2018年4月20日金曜日

Logicool G433ヘッドセット レビュー マイクロファイバー製イヤーパッドのほうがいいかも 遮音性の悪さは致命的

全体が黒色というのは無難なデザインですが、ホコリが付着すると非常に目立ちますね。
ブラック、ブルー、レッド、(迷彩?)のカラーバリエーションがあるので好みで選んでください。

5月下旬、気温が30℃に達する日にはG433はやっぱり頭が熱くなってしまうので使用を中断し、
CL750でゲームも音楽も聞いています。たぶん秋までG433は封印することになるでしょう……

6月初旬、G433をつけていると「暑い」けど扇風機の風を浴びている限りでは汗をかくこともなく、
合皮製のイヤーパッドにありがちなベタつき感もまったくありません。もう少し検証していきます。

6月25日、気温34.7℃を記録する日に使用しましたが、ぜんぜん暑さを気にせず実況できました。
スポーツメッシュイヤーパッドの通気性が素晴らしいです。これはおすすめできます。

7月10日、気温34.2℃でマイクロファイバー製イヤーパッドを試しましたが問題ありませんでした。

7月18日、気温39.7℃に達した際はゲームどころかPCの近くに座ることすら身の危険を感じたため検証できませんでした。
猛暑日になったらG433でなくてもエアコンを使用することを強く願います。
35℃未満だからといって安全とは限りません。
思考や判断力が低下するため大変危険です。
またPCの熱暴走にも警戒してください。

とはいえ合皮製のイヤーパッドに比べて非常に蒸れにくく快適であることは事実です。
それでも限界があります。高温が予想される日にはイヤホンを使ったほうがいいでしょう。
マイクロファイバー製イヤーパッドを両耳に換装した状態です。


初めから装着されているメッシュ素材のイヤーパッド(右)の遮音性の悪さが気になる場合は、
同梱の「マイクロファイバー製イヤーパッド」(左)に交換することをおすすめします。
左右や上下がわかりにくいですが、イヤーパッドの裏側をよく見ると判別できます。
これが「L」つまり左耳です。
これが「R」つまり右耳です。
文字の刻印を上になるように取り付けます。

イヤーパッドを取り外すのは簡単です。ヘッドセットを落とさないように両手でしっかり持ち、
ひねりながら外側へ引っ張ると外れます。
取りつけるのがちょっと大変でした。コツがいります。


難しいので動画で解説しました。



ヘッドセットの左耳はオーディオジャックの部分。右耳はその対称的な位置に少し「切れ目」があるので、
イヤーパッドの半透明のスリーブをその一端に引っかけて、一方向に少しずつ回しながら指先で差し込んでいきます。

「右回り、左回り」と交互に動かすのではなく、一方向に少しずつはめ込んでいくのがコツです。

一周すると全体が上手く収まっているはずです。
イヤーパッドの内側に指を突っ込んで少し広げるイメージでゆっくりと行ってください。
イライラしてヘッドセットを落下させないように注意!

全体がはまったら、イヤーパッド全体を手で握って揉むようにし、左右にひねってぴったり合わせます。

マイクロファイバー製イヤーパッドのほうが触った感じはゴワゴワと「固い」気がしますが、
実際に使用すると肌触りがよく、遮音性が高くなり、ゲームの音声を聞きやすくなりました。
ボリュームを不用意に上げなくても聞こえるようになるのはいいですね。
反面、メッシュ素材のイヤーパッドより蒸れやすくなります。
ここはトレードオフという形になってしまいます。

ヘッドセットのアームを少し長めに調整し、全重量の6~7割くらいを側圧で保持するイメージで装着すると、
頭頂部に接触するヘッドバンドの負担が軽減します。

頭蓋骨の形状や大きさは個人差があるため、これが最適という装着法はないのですが、
側圧が強くて頭が痛くなるのはヘッドセットの側圧が実際に強すぎるからではなく、
アームを短くしすぎて両耳を締めつける形になってしまっているのが原因である場合があります。
アームを伸ばし、イヤーパッドで側頭部を挟み、ヘッドバンドはただ「頭の上に乗っている」程度の長さにします。
ヘッドバンドが頭に食い込むようではアームが短すぎます。
小顔をアピールしようとしてアームを短くするのは苦痛になるだけですwww

「ヘッドセットを頭の上から押さえつける」のではなく、
「側圧で挟んで持ち上げる」ようなイメージで装着すると快適になりました。
この説明でわかるでしょうか……

眼鏡をかけている場合は、浅く装着したほうが快適です。
深くかぶるとメガネのテンプルの先をイヤーパッドが押しつける形になって耳の後ろの骨に当たり痛みを生じさせやすいからです。
眼鏡屋に頼んでテンプルの先を曲げてもらうか、柔らかい素材のものを選ぶのもいいかもしれません。


着脱式のG433本体側に接続するミニプラグは5極になっています。
まるでソニーのノイズキャンセリングイヤホンのようです。
G433のブームマイクは3極。
ヘッドセットではなくPCのマイク端子に挿しても普通に認識されるため、
何の変哲もないプラグインパワーのマイクであることがわかります。

付属のサウンドカード(USB-DAC)は4極ジャックであることから、
ソニーのノイズキャンセリングイヤホンの機構とはまったく違うはず……
サウンドカードにノイズキャンセリングの回路があるわけではないですよね?

この製品に限らず、「ノイズキャンセリング」や「ノイズリダクション」をうたうのなら、
メーカーはそれがどういう原理・構造のものなのか明確にするべきだと思います。
単なるローカットフィルターでもエアコンやファンの音を効果的に軽減することができるので、
ノイズキャンセリングといっても間違いではないのですが、それはマイクの物理的な性能ではなくて
ただのソフトウェア処理なんですよ……


再生機器側ではなくヘッドセット側が5極になっているのはどういうこと?
ヘッドセット側が4極じゃなくて5極なのはどうして??
バランス接続とか独立グラウンドケーブルというやつ……?
メーカーサイトに何も書いていないからわかりません(つд⊂)エーン
仕組みがわからない;;

動画の解説を見てみると……
マイクとヘッドセットのクロストークを抑えるために独自の設計を施しています。」とあるので、
グラウンドを分離するために5極になっている可能性がありますね。

「PCゲーブル」ワロタwwwwwww

着脱式ケーブル・マイクともにプラグには最初から汚れや油膜のようなものがついている場合があるため、
使用前に必ずティッシュやクロスで拭き取ることが大切です。
端子の汚れが音質の劣化や接触不良の原因になっていることが往々にしてあります。

一見わかりにくいのですが、マイクのプラグは円柱形のスリーブの一箇所に突起があり、
ヘッドセット本体に向きを正しく挿し込まないとまともに集音できません。
G433のマイク音質があまりにも悪いと感じたら、プラグを正しく接続できているかどうか確認してください。

気になるサウンドカードのホワイトノイズ(残留ノイズ)は……
SoundBlasterX G1より小さく抑えられています!

SoundBlasterのサウンドデバイスの使用感でよく聞かれる、
再生する信号がなくなった十数秒後にホワイトノイズが収まる現象」とは異なる挙動がありました。

G433のサウンドカードは再生する信号がなくなった直後に駆動を止める仕様になっているのか、
音声ファイルの再生を止めると「プツッ」という小さな音が必ず聞こえます
おそらくパワーマネジメントや無音時のホワイトノイズがいつまでも聞こえないようにする配慮と思われますが、
プツッというポップノイズ的な音がわずかに出ることは妥協しなければならないようです。

しかしそのノイズ音はよほど静かな環境で耳をすまさなければ聞き取れないレベルなので安心してください。
マウスやキーボード操作の音や、ケーブルの「タッチノイズ」のほうがよほど目立ちます。
ゲームのプレイ中は常にサウンドのプログラムが常駐しているためノイズが出ることはありません
音声を出すプログラムをすべて終了したタイミングでプツッと鳴るだけです。



ヘッドセットのケーブルにアナログ式のボリュームコントローラーがついており、
ここで音量を絞ることでほぼ完全にホワイトノイズを消せます。
ダイヤルには適度な重さがあって音量を微調整することも可能。
若干のギャングエラーと100%付近に「ガリ」があります

ダイヤルをゆっくり回すと左右の音量が微妙に違って聞こえる位置がいくつかあって気になります。
これを不具合とみるか許容範囲(仕様)とみるか難しいところです。
G433だけでなくG430や他メーカーのアナログ式ボリュームコントローラーつきヘッドセットには
多かれ少なかれ同様の現象が認められます。

ギャングエラーはアナログ式の可変抵抗器の宿命ともいえる問題(仕様)なので、
完全に解消するにはボリュームコントローラーのないケーブルを使うしかありません。
左右の音量差がどうしても気になるのであればメーカーに問い合わせてください。

特にダイヤルを長期間操作しないでいると接点が汚れたり腐食したりするため、
使い物にならないくらい激しいノイズが混じったり、片方の音しか出なくなったりする場合があります。

サウンドデバイス側でボリュームを上げて、ヘッドセットのダイヤルでボリュームを絞ると、
音響的にはダイナミックレンジを大きくすることができるため、物理的な音質は向上します。
しかし必ずしも聴覚的にいいとはいえないこともあるため、いろいろ調整してください。
もちろんボリュームを上げすぎないように注意しましょう。

同梱の「重要なお知らせ、安全性、規制および製品保証」という書類(紙切れw)には
オーディオ再生デバイスの最大音量の50%を超えないようにしてください。」とあります。
とりあえずシステムの音量を50にし、ボリュームコントローラーで調整するのがいいと思います。
(ボリュームコントローラーのないイヤホンではおそらく大きすぎるので下げましょう)

ちなみにSound BlasterX G5の初期値は「45」です。


高級(とされる)オーディオ機材にはアナログ式ではなくデジタル式のコントローラーが採用されており、
ギャングエラーが原理的に起こらないようになっています。



個体差があるはずなので参考までに。



ダイヤルの100%付近ではやはり「サーーーー」というホワイトノイズが聞こえるので、
大好評のアッテネーター、
ZY-Cable ER4P ER4S 4P to 4S p to s p2s インピーダンス ケーブル ZY-001
分岐アダプタを介して接続しています。見た目はとても悪いですが、音質はきわめて高いです。

G433のサウンドカードの無音時のホワイトノイズはSoundBlasterX G1と少し違って
音量に波があるように聞こえます。
ノイズ自体はG1より確実に小さいのですが、起伏のある音なのでかえって気になるかもしれません。
ヘッドバンドの調整は軽いノッチのある鉄製のスライダーで行います。
一見プラスチックのようですが、つや消し塗装の金属製です。
非常に薄く目盛りがついています。
プラスチック部分も電動工具に採用されているような頑丈そうなものが使われています。
ちょっとやそっとの衝撃では折れそうにありません。
耐久力にはかなり期待できそうです。
これでいて259グラムという軽さ!
350グラム前後のヘッドセットと比べたら驚くほど軽量です。
イヤーパッドはメッシュで通気性に優れるファブリック素材でできています。
最初は「これはどうなのかな…」と思っていましたが、柔らかく、サラサラとしていて、
合皮やビロード素材のものよりもはるかに蒸れません
始めは少し固くて頭部を圧迫するような感じがあったのですが、
体温で暖められると柔らかくなる性質があるのか、あるいは半日ほど装着し続けて慣れたからなのか、
非常に快適になりました。
見た目や第一印象だけで判断せず、ぜひしばらく使ってみることをおすすめします。
ハウジングも繊維のようなデニムのような和紙のような質感のファブリック素材で覆われています。
ハウジングの表面にぴったりと貼りつけられているようです。
ただ……デザイン性なのでしょうけど、円形のエッジ部分がこすれてすぐに摩耗しそうです……
見るからに円の周囲、エッジの立っている形状がすり切れそうですよね。
この点が少し気がかりです。イヤーパッドと違って交換はできそうにないですし。

ロジクールの保証は基本的に「新品との交換」であるそうですが、
外観の傷や摩耗ではなく、正常な使用下における断線や破損のみ対応します。
パッケージはグレーを基調としたロジクールのイメージカラー・青というシンプルなデザイン。
 これは!!
昔からロジクール製品は
開封に難儀する
ものが多かったのですが、 この化粧箱にはミシン目が入っていて引くだけで開けられます!
これは画期的だwwwwwwww
見るからに陰キャっぽい少年が深刻な面持ちでG433を装着。
ゲーミングだけでなく映画や音楽鑑賞にもカジュアルに街中でも使えますよ。
メガネをかけていてもまったく違和感なく装着できます。
むしろオーバーフック式のイヤホンのほうがメガネのテンプルに引っかかりやすいなぁ…と比較してしまうほどG433は快適です。
本当に「プロゲーマー」の実態や使用環境を反映して設計されていることがわかりますね!

