可変抵抗器(アナログのボリュームコントローラー)をあまりおすすめしません。
抵抗器の構造上、ダイヤルやスライダーの位置によって左右の音量が微妙にずれる可能性があり、
たとえわずかな差でもイヤホンで聞くと意外に気になるものだからです。

ゲームではヘッドホンよりイヤホンのほうが有利な場合があるというのは、
ドライバーと鼓膜の距離が近いため、わずかな音量差を識別しやすいのが理由です。
ギャングエラーによる不本意な音量差がはっきりと聞き取れるとすれば、
それだけ音源の位置があいまいになっていることを意味しています。

左右の音量というのは定位において「距離」や「規模」を把握するために重要です。
それが正しく聞こえない環境では非常に不利になります。

まず固定抵抗器であるインピーダンスケーブルを試すことを強くおすすめします。


抵抗を加えることでイヤホンの周波数特性が変化するのは事実なのですが、
ドライバの構造によって変化の程度は異なることと、
「どの周波数特性がいいのか」は個人の好みや趣向で決まるものであるため、
一概に劣化と決めつけないようにしましょう。

ダイナミック型のイヤホンやヘッドホンはケーブルで抵抗を追加しても変化が小さい傾向にありますが、
BA型のイヤホンは顕著に違いのわかるものが多いようです。
だからこそ「リケーブル」という、本体とケーブルを交換して音の変化を楽しむことが可能なのです。

リケーブルというのは本質的にケーブルの抵抗値を変える行為であり、
音の周波数特性を変化させることを狙っているもので、決してオカルトではありません。
リケーブルによって音が変わりやすい構造のイヤホンと変わりにくいイヤホンがあるのです。


「最適な周波数特性」に関する定義など存在しないし、何を基準とするかはあなた次第です。
録音のスタジオでは機材の抵抗値が規定されているかもしれませんが、
一般的なリスニングに関してはそのような概念を持ち込む必要はなく、
ホワイトノイズを抑える環境を追求するに越したことはないのではないでしょうか。

周波数特性の変化についても正直、各イヤホンを実際に聞いてみないことには判断ができません。
メーカーの公称スペックがどこまで正しいのかもわからないからです。
「専門家」や「自称専門家」に限って歪んだ思想やメーカー偏重の考えであることが多く、
もちろん私の意見も100%信用することは不可能です。

予算内でもっとも「妥当」と感じられる選択を心がけるようにしましょう。


誤解のないように繰り返しますが、
ホワイトノイズを抑えたら抑えたで「音が痩せた」とか「周波数特性が気に入らない」などと言い出すと、
どんどんオーディオ沼にハマっていってしまい、最終的に機材の「金額」で音の良し悪しを判断しないと
気が済まなくなる恐ろしい強迫観念にとらわれる人が非常に多いので、どうか気をつけてください。

私はホワイトノイズを軽減する手段の一つとしてインピーダンスケーブルを勧めているだけであり、
オーディオを楽しむ目的についてあれこれ指摘することはしません。













インピーダンスケーブルの品切れが長く続いていて入手が難しくなっているようです。
iFi-Audio EarBuddyは貧弱そうに見えますが同等の効果を得られる希少な商品です。

0 件のコメント:

コメントを投稿

コメント