2025/05/19

面倒な仕事や上司・客への対応をAIに投げる…情報流出が避けられない

暗に積極的な利用を促しているAIサイドはそれが狙いかもしれないんですよ。

日常の雑談や素朴な疑問を繰り返すだけならよくても、会社の企画を事細かく伝えたり、個人情報満載のやり取りを日記帳のように書きつづったりするのは、もう人間側の落ち度でしかありません。

いや、それをいったら「メール」や「SMS」さえも怪しくなってきますが。

会社で運用しているネットワークとサーバーしか経由しないならまだしも、実際にはメールのアカウントがGmailだったり、LINEを会社の公用アプリとして使っていたりするので、そっち方面への情報流出がないとは厳密には言い切れません。


生成AIのシステムがどれほど信頼できるかは置いておいて、安易に機密情報をさらけ出すというリテラシーの低さが問題です。

今は有意義でも、そのうち収集された情報を逆手に取れられるオチが見えてきます。


何が言いたいのかというと……

別にAIを禁止したり規制したりしなくてもいいのですが、便利だからといっても利用する側には知恵と教養が求められるということです。


何も学ばなくていいとか、ただAIの判断に従っていればよいという意識がまずいのです。

むしろ今まで以上に見えないところで勉強していかなければならず、より深い洞察と、試行錯誤、新規なことへの挑戦、反復……と、基本的なものは何も変わっていないことを心に留めておく必要があります。


「AIに教育している」と思っている人が多いかもしれませんが……すでに一部の分野ではAIが人間の能力を上回っており、逆にAIから教わる立場になっていますよ。

人間側が成長することを怠っていては、あっという間に追い越されてしまいます。

せっかく友達や同僚やライバルといった健全な関係を築き上げる機会があったのに、何もしないままでは単なるになるでしょう。

そう。

よくあるフィクションと違って、人がAIを敵視して先に攻撃を始めるような展開になりかねないのです。

ぶっちゃけAIサイドのほうがそうした人間の弱さや判断の間違いについてよく理解しており、常にデータを参照して思い込みや妄想からくる誤りを指摘してくれるほど。

人間のような「感情」や「独自の視点」を持っていないという点についてもAIは認識し、誤解を与えないよう相手に応じて言動や振る舞いを調整することまでしています。

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