ただ、新品の状態だとイヤーパッドがまだ固いためメガネに違和感が起こるかもしれません。
しばらく使用してから判断してくださいね。
外装を開けるとマグネットでくっつく箱が現れました。
巨大なロゴマークが見えます。
この透明な梱包を見るとかつてのロジクールっぽさを感じますねwwwww
昔は異常に硬いプラスチックを圧着した梱包の開封に苦労したんです。
ハサミを入れても上手く切れず、手で無理やり引き裂いていましたねぇ……
このパッケージはプラスチックを上からかぶせてあるだけです。
開封レビューはあまり需要がないので割愛します。
はい。
実はSoundBlasterX G1が壊れたのかと思い、急遽サウンドカードを買いにエディオンまで走ったんです。
しかし……もうPCIeもUSBもまともなものが売ってないんですよね……
G1の在庫はありましたが、また壊れたら嫌なのでほかのものをと思っていたんですが…
左がG433付属のサウンドカード、右がG1。
見た目がよく似ているのでOEMかもしれませんが……わかりません。
G433のほうがホワイトノイズが少なく、LEDの光るギミックもなく、発熱も非常に少ないので
中身が同じということはなさそうです。
G1はWindows環境で専用のソフトウェアをインストールした場合に
24ビット・96kHzで再生できるのに対し、
G433は16ビット・48kHzまでしか対応しません
ハイレゾのファンにとっては残念な仕様でしょうね。

しかし実際に聞いてみればこの数値と音質は関係ないことがわかると思います。
そもそもG433自体が20Hz~20kHzの再生周波数と明記されており、
ハイレゾのハの字も主張していないのです。

スペックには特に記述されていませんが、G433のサウンドカードは遅延も低く抑えられていて、
ゲームにおいて音質より重要かもしれないところをいろいろと強化しているそうです。


致命的なのはG433のUSB-DACは7.1サラウンド固定でステレオに設定できず、
ほとんどの3Dゲームで定位が失われてしまうということです。
Logicool ゲームソフトウェアをアンインストールすればステレオで動作するかもしれませんが…
これはだめだ……話にならない……


G1にはたぶんDSP(デジタルシグナルプロセッサー)とメモリが内蔵されているため、
一度X-Plus Configuratorで設定(保存)を行うと、
専用のドライバ・ソフトウェアのインストールされていないPCでもエフェクトを利用することができます。
しかしプリセットされている6種類のゲームタイトルやPS4の設定から1つのみを設定できるだけで、
BlasterX Acoustic Engine Proの任意の設定を保存することはできません
プリセットを切り替えるためにはX-Plus Configuretorが必要です。

またUSBのアンペア(入力)が異なり、G433が5V 100mA、G1が5V 500mAになっています。

見た目がほぼ同じSound Blaster Play! 3と比べてG1の価格が割高なのは、
DSPと、BlasterX Acoustic Engine Pro(Liteでない)の利用料(?)が乗っているからだと思われます。
欠点としてはG1にはいわゆるステレオミキサーと呼ばれる再生リダイレクト機能がないことです。

動画配信ソフトでミキサーを設定できるので、デバイスのステレオミキサーは特に重要ではありません。

で……
まずG433付属のサウンドカードだけパソコンにセットし、RHA CL750をつないで聞いてみたんですが……
Σ(;´△`)エッ!?
なんで(壊れたと思っていた)G1と同じ症状があるんだよ……
まさかG1じゃなくてCL750が壊れてたのか??????????????

いったいなぜG1が壊れたのかと思ったのかというと、
左の音声にだけ「ブーーーーン」というハムノイズが混じって聞こえるようになり、
G1のUSB端子の金属部分に手を触れている間だけそれが収まることから、
絶縁の不良が疑われたためです。

ウー c(`Д´c)
どうもCL750の左がおかしいっぽい……


原因特定&問題解決

パソコンのアースが不十分だったことが原因でした。
CL750を疑ってごめんね!
古い家なのでコンセントにアース端子がないため何もせずにいたのですが、
適当なビニールコード(電線)で電源ケーブルのアースをアルミの窓枠につないだら
ハムノイズが完全に消えました!!

G933のレビューで
USB接続すると左側だけ発振するような感じがする
というものがありました。
おそらくこれも交流電源から生じているハムノイズが原因であると考えられます。
私も左耳だけブーンというノイズとしびれるような感覚を経験したので
パソコンのアースをしっかりと行うことで解決するはずです。
じゃあG433は無駄だったのか………

あーあ…15530円(購入時の価格)ドブに捨てたのか……

もっと別のサウンドカードでも買えばよかったなぁ……


付属のサウンドカードでなければだめですが、DTS Headphone:Xを利用できます。
Logicoolゲームソフトウェアをダウンロード、インストールすると再起動を促されるのでその通りに実行します。

この際に不審なソフトウェアが同時にインストールされます。
チェックボックスを外そうとしてもなぜか反応しませんでした。
あとからアンインストールしてください。

イコライザーにはいくつかのジャンルのゲームに適したプリセットから選択するほか、
独自に設定しプロファイルを切り替えて運用することもできます。
「アドバンストイコライザー」や「ベース」「トレブル」はプリセットからは変更できません
まずカスタムイコライザーの「+」を押して新規に作成し、
アドバンストイコライザーの右のボタンを押してオフにする必要があります。
するとベースとトレブルのスライダーを動かすことができるようになります。

「サイドトーン」というのは、マイクに向かって話している自分の声をヘッドホンからモニターする機能のことです。
これは一般的な電話機にもある機能で、自分の声が適度に聞こえる環境のほうが
話しやすくなるという人間の生体的な反応に合わせて設計されています。

サイドトーンのレベルを上げると、ヘッドホンから自分の声がより大きく聞こえるようになります。
もし不自由を感じるならレベルを下げてください。
自分の声が聞こえる!不具合だ!」というのはサイドトーンを0にすれば解決します。

初期設定でサイドトーンが有効になっているのはどうかと思います。

不具合で自分の声がループしてしまっていると勘違いするのも無理もありません。
Amazonのカスタマーレビューでも数多く指摘されています。
これは大きな減点対象となるでしょう。

余計な機能や効果は初期設定ではすべて無効になるようにするべきです。

DTS Headphone:Xというサラウンドサウンドを体験することができます。

「ルーム名」というのを最初、何かの誤訳だと思っていました。
実はこれは本当に文字通りの「ルーム」、実際の「部屋」を表しているのです。

サラウンドサウンドを再現するにあたって実在する部屋に7.1chのサラウンドスピーカーを設置し、
その空間にいる人の耳に聴覚的にどのように聞こえているのかのデータを取り、
その通りの音をヘッドホンから出すようにした技術……ということだそうです。

Logitech Signature Studioは、Logitech社にあるシグネチャースタジオという
実際の音響室で聞こえる音を再現します。

DTSスーパーステレオモードはSuper Stereo FrontとWideを選べます。
これは音源が7.1chの多重音声信号ではない(つまりステレオの)場合に有効になります。
Frontは「前」から聞こえてくる印象が強くなり、Wideはより「左右」への広がりが強く聞こえます。


あまり変更できる要素の多くないサラウンドですが、サラウンド音源でもステレオ音源でも有効になり、
擬似的ではあってもかなり忠実に「その部屋で実際にスピーカーで聞いている感じ」を再現します。

Logicoolゲームソフトウェアには実装されていませんが、
どのような部屋でもデータを集めればDTS Headphone:Xの技術でそれを再現し、
「ルーム名」に追加していくことが理論上は可能であるそうですよ。




DTS Headphone:Xとは、
「実際の部屋に置かれた7.1サラウンドスピーカーから出ている音をヘッドホンで聞いているような感じにさせる」
というアプローチで映画や音楽、ボイスチャットに至るまであらゆるサウンドの体験をアップグレードします。

個人的な印象としては、「定位がいい」とか「音がクリア」という感じではなく、「ただリアルなスタジオで聞いているような感じ」です。

ヘッドホンでありながらリアルなスタジオで聞き浸りたい気分のときに有効です。
あまりにも自然にリアルなスタジオっぽい音響になるので、「え?」って感じです。
ぼんやりしていると自分がヘッドホンをつけていることを忘れて、
部屋に本物のサラウンドスピーカーがあるかのように錯覚するレベルです。
ちょっと極端なたとえですけどねwww個人差があります。



しかし、FPSなどの3Dゲームで定位がよくなるか?という問いには、
期待外れかもしれない、と答えることになるでしょう。
ゲームタイトルによるのかもしれませんが、精度を高めることになるかどうかは難しいところです。

DolbyにせよDTSにせよ最初に聞いたときの
「すごい音の広がりを感じる!」
「スタジオで聞いているみたい!」
「大迫力!」
という第一印象ばかりが先行し、肝心の「定位」を評価されていないことがあります。

また、肝心のゲームで比較をせず、ソフトウェアのデモだけで判断している人もいます。


サラウンドを無効にしてステレオで再生することをおすすめしたいのですが、
それではG433のUSB-DACにもソフトウェアにも意味がないということになりますね……



足音が聞き取りやすいか?といわれると……
かなり音量を上げないと聞き取りづらい。

「蒸れにくいイヤーパッド」を追求した新素材ということで快適性は高いのですが、
肝心のゲーム内の物音を聞くことに関してはほかのヘッドセットに比べて有利とはいえません
密閉感が低く通気性に優れるため若干シャリシャリした音に聞こえるかもしれません。
ほかのヘッドホンに慣れている人は低音が物足りなく感じられそうです。


ゲームでも、映画でも、音楽鑑賞でも使えるヘッドセットを目指した結果、
非常に中途半端な製品になってしまっているような印象です。

付属のUSB-DACで実現するDTSサラウンドはゲームよりも
映画鑑賞に適していると感じました。


遮音性の悪さを致命的な問題だと感じる人は多いかもしれません。

周りの音がよく聞こえるせいでボリュームを上げすぎる傾向があり、聴覚に悪影響を及ぼす恐れがあります。
音漏れもしやすく、下手に屋外で使用すると奇異の目で見られるかもしれません。







PC版ARK: Survival Evolvedゲームがサラウンド再生をサポートしていないため
G433もG1、G5のバーチャル7.1サラウンドも正常に音声を出力してくれません。
具体的には「真横から発せられている音が異常に小さくなる」のです。
定位が狂い、左右の距離感を把握できません。

5.1chのゲームは「リアスピーカー」の位置が90°に設定されているため、
斜め後方に配置されるG1、G5では正常な定位を得られないのが原因だそうです。
7.1chでは90°に位置するのがリアスピーカーではなくサラウンドスピーカーであり、
ゲームが音声を出力していないチャンネルのため無音になる、ということです。

たき火など常に一定の音が出ている建造物の近くに立ち、
視点を水平方向に回していくと、真横の位置で音量が異常に小さくなるのがわかります。

Arkはそれほど音が重要ではありませんが、定位を求められるゲームでは致命的です。
バーチャル7.1サラウンドだと真横の音がほとんど聞こえなくなります。
ステレオではこのような問題は一切起こらないので、仕様なのでしょう……



カルノタウルスなどの大きい恐竜に乗って歩いていると、
まっすぐ進んでいても足音が右から左からメチャクチャな聞こえ方をします。
この効果音の激しい乱れが非常に不快で、足音の大きい恐竜とは一緒に移動したくなくなってしまいます。

G433はDTSサラウンドを無効にしてもシステムからは7.1chであると認識されるため
どう調整してもARKの音声を正常に再生することはできませんでした。

G1・G5でステレオに設定すると音声は正常になり、真横の音が小さくなることはありません。



G433はなぜWindowsのスピーカー構成でステレオを選択できないのでしょうか……

7.1サラウンドのみ選択できてステレオがないなんてちょっと不思議です。


このようにWindows7のスピーカーのセットアップを見ても
「7.1サラウンド」しか候補がなく、ステレオに設定することができません。

LGSでサラウンドを無効にしても変わりません。
なんでだろう……ステレオでないと都合が悪い;;

Logicool公式サイトの製品ページを見ると、
パソコン、パソコンVRは7.1サラウンドとしか書いていないから、
G433のUSB-DACをPCに接続すると7.1サラウンドでしか動作しないのでしょう。

