基礎ばかり学んで練習しかしていない。
これが実は一番だめなやり方なんです。
絵画でいうとラフスケッチ、デッサン、ジェスチャードローイングといった手軽に始められる技法を延々と続けるようなもの。
練習に専念して一向に作品を完成させない。
もはや練習が目的となっていて、なんのために絵を描いているのかわからない状態です。
野球を上達したい人がバットの素振りやランニングに専念するでしょうか?
ピアノを演奏したい人が楽譜とペンを最初に手に取るでしょうか?
物事の本質と向き合わない「練習」には意味がありません。
「やってる感」はあっても肝心の技能がついてこないのです。
まともに習得する前から手抜きを覚えたらダメですよ。
やたらとカフェスケッチとかクイックドローイングといった技法に惹かれる人は、最初から手抜きをしたいだけなのかもしれません。
効率や省力化から入るスタンスは成熟した大人である証拠です。
子供は理屈抜きに「とりあえず興味のあることをやってみよう」という衝動が強いため、上達が早く、間違いや失敗に寛容で、長く続けられるのです。
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