2025/09/13

Razer Joroのような超薄型でシザーススイッチでBluetoothと2.4GHzに対応してNキーロールオーバーとアンチゴーストをサポートするキーボードは「ほぼない」

CHERRY KW 9200 MINIはJoroよりも軽量で2.4GHzドングルが製品に含まれ、キックスタンドをも備えているが、矢印キーがフルサイズではなく、Nキーロールオーバーとアンチゴーストをサポートしない。
オンボードメモリもなく、キーストローク寿命はJoroの1/10の1000万回、メーカー保証は半分の1年間となっている。


Keychron B1 ProもJoroよりコンパクトで2.4GHzドングルが含まれ、Webブラウザベースのアプリでカスタマイズ可能だが、Nキーロールオーバーをサポートせず、Escキーの横幅が大きいレイアウトでフルサイズの矢印キーではない。個人的にこれが気に入らないw
高速タイピングでは入力漏れが頻発するというレビューが目立つ。


Razer Joroはドングルが別売、価格が高いなどいくつかの点で競合製品に負けているところはあるが、Nキーロールオーバーとアンチゴーストに加えてSnap Tap(SOCD)にも対応しているのが強い。とても強い。これにフルサイズの矢印キーという条件をつけると、Joroは唯一無二となる。

Joroは持ち運びやすいコンパクトサイズでありながら「本格的なパフォーマンスを追求して設計された」と公式が述べており、薄型キーボードの常識を覆すものとなっているのだが、これについてはRazerが控えめな宣伝のため気づいていないファンがほとんどなのではないだろうか。
「単なるちょっと薄型のなんちゃってゲーミングキーボード」だと思ったら大間違いだ。

「もっと価格が安ければ」「1万円が妥当」という辛口のコメントは国内外を問わず見られるが、他製品では見落とされがちなNキーロールオーバーとアンチゴーストというゲーミングや高速タイピングには不可欠な要素があるわけだから、決して高すぎることはないだろう。

携帯性と可搬性に優れたポータブル用のJoroだが、デスクトップを広く使えるのが快適で、ソフトタクタイルな打鍵感、カフェや会社など他人のいる場所でも気にならない静音性、絶妙な薄さと傾斜によりキックスタンドなしでもタイピングしやすい角度、ほとんどラグのない接続先の切り替えとスリープからの迅速な復帰で、出先でも職場でも自宅でもメインキーボードとして十分に使える。
これはマジで使える。
今まで薄型やワイヤレスキーボードに抵抗のあった人にほどおすすめしたいw

本当に遅延が感じられないし、抵抗なくタイピングしたりFPSゲームを操作したりできる。

文書作成や表計算、プログラミングでよく使う矢印キーがフルサイズで実装されているうえ、カーソルの素早い移動に欠かせないPage UpやEndキーが押しやすい位置にレイアウトされている。
これらのナビゲーションキーは普段、使わない人にとっては「誤爆する余計な1列」という認識かもしれないが、スクロールを多用するテキストファイルを扱うには便利だ。
また、これらのキーを使わないのなら、別のキーを割り当てたり、マクロキーを登録したりすることもできるし、もちろん無効化することもできるので、Razerの設定用アプリ「SYNAPSE4」を使って各自でカスタマイズして便利にしよう。

誤爆を理由にJoroを手離すのはもったいない。
カスタマイズしたキーバインドはJoro本体にプロファイルとして記録され、どんな環境でもSYNAPSE4で設定した通りに動作する。プロファイルはFnとAltキーを押すことで切り替えることが可能だ。


バッククォート(`)が独立しているのでプログラマーにも使いやすい。

ゲームのコンフィグやコンソールの操作にも向いていて、FPS以外のジャンルでも役に立つ。


Razer(レイザー) Razer Joro ポータブル ワイヤレス ゲーミングキーボード Chroma RGB SNAP TAP 超薄型スイッチ Bluetooth 5.0 WIN MAC 両対応 英語配列 [RZ03-02360100-R3M1] 【日本正規代理店保証品】


超薄型の本格的なゲーミングキーボードの歴史を新たに作ったRazer Joro。

𝕏を見てもJoroを買うか迷っている人がけっこういるようなので、これが参考になれば幸いです。
コンパクトなキーボードを探している人、ゲーミングハンドヘルドやタブレットに接続できるちょっといいキーボードが欲しい人、仕事でも遊びでも使えるキーボードを求めている人、ボイスチャットをするからなるべく静かな音のキーボードが入用な人、WindowsとMacを使い分けている人、既存のノートパソコンのキー配列や打鍵感が気に入らない人、私のようにもともとフルハイトのキーボードを愛用していたが急にパンタグラフスイッチも使いたくなった人など、Joroは幅広い層をターゲットにしています。

持ち込みが許されるのなら、学校のプログラミングの授業でこのUSレイアウトのカッコいいJoroを机に取り出せばみんな多少は注目すると思うよ。盗まれないようにね。まぁ指定の機材しか使っちゃダメといわれたらそれまでだけど…

ゲームにもプログラミングにも文書作成にも卒論制作にもずっと使えるから、中高生へのプレゼントや進学祝いにもぜひどうぞ。
子供は自分の好きなゲームや友達とのチャットといった「動機」があれば、大人が想像しているよりもはるかに早くキーボードの操作を覚え、タッチタイピングをマスターできるのです。

Joroで課題も遊びもこなし、将来に役立てましょう。
楽器のキーボードや絵を描くペンタブレットのようなすぐに「ほこりをかぶって」しまうデバイスと違って必ず使うものだから、投資としても有用です。無駄にはなりません。

タッチタイピングを習得するのに歳を取りすぎたことはあっても、若すぎるということはないはずです。
私も中学1年生のときに初めてパソコンを買って独学で覚えました。
中学校の「パソコン室」には立派な機材がそろっていましたが、使いこなせる先生がおらず、ろくに授業も行われず、ほとんど役に立ちませんでした。

やはり自分専用のパソコンと使いやすいキーボードが必須だと思いました。


変な案件や動画サイトに乱立するディスりやステマ、挙句の果てには生成AIが書いたようなレビュー記事まで出てきて頭が痛くなりますが、特徴的なキーボードは持っている人同士で友情が芽生え、妙な連帯感から意気投合するなどして新たなコミュニティーが生まれることも珍しくないんですよ。

Joroが単なる「道具」以上の働きをし、人々の暮らしをつなげるライフラインになれば本望でしょう。


…と、この文章も私がJoroを使って書いています。

批判するよりも購入を迷っている人の背中を押してあげたほうがいいw


意味もなくタイピングしたくなってしまうほど気持ちのいい打鍵感があるから、タッチタイピングの習得のためにJoroを購入するのもおすすめです。
よい道具を手に入れることによって練習が促進され、上達が早くなるケースは多いですよ。

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