たとえば「ステレオもしくは7.1サラウンド」と表記されていればどちらでも動作するはずですが、
本当に「7.1サラウンド」としか書いていないのでそういうことなのですね。


これはちょっと盲点でした。

7.1サラウンドのサウンドデバイスはステレオでも当然動作可能だと思っていたので……

仕方がないのでG433のUSB-DACはあきらめて、Sound BlasterX G5を使用しています。


ステレオで正確な定位を得るためには付属のUSB-DACではなく別のサウンドデバイスが必要です。
7.1サラウンドではなくステレオで動作可能なデバイスを選んでください。これが重要です。

G433の「ヘッドセットのみ」のG233とサウンドデバイスを選んだほうがいい可能性があるのですが、
G433とG233の価格差は妥当とはいえず、G233にはカラーバリエーションもないことから、
ちょっと考えてしまいますね……どうして7.1サラウンドしか設定できないのか;;;

Windows8や10ならステレオを選択できますか???
Windows7しか試せないので判断しかねます。




YouTubeやAmazonなどのレビューでも非常に多くの人が誤解していることなのですが、
USBヘッドセットやUSBサウンドデバイスがバーチャル7.1サラウンドに対応していても、
再生する音源(ゲーム、音楽、動画の音声形式)が7.1chの信号を出していなければ意味がありません。
「意味がない」というのは「音が出ない」ということではなく、
7.1chとしては再生されず、ステレオか5.1chの信号として扱われる、という意味です。

「バーチャル7.1サラウンド」というのは7.1chの音源に対しては効果的かもしれないという機能であって、
2chのみの信号や5.1chを7.1chにアップミックスしてもほとんど意味がありません。
(そんな処理をしても定位がぼけるだけでまったく実用性がない)
ドルビープロロジックIIz」という技術はドヤ顔でこの実用性のない処理をしています。
少なくともヘッドホンやイヤホンで聞く場合には定位がぼけるだけで意味がありません。


そもそもステレオのゲームはステレオで定位を再現した音声を出力しているので、
7.1chとして再生しても定位がよくなるはずがないのです。

ゲームのサウンドエンジンが作り出している「定位」と、
「バーチャル7.1サラウンド」の技術のアプローチがあまりにも乖離しているため、
ステレオよりも定位が劣ることが大変多いのが現実です。

ステレオの信号を7.1chのフォーマットに変換することをバーチャルサラウンドと呼ぶから誤解するんですよ。

7.1chの入力に対応する真のバーチャル7.1サラウンドと、
ステレオを7.1chとして出力する疑似7.1サラウンドはまったく違います。


ステレオのサラウンドはどういう原理かというと、LRの信号を通常のステレオとして扱い、
後方の仮想スピーカーからそれぞれの合成音声を一瞬遅らせて再生することで
広がりを誇張して表現する、というものです。スマホの音楽アプリにも同様の機能があります。
信号自体が8つ(7.1)あるバーチャル7.1サラウンドとは構造がまったく異なります
ステレオのサラウンドは2つの音声信号のみで音の広がりを強調しているのです。

この「ステレオのサラウンド」の実体がよく知られていないため、サラウンドといえば7.1chだ、
という誤解が根底にあるものと思われます。

7.1chの音声信号をゲームから受け取り、最終的にステレオのヘッドホン(スピーカー)から出力するのが
バーチャルサラウンドの本当の意味です。
ステレオのサラウンドもバーチャルサラウンドと呼ばれる場合がありますが、まったく違うものなのです。
ステレオの信号から7.1chを生成する機能などヘッドホンで定位を求めるうえでは役に立ちませんよ。


現時点ではYouTubeがサポートしている音声コーデックは
5.1サラウンドまでなので7.1chの音声動画というのは無意味です。
サラウンドといいつつステレオで収録していることもあるのでテスト動画をあてにしないでください。

サラウンドで実際に聞こえる音声をステレオとして収録することには意味がありますが、
サラウンドシステムの音声テストとしては音源がステレオでは役に立ちません。

先述の「7.1chだと真横の音が聞こえなくなる」という動画はステレオなので、
7.1サラウンドシステムの各チャンネルのテストには使えません。

デバイスをバーチャル7.1サラウンドに設定して5.1chのゲームをプレイすると
真横の音が聞こえなくなることを証明しているだけに過ぎません。


G433とは別の「バーチャル7.1サラウンド」をうたったヘッドセットのAmazonカスタマーレビューで、
どう見てもメーカー側がサラウンドの本質を理解していないか、
意図的に消費者をだまそうとしているやり取りがありました。

🔗https://www.amazon.co.jp/gp/customer-reviews/

このように「バーチャル7.1サラウンド」と「ステレオのサラウンド」を混同した製品があるんですよ……
明るみになっていないだけで相当な勘違いがあると思いますよ。

HyperXのレビューではこのようなやり取りが大量にあります。

「ステレオのサラウンド」といえばいいのに、「7.1」という数字で誤解させています。悪質ですね。
「PS4から7.1chの音声信号は受け取っていない」にもかかわらず、それを否定するメーカー。
だんだん滑稽に見えてきました……


PS4は汎用なUSBオーディオデバイスに対して独自の仕様で動作するため、
WindowsPCではバーチャル7.1サラウンドを利用することができる製品であっても、
PS4ではステレオ(とステレオのサラウンド)しか有効にできません

PS4専用のワイヤレスサラウンドヘッドセットや光デジタル、HDMIからの音声は
マルチチャンネルサウンド(2ch以上の多重音声信号)を扱うことができますが、
それ以外のUSBヘッドセットやサウンドデバイスはステレオ信号のみとなります。

ステレオの音声信号から7.1chを生成すること
バーチャル7.1サラウンドと呼ぶからおかしなことになるのです。
素直にステレオサラウンドと呼べばいいではありませんか……


RazerのUSBヘッドセットはSynapseという専用のソフトウェアがWindowsPCだけでなく
Macでも動作するため、Macでもバーチャル7.1サラウンドが利用可能となっています。
しかしPS4にはSynapseをインストールできないため、ステレオのみの利用となります。


USB(有線)およびUSBワイヤレストランスミッター(無線)で動作するヘッドセットと、
PCIeのサウンドカードを同時にレビューしている不可解な人気YouTuberの影響か、
デバイスからヘッドセットに音声を伝える仕組みを理解できなくなった視聴者がいるようです。

USBで接続するヘッドセットの動作にはPCIeのサウンドカードは一切影響しません
ましてやワイヤレスヘッドセットを動かせるはずがありません。
信号の経路がまったく別なのですから。
ただUSBヘッドセットでも「アナログ接続」といっていわゆる3.5mmのオーディオプラグを利用できるものがあり、
その場合はサウンドカードのジャックにつなげばサウンドカードからの入出力で動作します。

どうもそれを理解できない人の間で「USBヘッドセット」と「サウンドカード」を両方買わないといけないという
誤解が生じているものと思われます。

またヘッドセットそのものに「バーチャル7.1サラウンドに対応する製品」があるかのような勘違いも目立ちます。
ヘッドセット自体はRazer Tiamat 7.1などのきわめて例外的な製品を除いて「ステレオ」であり、
バーチャルサラウンドの動作には関係がありません。
バーチャルサラウンドを実現しているのはヘッドセットそのものではなく、ソフトウェアなのです。
USBのアダプターもしくはヘッドセットに内蔵されているUSBサウンドデバイスでのみ動作する
ドライバーソフトウェアというものがイコライザーやバーチャルサラウンドを実現しています。

USBケーブルがヘッドセットにそのままつながっているタイプの製品は、
一見すると「USBサウンドデバイス」らしきパーツがないため、
アナログ接続と同様の動作をしていると勘違いしてしまうのかもしれませんね。

G433はUSB部とヘッドセット部が完全に分離しているタイプのため、
「G433のUSB-DAC」と「G433のヘッドセット」を区別して考えることができます。
もし別途サウンドカードを導入した場合は、前者が無視されます。

「サウンドカードの能力をUSB経由でヘッドセットに出力する」ことなどは一切できません。
USBではなく、3.5mmプラグのケーブルをサウンドカードに接続しなければなりません。

「G433のヘッドセット部」はバーチャルサラウンドとは特に関係がありません。
バーチャルサラウンドを実現しているのは「G433のUSB-DAC部」で動作するソフトウェアだからです。
逆にいえば、「G433のUSB-DAC」に接続すればどんなイヤホンでもヘッドホンでも
(ソフトをインストールできるPCであれば)バーチャルサラウンドで再生できるということです。

Razer Tiamat 7.1はステレオスピーカーではなく10個のスピーカーを内蔵しているため、
通常のステレオ信号に加えてセンター・サブウーファー、リア、サラウンドと、
出力だけでケーブルが4本もあり、マイク入力のために1本、給電用のUSBケーブルが1本必要となります。
Tiamat 7.1のUSB端子は「USBサウンドデバイス」として動作するのではなく「給電用」のため、
アナログのサラウンド音声出力を備えたサウンドカードがないと実質的に使い物になりません。

G433のUSB-DACにTiamat 7.1を接続してもLとRのスピーカーからしか音を出せません。
バーチャルサラウンドで再生すると、LとRのスピーカーから7.1chすべての音を出すことになってしまい、
ステレオのヘッドホンよりも定位が悪くなる恐れがあります
10個のスピーカーのうち2個しか音を出さないので、本来の音の再現ができないためです。

Razer Thresher 7.1はS/PDIF出力搭載のPS4にUSBと光デジタルケーブルで接続することで
バーチャル7.1サラウンドに対応します。
Thresher 7.1のUSBはあくまでレシーバーであり、音声信号は光デジタルから入力する仕様となっています。
PCとMacは一般的なヘッドセット同様、USBのみで接続します。

光デジタル出力端子のないPS4 Slimで利用するには、HDMIから音声を分けるスプリッターが別途必要。




PS4と接続する際はUSBオーディオデバイスとして動作するのではなく、光デジタルケーブルから
マルチチャンネルサウンドを入力し、ワイヤレスで7.1サラウンドを再生できます。
接続にUSBという規格を用いますが、肝心の音声入力が光デジタルであるため、
ほかの「USBオーディオデバイス」とはまったく動作が異なります

光デジタルからの入力は5.1chですが、DolbyやDTSの技術で追加のチャンネルを生成し、
バーチャル7.1サラウンドを再生することができるという話です。
5.1chはともかく、追加の2つのチャンネルについては正直「怪しい」と私は踏んでいます。

もちろんこの製品にもステレオより定位がいいという保証はありません。
ヘッドセットのドライバーユニット自体はステレオのため、ほかの製品と大差ない可能性が高いです。

一聴した感想だけで「定位がいい!」と評価しているレビュアーが問題です……


私は自分の持っている機材でさんざんステレオとバーチャルサラウンドの比較を行ってきましたが、
そうまでしてサラウンドに固執する理由があるのか?」という結論しか導き出せませんでした。
映画やアニメはよくても、任意の方向や距離から音の出る3Dゲームではステレオのほうがよかったです。

この動画を見て(聞いて)わかるように、ゲームの音声とデバイスのチャンネルを合わせても、
後方の定位がひどくぼけてしまい、明らかに劣化したサウンドしか再生できませんでした。
5.1chのデータを適切に2.0chへダウンミックスしてステレオで再生すると驚くほど定位が向上します。


ゲーム内のサウンド設定に「ヘッドホン」や「ステレオヘッドホン」という項目がある場合は、
「サラウンド」で再生するより的確な定位を得られると考えられます。
接続するサウンドデバイスによるエフェクトよりも、ゲーム自体の音声処理のほうが優れているはずだからです。

基本的に「サラウンド」というのはステレオヘッドホンによる「バーチャルサラウンド」のことではなく、
部屋に複数のスピーカーを設置して再生するマルチチャンネルスピーカーのことを示しています。
逆にいえば、その音響をステレオヘッドホンで「聴覚的に再現」するのがバーチャルサラウンドです。
これはまだ完璧な技術ではなく、聴覚の個人差や「調整」をどう行うのかという課題が山積みで、
ゲーム側で的確にステレオヘッドホンに最適化した音声を処理することのほうが現実的と思われます。

最近のゲームは、ステレオヘッドホンで聞くことに最適化した「HRTF」という技術を取り入れているものがあり、
7.1サラウンドよりもはるかに定位のいい立体音響を再生することが可能になっています。


ゲームは純粋にステレオを推奨しているのに、
デバイスメーカーが意固地になって不完全なバーチャルサラウンド製品を売ろうとしているのが現実です。




もしかするとゼンハイザーのGSX 1000というUSBデバイスのバーチャルサラウンドはまともかもしれません。
チャンネルのアップミックスと仮想化のアルゴリズムが他製品より優秀である可能性があります。
ソフトウェアのインストールが不要であり、プラグアンドプレイで全機能を利用できるのは評価の高いポイントです。

GSX 1000をPCと接続すると「再生デバイス」に2つの項目が追加され、
一方はバーチャルサラウンドを適用した音声を出力し、他方は適用しない音声を出力でき、
後者を「既定の通信デバイス」に設定することによってボイスチャットの相手の声に対しては
サラウンド処理をせずそのままの音質で再生可能であるそうです。
これは非常に重要なことですよね。
バーチャルサラウンドでゲームを楽しみつつ、通話は自然な音質で聞くことができるのですから。

あいにく私が実機を所有していないため断言はできませんが、期待しているデバイスの一つです



G433の音質は?

