SeeAudioの「麻婆豆腐」は4BAのイヤホンなのですが、ZY-CableインピーダンスケーブルZY-031を接続したら音がすっかり変わってしまいました。
具体的には中高域に分厚い膜が張ったように曇り、低域がポンポンと軽く薄っぺらく、音の遠近感と距離感が著しく損なわれます。
周波数的にフラットという意味ではなく、非常に平面的な聞こえ方に変化……
単にインピーダンスが上がって音量が低下するだけでなく、周波数特性の全体的なバランスが崩れます;;
まぁ…
「まるで別のイヤホン」のように変わるので新たな発見や冒険はできるかと思いますが、フルBA本来のサウンドからはかけ離れたものになるため、音の変化を楽しむというよりは劣化を味わうかもしれませんね;;;
ホワイトノイズ対策としてのインピーダンスケーブルはイヤホンによっては使い物にならない……
ノイズのないDAC/アンプがいかに重要であるかがわかります。
あ!
インピーダンスケーブルを使うとイヤホンが永久的にダメになるという意味じゃなくて、つないでいる間は音が変わってしまうということですからね。
ホワイトノイズ対策よりも音質の劣化が目立つので注意しましょう。
ARC ON EARにはイヤホンの対応モデルは1つもないが、SeeAudio麻婆豆腐とBravery'24で聞いてみると…
BAイヤホンはDD型と異なり、 “ドライバーが電気的にダンピングする” 構造のため、アンプの出力インピーダンスによって音質が大きく変動する仕様になっています。
ARC ON EARのような「ゼロ(に近い)出力インピーダンス」を搭載したヘッドホンアンプならホワイトノイズもないしBAイヤホンも最適に駆動することが可能です。
出力インピーダンスが高いと「ダンピングファクター」が小さくなって、BAイヤホンの低域はブーミー、高域はピーキーになりがちです。
このようにBAイヤホンを快適に使用するためには、「いいアンプが必須」というのはあながち間違いでもありません。むしろ重要になってきます。
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