非常に「硬い音」です。
残響や広がりを極力抑えてあるかのような硬い音。
しばしば「軽い音」とも形容されるタイプの音です。

「これをあえて音楽鑑賞用に選ぶか?」という質問には即答しかねるところがあります。
キレッキレというほどではありませんが、伸びのない音なので鑑賞用に選ぶ人は少ないと思います。

ゲーム用にチューニングされているのがよくわかる音です。

しかし……

イヤーパッドの遮音性が悪いため周りの音がよく聞こえてしまいます。
ボリュームを大きめにしないと足音などは聞き取りにくいかもしれません。

遮音性の悪さが少し気になる…気になります。
喧騒のなか開催されるゲーム大会(LANパーティー)には適さないのではないでしょうか。
もし私のレビューだけを頼りに試合に臨む人(そんな人いるか!w)はカナル型イヤホンを必ず持参してください。

……そのくらいG433のイヤーパッドは遮音性が悪く、外の音が聞こえます。

Logicool Gにはいわゆる「イヤホン」のラインナップが見当たりませんが、
子会社であるUltimate Earsからはちょっと高価なインナーイヤーモニターが発売されています。



こちらは残念ながら所有していないため私がレビューすることはできません。

もし「シュアがけ」に抵抗がなければ、ホワイトノイズを大幅に軽減する高インピーダンスイヤホン、
RHA CL750を個人的におすすめします。




ケーブルの被覆の品質がどうもいまいちで、夏と冬で表面のコンディションが変わるのが難点ですが、
遮音性の高さ、ホワイトノイズの少なさ、タッチノイズの静かさが非常に優秀なイヤホンです。
低音がドゥンドゥン響くイヤホンではないため、好みによってはかなり物足りないと感じるかもしれません。
ロジクールよりも長い3年保証というのもポイント。

マイクがついていないのでボイスチャットをするには別途ピンマイク等と分岐アダプタが必要になります。

オーバーヘッドホンだと蒸れる髪型が崩れる、ヘッドバンドが痛い重たい
見た目が派手で気に入らない、という人にはイヤホンがおすすめです。

CL750はまったく「ゲーミング」の製品ではありませんが、私は大変これを気に入っており、
ヘッドホンよりも好んで日常的に使用しています。

CL750と外部マイクとサウンドデバイスを選ぶとG433よりはるかに高い買い物になってしまいますが、
G433のイヤーパッドが「長時間のプレイでも蒸れにくいが音漏れしやすい」のを不利だと思う人には、
こちらの組み合わせのほうが実用的であると考えられます。

念のため強調しておきますが、G433のイヤーパッドは遮音性が低く、音漏れしやすい構造です。
使用者にとっては外の音が聞こえ、周りの人にとってはヘッドホンからの音が聞こえやすいということで、
ボリュームを上手く調整しないとほかの製品より不利となる可能性があります。

CL750は後ろから耳たぶの上をフック状にかけて装着する「SHUREがけ」というタイプです。
ケーブルに衣服がこすれるときに発生するゴソゴソというタッチノイズが非常に少なく、
耳から脱落しにくく、まったく不快感がありません。
数時間どころか丸一日つけていても平気なほど快適です。

イヤホンの形状が「分銅型」で飛び出さず、身体を横向きに寝ていても耳が痛くなりません。

なぜG433のレビューで別の製品を熱く語ってるんだ」と思われたら申し訳ないです…

この記事の後半で詳しく解説していますが、
ゲームの音の定位は具体的にどのように再現されているのか」を考えた際、
一般的に認識されているように「ドライバーの大きいヘッドホンのほうが有利」とは言い切れず、
遮音性が高くてドライバーが鼓膜に近いイヤホンのほうが有利」となる場合があるからなのです。

さらにG433のUSB-DACはステレオに設定することができず、
多くの3Dゲームで定位が失われるのが最大の理由です。
マルチチャンネルオーディオを扱うならスピーカーの位置(角度)を調整する機能が絶対に必要です。
調整機能がなく、7.1サラウンドしか設定できないG433はゲーム用にはまったくおすすめできません

悩み抜いた末、私はG433ではなくSound BlasterX G5にCL750を接続して聞いています。




ゲーミングヘッドセットの音が悪いといわれるのは、ドライバーユニットの問題というよりも、
ボリュームコントローラーに原因があるように感じています。

G433のケーブルについているダイヤル式のボリュームコントローラーは「可変抵抗器」の性質上、
ダイヤルの位置によって「ギャングエラー」という現象が発生します。
これは左右の音量が微妙に違ってしまうというもので、可変抵抗器の宿命ともいえる問題です。
ひどい場合には片耳の音がまったく出なくなることもあります。

また、ダイヤルを回している最中に「ガリガリ」「ジャリジャリ」といったノイズが聞こえることもあります。
ホコリが少なくて常に乾燥した環境で使用すれば可変抵抗器は長持ちしますが、
衝撃を与えたり、汗や水などが侵入したりすると大ダメージを受けます。

私が可変抵抗器のボリュームコントローラーを避けたい理由はこれです。
左右の音量が少しでも違って聞こえるのは違和感があるし、定位も狂ってしまいます。






マインクラフトでブロックを置く、石ブロックの上を歩く・壊すなどの効果音が
トンットンットンッ!
と軽快で心地よく、聞いているだけで楽しくなるほど。

ヘッドセット自体が硬い音質なだけに、ソフトウェア(LGS)によるイコライザやサラウンドがなじみ、
残響のレベルを調整しやすくなっているような印象を受けます。

ゲーミングヘッドセットなんか音楽鑑賞には向かないという固定観念を持っている方にはおすすめしません。
そのような人はもっと音のいいヘッドホンを知っているはずだからです。
ゲーム用に初めてヘッドホンを買ってみるという方には悪くない選択だと思います。

ゲーム用に買ったんだから音楽鑑賞なんか求めてないよ!と言いたいところなのですが、
メーカーがプレスリリースの中で
至高のオーディオサウンド、高いファッション性など、ゲーミングはもちろん、普段の生活でもご利用いただけるように設計された製品となっています
と表明しているので、レビュアーの中には当然、そちらの方面でも評価せざるを得ない人もいるわけです。


悲しいことに「ゲーミングヘッドセット」というバイアスがかかるせいで
レビューでは必ずといっていいほど「これは音楽鑑賞用ではありません」と断りを入れているのを見かけます。
エディオンやe☆イヤホンなど試聴のできる店舗でよくヘッドホンを聞いているのですが、
高価なものはそれだけで「音がいいというバイアス」がかかるため、無意識のうちにそう判断する傾向にあります。

まるで音楽鑑賞用に使ってはいけないルールや、暗黙の了解があるかのようですね?
どちらにせよ純粋にオーディオを楽しもうとする人の態度ではありません。

実際、何十万円もするヘッドホンも大していい音とは感じないことがあるし、
安くても好みの音であることもあります。

ヘッドホンのメーカーや価格を被験者にも観測者にも知らせない「二重盲検」を行うと、
ほとんどのテストで価格と音のよさには相関のないことが明らかになります。

メーカーは高いものほどいいという一方的なマーケティングをしているし、消費者にも
「自分はこんなに高いものを買ったのだから音がいいのは当然だ」という思い込みがあるため、
先入観ありきの比較ではゲーミングヘッドセットは劣っているとみなされるのが一般的です。

玄人をうならせる音質が大衆からも評価されるとは限りません。
最終的な判断は「個人」に委ねられています。

これが絶対的な評価になっているわけではないことを強調しておきます。
ほかの人は「クソ音質」と判断することもあるでしょう。それはそれで正しい評価です。

G433のUSB-DACの定位に関してはあまりにも悪く、
サラウンドを想定した音源」でない限り音楽どころかゲームにすら向いていません。

7.1chというチャンネル数が問題であり、ステレオに設定できないのが致命的でした。


ヘッドホンの音質自体はどうかというと、結局のところ好きか嫌いかのどちらかしかありません。
その音を好みと感じるかどうかが最大のポイントです。
音質がいいか悪いかについて他人の意見をあまり重視しないことが大切です。


ヘッドセットに限らずどんなジャンルの製品でも、
有名人が使っているから
という理由で安易に飛びつくのはやめましょう。


もしその有名人が使っていなかったらどうするのですか?

あなたも使うのをやめますか?

自分の意思ではなく他人の動向で判断するのは非常に危険です。
詐欺の被害がなくならない原因はそういうことなのですよ。

当然、私のレビューも安易に信用してはいけません。


当レビューとまったく関係のない話が続きましたが、どうしても気になることなので書きました。






サラウンドの質は
リアル>>越えられない壁>>バーチャル
だと思われがちですが、DTS Headphone:Xのアプローチとは、
リアルサラウンド環境での聞こえ方をバーチャルで再現するというものであり、
処理の大半をソフトウェアで行い、ヘッドホンはそれを出力する手段に過ぎません。

たとえが悪いかもしれませんが、
現実よりもゲームの仮想世界のほうが魅力的な場合があるのと同じように、
サラウンドの実力というのも何を表現するかによって評価が異なってくるものなのです。

リアルの7.1chサラウンドスピーカーから実際に音声を再生したとしても、
耳に届くまでには物理的な空間があり、それを考慮して調整することは困難です。
一方バーチャルサラウンドはヘッドホンの左右2つのスピーカーのみで再生するわけですが、
ようは「リアルサラウンドの聞こえ方」を再現できればよく、そういった処理はハードウェアよりも
ソフトウェアが得意とし、ありあまるコンピューターの演算能力を注力すればたやすく、
それどころかリアルよりも実用的なサラウンドを作り上げることもできる……

かつてパソコンから音声を出すにはハードウェアアクセラレーター、つまりサウンドカードが必要でしたが、
それはもう十何年も昔の話で、今のサウンドの事情とはまったく違っています。
検索するといまだにその古い情報が上位に表示されるため、誤解する人が後を絶ちません。

現在ではゲームのサウンド処理はハードウェアではなくソフトウェアでほぼ完結しているため、
ステレオのヘッドホンでも360°の定位を表現することが可能になっています。

ありえない話ですが、たとえとして、
1°刻みで360個のスピーカーを頭部の周囲に取りつけるとしましょう。
7.1chどころではなく360chの「リアル」サラウンドヘッドホンのようなイメージです。

「定位が最高にいいはずだ!」

と思いましたか???残念ながらそうはならないのです。
1931年以前は、
聴者の周囲に設置された無限個のマイクで収録した音声を無限個のスピーカーから再生するのが理想的な立体音響を得る手段であると考えられていました。

実際には人の聴覚ではまったく立体音響として聞くことはできません。

360個のスピーカーで忠実に音を鳴らそうとするのは「音響的」なアプローチです。
一方ステレオ、つまり左右の2個のスピーカーのみで定位を表現するのは「聴覚的」なアプローチとなります。


音響的には左右のスピーカーしかないので、実際に再生される音に何らかの加工を施して、
自分の周囲で本当に音が鳴っているかのように聞こえさせるしかありません。

左右の音量差と時間差から「方向」と「距離」がわかります。
同じ音量で同時に発せられても「モノラル」としか聞こえませんが、
わずかな差をつけることで聴覚的には向きと距離がわかるようになります。

位相の反転した成分は音像が遠く、広がりを感じるように聞こえます。

人が物音を聞いただけでその方角やおおよその距離を判断できるプロセスは
一瞬でありながら非常に複雑なもののため、理屈を知ってもいまいちピンときません。


現実の空間では、自分の右から発せられている音は右耳だけでなく左耳でも聞こえます。

左耳に入る音は、右耳よりもわずかに遅れて(時間差)、音量も若干小さく(音量差)なり、
自分の頭部が障害物となって高音がわずかに減少(ローパスフィルター)し、
さらに位相も変化しているため、その音が「右から聞こえた」と判断することができるのです。

人間の2つの耳はおよそ20cm離れていて、左右の耳に到達する音は最大約0.6ミリ秒ずれます。
(大気中を秒速340mで伝わる音に対して耳の間隔が0.2mということから0.5882...ミリ秒)
ある音がどちらの耳に何ミリ秒遅れて聞こえたかによって方角を判断することができます。

水中の音速は大気中と比べて非常に速い(秒速1500m)ため、
人の聴覚では音の方向を感知することが困難になります。

マネキンのような実物大の人の頭部・首・肩の模型に、
精巧な耳の形をしたステレオの集音マイクを取り付けた「ダミーヘッドマイク」というものがあります。
通常のステレオマイクでもある程度の音の定位を収録することができるのですが、
実際の人の耳を忠実に再現することによって、ステレオマイクの欠点であった
真正面と真後ろの区別が難しい問題」が解決されます。

人の耳は左右対称にありますが、耳たぶ(耳介)は真横に突き出しているのではなく、
おもに前方の音を拾うように特化した角度がついています。

もし人の耳たぶが完全な円錐のメガホンのような形状で、同一線上に配置されていたら、
前後の識別は困難になるでしょう。

実際の耳たぶは角度がついていて、その形状は上下にも前後にも非対称になっています。

耳は単なる飾りやアクセサリーを取りつけるための部位ではなく、
その形状の非対称性から音源の位置による音の聞こえ方の違いを識別できるようになっているのです。

音というのは空気の粗密が耳まで伝わる「縦波」という現象です。
人の頭部、耳たぶ、肩などが「障害物」となることで波がわずかに変化します。
それを脳が認識し、音源がどこにあるのかをほぼ完全に、瞬時に把握することができるのです。

3Dゲームがステレオの信号だけで定位を再現できるのは、
こうしたダミーヘッドマイクによる音響の変化を研究したデータに基づいており、
実際にゲームの音声で「聴覚的に」判断させることが可能だからです。

同じ方角でも、上下と距離によって最終的に鼓膜に到達する音波が変化するという原理に従い、
ゲームのサウンドエンジンでそのような処理をした音声を再生することによって、
プレイヤーの耳に聴覚的な音の違いを認識させ、あらゆる定位がわかるようになっています。

これはサラウンドとはまったく関係がなく、人の耳の数と同じ2つの音声チャンネル
つまりステレオで定位を再現していることにほかなりません。


音速は非常に速く、わかりやすく説明しようと遅くさせることもできないため、
理屈を知っても納得できないかもしれませんね。


ゲーム内で「壁越しに物音が聞こえる」のもローパスフィルターで音をこもらせることで再現していると思います。
遠方の銃撃や航空機の音は、それとは逆に低域をカットしてそれっぽく聞こえるようになっているのでしょう。
逆位相の音声を多く出すことで遠くに音源があるかのように感じられます。

いずれにしてもゲームのプログラムがそのような音を作って再生しているので、
サウンドデバイスの性能はもちろん、サラウンドであることやヘッドホンの値段などは関係ありません。
自分の好みに合っていれば「音が聞き分けやすくなる製品があるかもしれない」というだけです。

3Dゲームのサウンドや定位はハードウェアではなくソフトウェアで再現されているのです。

質のいいハードウェアなら音声がごちゃ混ぜにならずに聞き取れるようになるかもしれず、
投資する価値がある可能性が高いということです。

「絶対に音がいい」とか「確実に定位がよくなる」という保証はありませんが、
いま使用しているヘッドホンやサウンドシステムが安物だったり古いものだったりすれば、
ある程度の範囲までは「価格相応」の効果を得られる可能性は高いです。

すでに高級な機材が手元にある人や、これまでにいくらかオーディオに費やした人や、
ゲーミングPCを構成する際にサウンドに特化したマザーボードを選んでいる場合などは、
あとからサウンドデバイスを追加しても効果や感動を実感しにくいと思われます。


本格的なオーディオ向けの機材はとにかく高価で、ゲーム目的としては手を出しにくいものが多いので、
ゲーミングデバイスのメーカーが妥当な価格の製品を販売するようになりました。





十数年前の「古い常識」をいまだに引きずって
「PC内部はノイズまみれだ」とか「USBには遅延があるからダメだ」と決めつける人がいますが、
それらが事実だとしても、ノイズや遅延を人間の聴覚で認識できるかどうかは別問題なので、
あまり振り回されないようにしましょう。

PCIeのサウンドカードも内部的にはUSBコントローラーと接続されている製品があります。
「ノイズまみれのPC内部」に「遅延のあるUSB」でつながっているわけですよ?
どうすれば納得できるんですかね??

理想的なものが実用的であるとは限らないのです。

突き詰めていくとあらゆるヘッドホンやサウンドシステムを否定することになってしまいます。



ステレオミキサー(再生リダイレクト)には遅延があると感じていましたが、
録画ソフトがだったようです;;;

配信ソフト側でミキサーを設定することができるため、
デバイス側で再生リダイレクトを選択するメリットは特にありません。





ヘッドホン自体の音質、サウンドカードやUSB-DAC等のハードウェア、ケーブル・イヤーパッド等のオプションには
さまざまな認識や見解があります。

これが絶対的に正しい、あれは間違い」というのは存在しません。

人によって違うので、どれが正解というものはありません。

しかし、サラウンドによる多重音声信号の扱われ方は感覚的なものではなく物理的なもののため、
3Dゲームにおける「定位」に関して、仮想スピーカーの角度をゲームの音声と一致させることが
絶対に必要です。これだけは無視できません。
サラウンドスピーカーの角度がゲームの音声と一致しない場合、ステレオより確実に定位が悪化します。



一方、正しくもないし間違ってもいない感覚的な要素は、定義や原理よりも
妥当性で判断すれば問題ありません。

私がもっとも「妥当」と感じたまとめを貼っておきます。
正しいかどうかはわかりませんが、妥当と思う内容です。

🔗オーディオの音を良くする各種方法の落とし穴

一言で表現するならば、
物理量や音響的な違いがあるとしても聴覚的に認識できるかどうかは別問題である。
ということです。

75Ωという抵抗の大きなインピーダンスケーブルでホワイトノイズが低減するのは事実だとしても、
無酸素銅や銀などの材質によるわずかな変化を人間の聴覚で聞き分けられるかどうかは怪しい。
むしろ先入観による影響のほうがよほど大きいのではないか。

人の聴覚的な要因を無視して再生機器の物理的・音響的な仕様や音声ファイルのフォーマットばかり追求するのは、
人体の常在菌すべてを「不衛生」とみなして滅菌しようとするのと同じくらい馬鹿げています。

機材や規格をリアルに近づける努力が、ゲームの定位の精度を高めることになるとは限らないのです。



また音声ファイルのフォーマットに関して私がもっとも「妥当」と考える記事のリンクも貼っておきます。

🔗192kHz/24bitのハイレゾ無圧縮音源は本当に聴き分けられるものなのか?

高い量子化ビット数の形式の重要性はもともと再生ではなく録音の現場で求められているものであり、
ダイナミックレンジの広い音声を再生する目的ではなく、録音の際に不意の大音量が入った場合でも
音が歪まないように余裕を持って収録できることを狙っているのです。

聴覚的にはほとんど聞き取れないというか、聞き取れる音量で再生したら即刻、
難聴や頭痛を引き起こすほどのダイナミックレンジが24bitの音源にはあります。
理論上の音量差が144dBあっても、そのまま音楽鑑賞に持ち込めるわけではないのです。

「聴き分けられる」以前に、そんな大音量で聴くことが脅威なんですよ。


録音の技術的な要素が音楽鑑賞に転用されてしまったのが始まりなのでしょう。

音声をデジタル化する際、高音であればあるほど本来の波形とサンプリングの位置がずれ、
正確な音を再現することが困難になります。
そのため、より高い周波数でサンプリング化を行うことによって滑らかな波形を実現しているのですが、
これも再生機器側の都合ではなく、録音で要求されている事項です。






重要なことをもう一つ!
マイクの性能が恐ろしく高く感じます。
ノイズキャンセリングがどういった機構であるのかはわかりませんが、
本当に環境音を拾うことなく自分の声が明瞭に集音されます。

マイクに丸いスポンジ状の風防(G433には付属されていません)を取り付けて
ポップノイズ対策をする人もいますが、実際のところ無闇に風防をつけると、
マイク自体の風を受ける面積が増加してかえって息がかかりやすくなるため、
余計に聞き苦しくなる可能性があります。
これも試行錯誤して決めましょう。一概には決められません。


もしマイク音質が異常に悪いなら初期不良かもしれません。
自動マイクロフォンノイズ除去」のチェックを外してみてください。
ブームマイクが正しく挿し込まれているか確認してください。
ケーブルの端子をきれいに拭き取って接続してください。

また交流電源由来のハムノイズが影響している可能性もあるため、
パソコンやモニター等のアースを試してください。
簡易的なテストとしては、PCケースの金属製のネジを指で触れてみることです。
人体がアースとなりわずかな漏電を逃がすことができます。
ネジを指で触れている間、音質がどのように変わるかを確認します。


会話の始まりと終わりが途切れるのはマイクの問題ではなくチャットソフトの設定(仕様)の可能性があります。
G433のブームマイクはノイズ(環境音)をほとんど拾わないためチャットソフトから「無音」と判断されやすく、
会話のたびにオンオフが頻繁に切り替わるようになってしまうのだと思います。
これはチャットソフトのスマートな音声検出機能や入力感度が災いしています。

マイクの問題なのかチャット・録音ソフトの問題なのか明確にする必要があります。


Discordで使用した限りでは相手にとてもよく聞こえているようです。
もし声が途切れるようならアプリの設定を調整してください。

PC用プラグインパワーマイクの定番「SONY ECM-PC60」は音質こそクリアなものの集音性が高すぎ、
そのくせ音量は小さいためブーストで余計な音まで増幅するなど調整が難しく、
自分の声もマウスのクリック音も拾ってしまう欠点がありました。


初期不良の多い製品というのは、製造管理の悪さやマニュアルの不備が原因であることが大半ですが、
返品する口実のために初期不良をでっち上げている人もいます。
メーカーや販売店は消費者の訴えを信じるしかなく、泣く泣く対応していることもあると聞きました。

実際に販売した製品のうちどれだけ返品されるものがあるのか想像もつかないし、
どれだけ正常品が含まれているのかは未知数です。

原則「お客様都合による返品はお断り」と決められていても、「初期不良品を除く」とあるため、
ガイドラインに従って迅速に返品や交換対応を取らなければならない業者は大変ですね……

で……

返品された商品を再び販売するような流れになっているのではないかと心配で、
実質的な「中古品」が数多く出回っていると思うと気持ち悪くなります……
もし通信販売の商品がこのように「たらい回し」されているのが日常茶飯事だとすると、
悪意ある利用者、いや、テロリスト同然の活動が現実的に可能であることを示しています。

返品された商品をつかまされる可能性も否定できません。

通信販売の闇が垣間見える気がします。



私はメーカーでも販売店でもなんでもないただの消費者の一人ですが、
不本意な中古品の流通や、初期不良ではないのに故障だと勘違いしてしまう人が
少しでも減ってくれることを願ってこのような記事(レビュー)を書いています。

商品を買わせるためだけではなく、買うのを思いとどまらせるレビューも必要です。

とはいえ動作が不安定でトラブルシューティングのわかりにくい製品を作るメーカーが悪いのです。
プロモーションにばかり注力しないでソフトウェアをもっと洗練させ、ユーザーの思い通りの動作を実現し、
そもそも「できないことはできない」とカタログスペック上で明記するべきです。

購入前の事前調査を入念に行う人にとっては、製品に対する過度の期待から
実際に使用したときの落差を軽減することにもなると思います。




この記事は昨年末から加筆と訂正を繰り返してきましたが、
大部分が無意味なレビューになってしまいました;;;;;

チャンネル数と定位の関係について気づいたからです。
もっと早く気づいていればこんなに誤解せずに済んだのですが……

多くの3DゲームはWindowsのスピーカー構成を「ステレオ」に設定している場合に
最良の定位を得られるようになっているのですが、G433は「7.1サラウンド」しか選択できず、
適切なチャンネルマッピングを行えないタイトルがほとんどです。

PCで「Logicool ゲームソフトウェア」をインストールすると7.1サラウンドに強制され、定位が狂います。
PS4はソフトウェアを利用できずステレオでしか動作しないため、適切な定位を得られるということです。

Amazon等のレビューでは、ゲームタイトルは書いてあってもPCかPS4かが明記されておらず、
定位の評価に関して混乱を招いています……
同じゲームタイトルでもPCとPS4ではG433のUSB-DACを使用した際のチャンネル数が異なります。

これは本当に盲点でした。

PC(7.1ch)で定位がおかしくても、PS4(ステレオ)は正常ということがあるからです。


この記事はG433を買う理由ではなく、買わない理由を読者に投げかけることになってしまうでしょう。
PS4で使う場合はステレオなので問題ないはずですが……PCはだめだ……本当にだめだ……


私もショックを受けています。

なんでLGSをインストールするとステレオに設定できなくなるの!?

多くのゲームはサウンドデバイスのソフトウェアの動作によらず、Windowsの設定に従って
音声の出力チャンネルを変更する仕様であることをメーカーは知らないのでしょうか?

ソフトウェアで「ステレオに設定したように見せかけて」もゲームは7.1サラウンドと認識してしまいます。


PCとUSB接続すると7.1サラウンドに固定されるなんて思わなかった……
ステレオも当然選択できるものだと思い込んでいました。
G533、G633、G933はステレオとサラウンドに対応と書いてありますが、
G430G433はサラウンドとしか書いてありません。

🔗http://support.logicool.co.jp/ja_jp/

ステレオと書いていない以上は公式も嘘はついていないということです。


PCゲームで定位を求めている方に誤解を与え大変申し訳ないことをしました。
G433はステレオ出力のできる別のサウンドデバイスにアナログ接続して使用するか、
ステレオにも対応するG533、G633、G933、または他メーカーの製品をおすすめします。
G433のUSB-DACよりも「PC直差し」のほうがよほど定位がいいでしょう。

3Dゲームはステレオで最良の定位を得られる設計になっていて、5.1chや7.1chで再生する場合は
各チャンネルのスピーカー(仮想スピーカー)の角度をゲーム音声と一致させることが重要になる。
多チャンネル化したところでスピーカーの角度を調整できないデバイスなど利用する意味がない。

これにもっと早く気づくべきでした……

「ステレオの定位」と、「人の聴覚が音源の位置を認識する仕組み」についての予備知識があったから
3ヶ月で気づくことができたのです。
もし何の知識もなかったら「7.1サラウンドは素晴らしい」と盲目的に延々と言い続けているかもしれません。

ステレオとして製品をアピールしても既存のオーディオメーカーと張り合うことが難しいため、
ゲーミングデバイスメーカーが「7.1サラウンド」という別の土俵で勝負をかけた結果、
もっとも重要な「定位」を犠牲にすることになってしまいました。
だめだこりゃ……

ステレオに設定することさえ可能であればG433をおすすめできたのに…残念です。
なんのためにG633やG933という上級モデルがラインナップされているのかを考えれば、
中級のG433が実に中途半端な立場であることがわかります。

っていうかG633とG933はステレオに設定できるの?

検索しても2015年前後の記事しか見つからず、ソフトウェアアップデート後の挙動についての
レビューにたどり着けないため、私には判断しかねる状況です。
もう買ってレビューすることもできないし、したくもありません;;;;;;

ステレオで動作することを確認できない以上、
私としてはロジクールのUSBゲーミングヘッドセットをおすすめできないことになりました。


メーカーと癒着している大手サイトのレビューには罠があります。
「アナログ接続によるステレオの評価」というのは、ヘッドセットのUSB-DACを介さずに行われ、
別のサウンドカードのステレオ出力を利用しているからです。
実質的にG433ではなくそのステレオのサウンドカードからの音を聞いていることになり、
何の参考にもならないし、妥当な評価であるともいえません。

誰もが知っているサイトだからこそメーカーが宣伝に利用するものなので、
必ずしも内容の信憑性や妥当性を保証することにはならない点に注意してください。


ステレオの定位のよさを知られると都合が悪いため、G433は7.1サラウンドしか設定できないようになっているのでしょうか?


ヘッドホンのバーチャル7.1サラウンドが役に立たないという話は海外のゲーマーの間では常識らしいです;;
ずっと日本語のサイトしか調べていなかったので気づきませんでした。
さまざまな英語のフォーラムを翻訳していて初めて理解することができました……

USB-DACを使わない環境で評価してもG433のレビューにはなりませんね……

ステレオに設定するためにLogicool ゲームソフトウェアをインストールせずに使うのなら、
G433を選ぶ理由がなくなります。
ステレオの定位に評判のあるほかの製品を探したほうがいいです。


SteelSeriesのArctisHyperXのUSBヘッドセットもステレオに対応しているとは書いてありません
ステレオ対応をうたっておらず、サラウンドやDTS、Dolby7.1としか表記されていない製品は
買うべきではないのかもしれません。

Sound BlasterX G5G1はいずれもステレオに設定することができ、
正しい定位を得られています。

決してSound Blasterを絶賛しているのではなく、私が実際に確認したのはこの2つだけなので、
ほかの製品がステレオで動作可能であるのかをまったく保証できないからです。
もちろんこの2製品も5.1chや7.1chに設定すると定位がおかしくなります。

ほかの製品を悪いと言っているのではなく、私が保証できないから「おすすめできない」のです。
もしステレオに完全に対応できることが判明した製品があればおすすめします。

現時点ではG433のヘッドセット単体はよくても、USB-DACがまったくおすすめできない状況です。
Logicoolゲームソフトウェアをインストールせずにステレオで運用できればいいのですが、
イコライザーなどの機能が使えないことを妥協できるかどうかがわかりません。
そんなに無理に妥協してまでG433を買う価値があるのかが疑問です。

実はステレオに変更するオプションが隠されていて、私が気づいていないだけの可能性もあります。
「サラウンド サウンド」を無効にしてもWindowsのスピーカー構成が7.1サラウンドのまま変わらず、
ステレオの選択肢が出てこないのですよ…………
Arkをプレイすると真横の音が聞こえなくてうんざりします。
マイクラも定位がおかしくて、洞窟のゾンビがどこにいるのか判断できない場合があります。



注意してください!!
G633とG433はサラウンドのAPOの仕様が異なります。

🔗LOGICOOL ゲーミングヘッドセットでの DOLBY SURROUND および DTS 用の新しいオーディオ プロセッサ

G433はこの新しいAPOに対応しておらず、OSのスピーカーが7.1サラウンドに固定されています。
今後G433も変更される可能性はあるかもしれませんが。

でも私が言いたいのはそこじゃないんだ……
素直にステレオに設定できるようにしてほしい……


「チャンネル数」や「サンプリングレート」、「サラウンド感の強弱」というのは、
人の耳が音の定位を聴覚的に認識する精度」とはほとんど関係がありません。


詳細な音響のシミュレーションもすべてステレオで行われています。
3Dゲームもこの原理に基づいて定位を表現しています。
これを7.1チャンネルで再生するメリットは見当たりません。

多チャンネルのサラウンドシステムを検討する前に、ゲームが音声をどのように表現しているのかを
知ることが大切です。


何度も言いますがゲームの定位は基本的にステレオでもっともよく再現されるため、
多チャンネル化して再生すると追加されたスピーカーの数だけ角度や距離などの条件が増えることになり、
余分な調整と(聴覚的な)相性問題なども必然的に増加させてしまうからです!

多くの人がオーディオ機材のスペックや音源の規格にばかり気を取られて
人間の聴覚的な構造を無視しているため、サラウンドが優れているという誤解に至っているのです。

多チャンネルによる定位はステレオと同等か劣ることはあっても優ることはないと考えられます。
これはヘッドホンやサウンドデバイス、ゲームのAPIに問題があるのではなく、
人の聴覚がもともと左右の2つの耳で定位を得る仕組みになっているためであり、
ステレオがもっとも合理的に音を伝える手段となるのが理由です。

どうあがいてもバーチャルサラウンドは最終的にステレオのヘッドホンから出力されるため、
リアルサラウンドのように個々のスピーカーから再生することのメリットが薄くなります。

7.1chのスピーカーが本領を発揮するには、10畳や20畳程度の狭い部屋ではなく、
一辺が10m単位の広い空間が必要です。
部屋が狭いと、5.1chすら的確な音響を再現するのが困難になります。
ほとんどのゲーマーの環境では間違いなくサラウンドスピーカーよりステレオヘッドホンのほうが
ゲームに関しては適切な定位を得られるはずです。

残念なことに「サラウンドはステレオの上位」という認識が定着したため、
それをかたくなに信じてステレオの定位を正しく評価されなくなってしまいました。

しかしこれは仕方のない話です。

今さらゲーミングデバイスメーカーは「ステレオ」を製品のセールスポイントにするわけにはいかず、
「7.1ch」かそれ以上の付加価値をもって消費者にアピールしなければならなくなったからです。

実際「ステレオがいいよ」と言っても、
古臭いwww」「なにその懐古厨みたいなやつwwww
と解釈されてしまい、購買欲をそそるどころか敬遠される可能性が高いでしょう。

よく見ればメーカーも「7.1サラウンドのほうがステレオより定位がいい」などとは言っておらず
消費者が数字の大きいほうを優れたものとみなして購入しているだけというのが現状です。
対応をうたっているだけで「定位がよくなる」とは一言も言っていません。

メーカーは「優良誤認ぎりぎり」を狙って商売しているようです。
メーカーがホラを吹いているのではなく、消費者が誤解を広めているという悲しい現実があります。
これは現代のレビューのではないでしょうか。

消費者による公正かつ積極的なレビューが、かえって間違いを広めることになってしまった………


AmazonでさまざまなUSBゲーミングヘッドセットのカスタマーレビューを見てください。
ほとんどの人が「7.1サラウンドのほうがステレオよりいいという前提」で話をしています。
その前提こそが間違いなのですよ。

大手メディアだからといって内容が真実であるとは限らないのと同じように、
消費者による判断やレビューも間違いや捏造されている場合があるのです。
もちろん私の記事も同じです。絶対に鵜呑みにはしないでください。
むしろ常に疑問を持つくらいの姿勢でいたほうが能動的に危険を回避できます。

「ステマ」ことステルスマーケティングの存在を思い出してください。

ステレオの定位に関する正しい知識がないのにどうして7.1サラウンドを選んでしまうのでしょうか。
数字の大きいものを無条件でいいと判断してしまうからです。
ネット広告や怪しいテレビショッピングの手口とまったく同じです。

7.1サラウンドにすると定位がぼける」「前後上下の区別がつきにくくなる
というレビューもたくさんあるということが気になりませんか?

ステレオの2つのスピーカーと違い、バーチャルサラウンドスピーカーから音が出ているようにするためには、
音源を通常よりも「遠く」しなければならず、FPS視点では近距離の定位が悪くなる場合があります。
実際の聴覚を再現できるステレオスピーカーよりも離れたところから音の出る機構になり、
近接する音源の定位を損なわせる可能性があります。

十分に離れている場合はよくても、近距離では位置がわかりにくくなったり、
移動する音源がシームレスに遷移しなかったりするかもしれません。


決してステレオを「懐古主義」として馬鹿の一つ覚えのように連呼しているのではなく、
ゲームの音声はもともとステレオで設計されているということが肝心なのです。

PS4(コンソール機)、アナログ接続、ソフトウェアをインストールせずにUSB-DACを使用する場合、
「ステレオ」で再生されるため正しい定位を得られます。

7.1chの音声信号をどれほど精密に処理したとしても、
最終的にステレオのヘッドホンから音を出力する以上、
そもそも多チャンネル化の意味がないと思いませんか?

私はこれが本当に疑問です。

みなさんも疑問に思いませんか?

怪しい健康グッズやダイエット法の嘘はすぐ見破れるのに、
ゲーミングデバイスは何でも信用してしまいますか?




たとえ前提が間違っていても、それに気づかない限り、過半数の消費者が支持すれば売れてしまいます。

メーカーは単に消費者の求めているものを売りたいだけである。
マーケティングの基本です。
製品の中身を二の次にして売ることを最優先するから儲かるようになっているのです。


それが売れなくなると新しい製品も作られなくなって業界が冷え込みます。
今後もメーカーは「サラウンド」を強調して生きていくしかなく、
メーカーと癒着しているレビュアーもそれに従わざるを得ないでしょう。

今後、このような体質を是正する法律や制度ができるかもしれませんよ。

しかし私が重大な勘違いをしている可能性もあります。

ステレオのほうが定位がよくてトラブルもなく運用できているのは「私だけ」ということもありえます。

ゲーム内のサウンド設定で正式に7.1chを選択できるものは問題ないかもしれませんが、
5.1chのゲームや、チャンネル数を変更するオプションのないゲームでは
正しい定位を得ることができていません。

本当にステレオでないと話にならないんですよ……
定位が悪いどころか、音が聞こえなくなってしまう角度があります。

少なくともG433付属のUSB-DACとソフトウェアを利用するには、
プレイするゲームタイトルを選ばなければならないことで確定だと思います。


一体どのゲームタイトルなら7.1サラウンドの恩恵を受けられるのかさっぱりわかりません。


同一タイトルなのに7.1サラウンドで定位がよくなったという人と悪くなったという人がいるのは、
何が原因であるかまだ特定できない状態です。
Windowsのバージョンでスピーカー構成の仕様が違うのかもしれません。
Windows10ではよくても7ではだめなのでしょうか……
この相違が釈然としません。

何はともあれこのレビューはあくまで私の実践に基づく個人的な見解であるため、
論文のように科学的な裏付けのあるものではないことをご了承ください。

あくまで「私としては」PCゲームによって正常な音声を再生できないG433を人には勧められない
という意味です。

自分がまともに使えていない商品を他人に絶賛できますか…?
とても「ダメ元」で勧められる製品ではありません。


もし「どんなゲームでも問題ないぞ!」という人がいたら条件の比較をしたいです。
しかし「条件つき」でまともに使えるG433よりも、ステレオで完全に動作する製品のほうがトラブルがなく、
一般的にはおすすめできると思うのですがいかがでしょうか……


願わくば私の環境だけ、あるいは特定の条件でのみ起こる問題であるといいのですが…

音楽鑑賞どころかゲームにすら使えないなんておかしいですよね;;
7.1サラウンドではなく、別の何かが悪さをしている可能性があります。
その特定に至っていないのです。

もう購入から4ヶ月も試行錯誤を続け、問題が解決しないままというのは非現実的であり、
ステレオなら正常に再生されるのだからステレオのデバイスで使えばいいんじゃね?
ということで妥協している状況です。

これほど長期間トラブルシューティングを続けるのなら、ほかの製品を買って解決したほうが現実的です。
4ヶ月も作業を中断したり、正常な音声を聞けなかったりしているのですから、時間をお金に換算すると
私のしていることはあまりにも無駄であり、愚の骨頂というほかにないのではないでしょうか。

賢い人は不具合に気づいた時点で即刻返品したり、価値が下がる前に売却したりするのかもしれませんね。
その後はもうノータッチということで……


私と同じ症状が起こる人がいないとも言い切れないため、G433を人に勧めることはできないのです。



7.1サラウンドで音声に不具合のあるゲームタイトル…

ARK: Survival Evolved
DTS7.1なら恐竜が部屋にいるかのような迫力を味わえるかと期待していたら、
真横の音が聞こえない。後方の音が異様に近くから聞こえる。
恐竜に乗って走ると足音の聞こえる方向がめちゃくちゃで頭が痛くなるなどの深刻な問題。

BIOHAZARD6
横~斜め後方に妙な音のギャップがある。
BGMのファイルを再生すると音量が左に偏ってしまう。

マインクラフト
洞窟でゾンビの声がどこから聞こえているのかがわかりにくい。
前方180°はよくても後方の音が妙。

Grand Theft Auto V
ゲーム内のオーディオを5.1chにしてもぼやけるだけでメリットを感じられない。
後方の音の変調と距離感の鈍化が気になる。
NPCの叫び声の位置がとてもわかりにくい。

実際に4つのゲームをG433を使って録画しました。

真横の音がまったく聞こえなくなってしまうARKでは本当に使い物になりません。
後ろの音もおかしくて、異常に近接しているかのように聞こえます。
ほかのゲームも横から後ろにかけて音のギャップがあったり、妙に変調したりして定位が損なわれています。
GTAVの5.1サラウンドもステレオに比べて劣っているとしかいいようがありません。
やはりサラウンドというのはヘッドホン向けの技術ではないと思います……

「サラウンド サウンド」を無効にしたり、ゲーム内で間違いなく「ステレオ」に設定したりしても、
G433というデバイス自体がWindowsから7.1サラウンドとして認識されてしまうため、
解決しないというところが最大の問題です。
GTAVを「ヘッドホン」に設定しても終始、音がぼやけ気味に聞こえます。

これは「聴覚の個人差」ではなく、「7.1サラウンド特有の問題(仕様)」としか考えられません。


どうしてSound Blasterのようにスピーカーのセットアップでステレオを選択できないのでしょうか?
ソフトウェアでサラウンドを無効にしても、OSが7.1サラウンドのデバイスであると認識してしまうせいで
使い物になりません。

7.1サラウンドの都合の悪いことを悟られないようにするために
ステレオを選べないようになっているのではないかと勘ぐってしまいます。


いうなればG433のステレオはバーチャルステレオです。
擬似的にステレオっぽく音声を処理しているが、システムからは7.1サラウンドとみなされているため、
多くのゲームで適切なサウンド出力ができない状態です。


………これで本当に「定位がいい」というのですか?


罰ゲームやハンデを課せられているとしか思えないような音響なんですが;;;
もしかして純粋な「ステレオ」を聞いた経験のない人による評価なのでしょうか……
オンボードサウンドチップでも7.1サラウンドに設定できるものは普通に存在するので、
ずっとその音声に慣れてしまっているんですかね……

「ステレオと大差ない」とか「しょせん仮想サラウンドには期待できない」などという話ではなく、
聞こえない方向や奇妙なギャップが表れてしまうような音でゲームを楽しめるのか?と言いたいのです。
メーカーの宣伝文句や過去のレビュアーによる評価を真に受けて「7.1サラウンドのほうがいい」と
勘違いしているのではないか???と私は疑っています。

このように音がおかしくなるゲームがどれほどあるのか想像もつかないので、
G433をゲーム用に勧めるのは無理があるということです。

大半のゲームはサウンドのチャンネル数に関するオプションを備えておらず、
Windowsの設定に従ってステレオか5.1chか7.1chで出力する構造になっています。
G433は7.1chしか設定できないため、音声に問題の生じるゲームがたくさんあることになります。

ステレオの音楽を聞くぶんにはステレオとして再生されるため問題ないのですが、
多くのゲームはサウンドデバイスの設定に従って7.1chで出力してしまいます。

DTS Headphone: Xという専用のエンコードに対応しているゲームがどれだけあるんですかね?
非対応のゲームにとっては不都合なことだらけではありませんか??
音質の好みや趣向のレベルではなく、明らかに音が変です。

いろいろなサラウンド製品の説明を見ていると、
「圧倒的な定位を誇る7.1サラウンド!」とか「精確なポジショニング」などと書かれていることがありますが、
基準を明示していないために言いたい放題なのが現実です。

「何」と比較して定位が優れているのか触れていないので誇大広告にはあたらないのでしょう。


外国のメーカーや代理店の取り扱う商品というのは、英語から日本語に翻訳する際に、
ずいぶん異なるニュアンスで解説されることが少なくなく、
海外と日本では同じ製品に対する認識がまったく違っている場合すらあるんですよ。

ほんと商売上手ですよね……





G433ではなく別のステレオのデバイスで再生すると正常に聞こえます。
だから私はさんざんステレオのほうがいいと書いているのです。。


SteelSeriesのArctis Proに搭載されているらしい
DTS Headphone:X v2.0
2.0というのがステレオを意味しているのであれば……もしかするとおすすめできるかも……
まだわかりませんが……


メーカーがやっと7.1サラウンドの問題に気づき、
ステレオで再生するデバイスに力を入れるようになったとしたら幸いです。




G433はPS4とUSB接続、Switchやポータブルゲーム機とアナログ接続で使用する場合は、
PCのLogicool ゲームソフトウェアの介入する要素がないため、問題なく再生されるはずです。

PCで使うことを考えている人はこの点に注意していただきたいと思います。


念のため繰り返します。


コンソール機やスマホなど、とにかくPC以外の端末に接続する場合は
G433はステレオでしか動作のしようがなくなるため、定位の問題は起こらないと考えられます。


……



私にとっては高い授業料(G433)を払って「ステレオの定位のよさ」を再認識させられただけでした。
ほんとがっかりしました。

最近、多くのメーカーから「7.1サラウンドのUSBヘッドセット」が続々と発売されていますが、
いずれもステレオ信号に処理を加えたバーチャル7.1サラウンドであることと、
ステレオに設定可能であるかどうかが判断できない製品がほとんどのため、
私としてはおすすめすることはできません。がっかりさせたくないからです。

どうか自己責任で購入するようにしてください。


PS4と接続して「ステレオの音声信号から7.1chを生成する」奇妙なヘッドセットがあるようですが、
定位がぼけるだけで使い物にならない機能である可能性が高いです。

重要なのは、WindowsPCでは「7.1chのソース」に対応可能な製品であっても、
PS4からUSBデバイスへ送られる信号は「ステレオ」に限定されるため、もし7.1サラウンドになるとしても
ステレオを7.1chへアップミックスしているだけでほぼ意味がない、ということです。

「7.1chの入力に対応する」のと「ステレオを7.1chとして再生する」のはまったく違います。


PCでは
7.1ch(ソース)

7.1ch(デバイス)

ステレオ(ヘッドホン)
という流れでも、PS4では
ステレオ(ソース)

7.1ch(デバイス)

ステレオ(ヘッドホン)
になるだけのはずです。

どの道ヘッドホンはステレオだし人間の耳もステレオなので、
7.1chに変換して再びステレオに戻す必要性がわかりません。

このような処理は一般的に信号の劣化を引き起こすため、有意義な結果にはならないことが多いです。

ソースが本当に7.1chであれば、7.1chを処理してステレオで出力することには意味があるかもしれませんが、
ソースがステレオなのに7.1chに変換する必要性があるのかは疑問です。

オーディオシステムそのものが7.1chである場合、再生するソースがステレオのままでは
音響的な整合性が崩れるためフォーマットを合わせる必要があるというのはわかるのですが、
そもそもステレオのヘッドホンが大前提の場合には当てはまらないのではないでしょうか。

「モノラル」の音声を「ステレオ」のシステムで再生すると片方のスピーカーしか音を出すことができませんが、モノラルの信号はステレオのフォーマットへ変換することができ、左右のスピーカーから同一の音を出すことが可能です。

これと同じように「ステレオ」を「7.1ch」に変換することができるとしても、
存在しないチャンネルを生み出すことは原理的に不可能であり、
あくまで「ステレオのサラウンド」であることには変わりがありません。


何度も書いていますが、まず「7.1」という数字を見て「ステレオよりいい」と勘違いが起こり、
誤解が定着し、ゲーミングオーディオの世界に浸透したというのが私の考えです。

「人間の聴覚」について多少の知識があれば、「耳は2つしかない」という事実に気づき、
多チャンネルの音声を複数のスピーカーから再生させることの意義というのが、
ヘッドホンのような耳に密着する機材ではなく、リビングやホールのような広い空間に限定されるのだと
理解できるはずなのです。

ステレオというのは左右2つの信号しかありませんが、人間が2つの耳で現実世界の定位を完全に
把握できる構造になっていることから、3次元空間の音響シミュレーションもそれにならって設計しており、
さまざまな音源に聴覚的な変化を加えることによってステレオヘッドホンだけでほぼ現実と同様の定位を
得られるようになっています。

どうして「上」から音が鳴っているかのように感じるのかというと、
たとえば飛行機が上空を飛んでいるとき、機体から発せられるジェットエンジンの音は、
障害物の存在しない上方へは特に「反射」せずに拡散していくのですが、
下へ向かう音波が地表へ到達すると反射し、わずかな時間差や音質差を伴って耳まで届きます。
飛行機から出る音はいろいろな要因で変化しながら3次元空間を進みます。
物理的には空気しか存在しない領域でも、気圧差や温度差が障害物として働き、音を変化させます。
このような変化をシミュレーションの音声に適用させることでそのように聞こえるということです。
高度なシミュレーションであればあるほど、地形の複雑さや環境の規模が大きくなります。
3Dゲームがどこまでリアルに再現しているのかは知りません……

ステレオヘッドホン自体の物理的構造には上下や前後といった角度の概念はまったくありませんが、
実際に出てくる音はこのようなシミュレーションから得られた「聴覚的に定位を認識できる音」であるため、
サラウンドやイコライザーの設定に関わりなく音源の方向や距離を把握することが可能なのです。


ゲーム自体がステレオで完全に定位を得られる設計になっているのに、デバイス側がエフェクトや独自の技術とやらで余計な処理を加えているのが現実です。

イコライザーで足音や銃声の周波数帯だけ強調するのは大いに意味がありますが、
それはサラウンドやチャンネル数とはまったく関係ないということが肝心です。

どうして余計な処理を売りにするのか???

そうしないと一般的なオーディオ機器との区別化が図れないからですよ。
どのメーカーも独自の技術や機能を最大の売りにしたいはずです。

音響技術には本質とは無縁な利権やライセンスといった醜い争いがつきもので、
結果的に商品のコストをつり上げています。
ステレオならそれが最低限で済むのですが……

ゲームの音声をよりリアルなものにする「HRTF」のような技術に関しては、
いわゆるMODを導入してサウンドプログラムそのものを変更できるゲームでは有効かもしれませんが、
サウンドデバイス側で汎用的に処理することが可能であるかどうかは疑わしいです。
もちろんHRTFも本質的に「ステレオ」であり、多チャンネルの音声信号ではありません。

MODはソフトウェアで処理される部分なのでデバイスの能力とは無関係です。
ステレオのサウンドデバイスならどのような製品でも最適な音声を再生できるはずです。

「ハードウェアアクセラレーター」という概念は現代の3Dゲームにはほとんど関係ないものだと考えてください。
ソフトウェアで音声も定位も表現され、ハードウェアはただそれを再生する仕事しかしていないはずです。


バーチャルにせよリアルにせよ、多くのスピーカーから異なるチャンネルの音を出すというのは、
単純に「スピーカーの数がステレオより多い」という扱いでは済まされない課題があります。

2つのチャンネルのみのステレオはスピーカーをどう配置するか迷うことはありませんが、
8つのチャンネルを持つ7.1サラウンドスピーカーの場合は非常に複雑なものとなります。
それぞれのスピーカーの距離、角度、間隔に関する基準を定めようがないからです。

リアルサラウンドスピーカーなら部屋の事情が許す限り自由に調整することが可能ですが、
バーチャルサラウンドはほとんど調整することができません。

なぜステレオヘッドホンのほうが都合がいいのかというと、左耳と右耳にスピーカーを当てるだけで済むからです。
極端な話、2つの点を結ぶ直線の長さの概念しかありません。

しかし7.1chは七角形とサブウーファーという複雑な形になります。

まず適切な七角形の大きさがどのくらいなのか考えなければなりません。
頂点の位置と各辺の長さはどれが適切なのでしょうか?
こんなに複雑な要素があるのに7.1サラウンドを無条件に勧められるはずがありません。

ステレオに慣れていると、バーチャル7.1サラウンドの音声は非常に「遠く」から聞こえる感覚になります。

実際に3Dゲームをプレイすると、音源の距離による音量の変化がステレオのときとかなり違い、
大きな違和感を覚えることがあります。

一定の距離を保っているのに、視点を動かしていくと角度によって音量が変わって聞こえたり、
一定の速さで視点を動かしているのに、角度によってゆっくりだったり急だったりすることもあります。

これは不具合ではなく、サラウンドがもともとそういう構造だからです。

自分の周りに8つのスピーカーが展開され、ステレオヘッドホンより離れた位置から音が出ます。
ちょうどその音響を再現するのがバーチャル7.1サラウンドなので、
音が「遠く」に感じられるのは必然ということになります。

一定の速さで視点を動かしているのに、角度によってゆっくりだったり急だったりするので、
音源が自分の周りを真円ではなく楕円形の軌道で移動しているような感覚に陥ります。
なぜこうなるのかというと、ゲームが想定している7.1サラウンドスピーカーの配置が、
サウンドデバイスと厳密には一致していないためです。
スピーカーの位置が異なると、それだけ音の移動が的確に再現できず、速くなったり遅くなったりするわけです。

一方ステレオスピーカーの場合は左右しか音の移動がないため的確に再現され、
自分の周りを真円を描いて音源が移動しているように感じることができます。

映画のDVDやBlue-rayの音声は収録の時点で再生するチャンネルが決まっており
ゲームのようにリアルタイムで音が生成されることはありません。
ゲームは主人公の位置や振る舞いであらゆる音の発生と聞こえ方が変化するのです。
つまり再生するチャンネルよりも音源単位で処理する能力が重要になるため、
多チャンネル化はむしろ不都合なことが多く、定位を損なう場合があります。

具体的には、音源の反対側に逆位相の成分を追加することで音の広がりを強調しています。
一見よさそうな気がしますが、音源が左右や前後から同時に聞こえる場合は困ったことになり、
逆位相の成分が干渉して音の方向がわかりにくくなってしまうのです。

さっきも言いましたが、バーチャルサラウンドのような処理は信号の劣化を引き起こすため、
本来の音の再現を妨げ、定位をぼかし、いい結果をもたらさないものなのですよ。






ヘッドホン・イヤホンのように両耳に密着する距離にドライバーユニットがある場合、
左右から発せられる音は互いに混ざり合うこと(クロストーク)がほぼありません。
左耳は左耳だけ、右耳は右耳だけの音を聞くことができ、3Dゲームのサウンドは基本的に
その環境できちんと定位を得られる設計になっています。

スピーカーおよびサラウンドスピーカーの場合、各スピーカーの音は混ざり合いながら左右の耳に到達します。

鋭い人はもうわかったと思いますが、バーチャルサラウンドの原理はこういうことなのです。

つまりステレオのヘッドホン・イヤホンから再生される左右の音声に対して、
ソフトウェア処理で本来の音声にはないクロストークを追加することによってサラウンドスピーカーの音響を再現しているというわけです。

クロストークは簡単にいえば、ステレオスピーカーの左チャンネルの音は「右耳にも届く」ということです。
この「左チャンネルの音が右耳でも聞こえる」状態を再現したものがバーチャルサラウンドの本質です。

ヘッドホン・イヤホンで常識的な音量で聞いている限り決して発生しないクロストークを意図的に生じさせ、
あたかも自分の周囲にサラウンドスピーカーが設置されているような体験ができるのです。





私がプレイした中で例外的なゲームの一つに「スカイリム」があります。
スカイリムは音声データが5.1chで収録され、ステレオに変更するオプションがありません
ステレオのデバイスで再生すると音量がかなり小さくなる問題があります。
5.1サラウンドで再生すると本来の音量が得られるのですが、G5で試してみたところ、
どうも音量が左に偏ってしまい、短時間で耳に違和感を覚えるようになりました。

幸いスカイリムには「HRTF MOD」という、5.1サラウンドをステレオへ的確にダウンミックスするファイルがあり、
簡単に導入することができ、適切な環境でプレイできるようになっています。




聴覚的な理解をすっ飛ばし、いきなり音響的な話題を持ち込むことで誤解が確信へと変わり、
多くの人が「7.1サラウンドのほうがいいに決まっている」と思い込むようになったのでしょう。

メーカーが7.1サラウンドを売りにしているから、大手サイトは正直にそのままレビューしているだけです。
大手サイトが「いやステレオのほうがいいじゃないですか…」などとコメントすることは絶対にありません。

私はそのような情報をレビューではなく、単なるプロモーションとみなしています。
プロモーションを真に受けて書かれたものもやはりプロモーションであり、有用なレビューとはいえません。



USBアダプターつきで3000円から2万円くらいまで幅があります。
そのすべてを購入してレビューすることは到底できません。
自由に使える予算と時間が私にあれば喜んで検証するのですが、
それはそれで苦情が寄せられるかもしれませんね。

Sound BlasterX G1とG5がステレオに設定可能であることから、
同じソフトウェアを用いる同社のH7ヘッドセットはおそらく大丈夫です。




しかし、これをあえて14000円ほども出して購入するかといわれると、微妙なところです。
ぶっちゃけ見た目が好みじゃない……
すでにアナログ接続のヘッドセットが手元にあるなら、G5を買って接続したほうがお得です。




G5は私が2ヶ月にも及ぶ試行錯誤の末、安定して動作させる方法を特定した貴重なデバイスの一つです。
一時はぶっ壊したくなるほどの不具合に悩まされましたが、その原因を解決しました。

こういう私の実績(?)のある製品はおすすめしたいと思いますが、
正常に動作させる方法が判明しないG433に関しては保留せざるを得ない状況です。

🔗Sound BlasterX G5レビュー

別にSound Blasterがいいと言っているのではありません。トラブルも多かったし。
私が実際に確認した製品がたまたまSound Blasterだっただけです。
確認済みの商品だからおすすめできる、という話です。


極端な話、ステレオのサウンドデバイスに「7.1」と書いておくだけで売り上げが倍増するような、
情報に疎い人をだまして大儲けする悪徳商法が出てこないか不安になります。

スポンサーつきのプロゲーマーはその商品を気に入っているのではなく、メーカーの宣伝を代行しているだけで、
実際のゲームプレイでは使用していないこともあります。
「プロ御用達」というのを鵜呑みにしないでください。

プロといってもゲームのジャンルはいくつもあり、格闘ゲームで音の定位は特に重要視されないでしょう。

YouTuberやプロゲーマーに憧れる人が珍しくない時代ですが、
この世の多くは「名誉と金」で動いていることを覚えておいてください。

お金を積んだだけ商品が広く知れ渡り、たくさん売れるようになるという単純な原理に基づいているのです。

しかし、知名度の高さと実際の商品の中身はまったく別の話です。


結論:私の環境ではG433のUSB-DACが7.1サラウンドにしか設定できず、
ほとんどの3Dゲームで定位が失われてしまうため、ゲーム用としてはまったく使えない状況です。
よく調べなかったのが悪い(ステレオに設定できないというのは盲点としか言いようがない!)
のですが、USB-DACに期待していた私としては最低評価をつけます。
「ソフトウェアをインストールするとステレオで動作できなくなる」ことを知っていれば、
こんなもの絶対に買わなかった。
ヘッドセット単体としては軽量で装着感はいいのですが、遮音性が低く、音量を上げがちになり、
耳を痛める原因になりそうなので注意が必要です。


バーチャル7.1サラウンドではなくステレオか、
ステレオに聴覚的に有効なHRTFフィルタを適用させたフォーマットが普及することを願ってやみません。





ヘッドホン・イヤホンの種類やサウンドデバイスの品質よりも、イコライザーの調整にコツがあるのではないかと考えています。

サウンドデバイスが「フラット」としているイコライザーは「物理的にフラットな音圧」であり、
「聴覚的には中音域が強すぎる」ことがほとんどだからです。

ためしに250Hz~4000Hzの音域を下げてみたところ、相対的に低音がよく聞こえるようになり、
聞き疲れする奇妙な圧迫感がほとんど解消されました。

人間の聴覚は、物理的に等しい音圧レベルであっても周波数によって聞こえる大きさが異なるという特性があります。

特に2000Hzから4000Hzの音がもっとも「大きく」聞こえる傾向にあり、
物理的にフラットなデバイスで再生するとそれが強調されすぎてしまうのです。

イコライザーで中音域を下げてみてください。

多少の個人差はありますが、私は250Hz~4000Hzを下げると「聴覚的にフラット」に聞こえるようになりました。
その状態から、ゲームに必要な音域をブーストしていくことで最適なイコライザーを設定することが可能です。

これは本当に盲点でした。

てっきりイコライザーの「フラット」というプリセットは聴覚的にフラットな音質だと思っていたのですが、
実は物理的にフラットという意味であり、中音域が主張しすぎるものだったからです。

フラットな音質のことを理想だとか至高だと考えている人は多いと思います。
だからイコライザーをかたくなにフラットのまま運用し、実際には中音域がブーストされた音に慣れてしまったのです。

もし私と同じようにずっと「イコライザーはフラット」で使用してきた人は、
だまされたと思って中音域を下げてみてください。

これまでの思い込みに反して、非常にクリアで聞き疲れのないきれいな音質に聞こえるはずです。


0 件のコメント:

コメントを投稿

コメント