なんじゃこりゃ…ヘッドバンドのL側の付け根部分が割れてる。
……強度設計が悪すぎだろ……
このヘッドバンドとイヤーカップがつながる部分は一番力がかかるのに、ぜんぜん強度のないプラスチックで覆われているだけ……
昨年末に買って、今年7月1日に気づいたときにはもう亀裂が入ってたんだよ……
結局ヘッドホン(ヘッドセット)って消耗品なのか……
……強度設計が悪すぎだろ……
このヘッドバンドとイヤーカップがつながる部分は一番力がかかるのに、ぜんぜん強度のないプラスチックで覆われているだけ……
昨年末に買って、今年7月1日に気づいたときにはもう亀裂が入ってたんだよ……
結局ヘッドホン(ヘッドセット)って消耗品なのか……
ロジクールのG HUBと違ってWindowsのサウンドは「ステレオ」に設定されており、「7.1 サラウンド」に狂わされることはありません。
Blacksharkは必要な場合にファームウェアアップデートの「通知」があります。
Webサイト(英語)が開きますが、今どきのブラウザは翻訳できるので安心です。
https://mysupport.razer.com/app/answers/detail/a_id/13081/
ファームウェアアップデータは.exeファイルであり、ダウンロードしたら開く(実行する、ダブルクリックする)だけで処理が始まります。
インターフェイスはきちんと日本語化されているため迷うことはないと思います。
ワイヤレスドングル(レシーバー)をPCに接続し、ヘッドセットの電源を入れる操作は画面の指示に従うだけでOK。
今回は特にPCの再起動や手動での設定変更をする必要はありませんでした。
Razer レイザー BlackShark V2 Pro White Edition アップグレードモデル ワイヤレスゲーミングヘッドセット HyperSpeed Wireless 2.4GHz Bluetooth HyperClearスーパーワイドバンドマイク ブラックシャーク ブイツー プロ ホワイト 【日本正規代理店保証品】
ゲーマーのみなさんが知りたいのは音質やら使用感やらデザイン・ブランド・オーナーなどではなく、ゲームのサウンドが正常に再生できるかどうかでしょう。
BlacksharkはWindowsのサウンドのスピーカー構成が「ステレオ」です。
7.1サラウンドはゲームタイトルによって定位が崩壊する問題があるのと、そもそも人間の聴覚と音響のメカニズム(科学的な仕様)の観点からしても「ステレオ」が最適なので、無駄な処理はしないほうがいいのです。
レイザーはそれをわかっているようで、SYNAPSEで「ステレオ」と「THX SPATIAL AUDIO」を切り替えてもゲームがハングアップしたり無音になったりする不具合が起こりません。
非常にシームレスに切り替わるので、どちらの信号も内部ではステレオとして処理されていることがわかります。
そもそも7.1サラウンドではないのです。それだけでRazerを選ぶ価値があります。
というかゲーミング業界は「7.1サラウンド」の罪を作りすぎです。
サラウンドやステレオの以前に「音」の仕組みを知らない人が間違いを蔓延させました。
「音」の正体は空気の疎密が連続して聴者の耳まで伝わる「波」です。
音は波の性質を持っているため、どれほど多くの音源があっても、最終的に耳に到達する波形はすべてが合成された「1つの波」で表すことができるということが肝心です。
1つの波が「時間軸で連続して変化する」ものが「音」の正体なのです。
このメカニズムを理解していれば、チャンネルをいくら増やしたところで無意味だということがわかります。
増やしたチャンネルがどの道「1つの波形に合成される」のですから。
ステレオというのは波形が2つ。
つまり右耳と左耳で異なる音を聞いています。
人間の聴覚は2つの波形からあらゆる音を認識する「仕様」になっています。
左右の波形の時間差、位相差、それにローパスフィルターによって現実そっくりな音響を再現する。
3Dゲームのエンジンはその仕組みに基づいてサウンドをレンダリングし、最終的にステレオでプレイヤーの耳に音を届ける処理をリアルタイムに行っています。
そしてリアルタイムレンダリングである都合上、デバイス側やデバイスのドライバー・ソフトウェアによる二次的な処理には遅延の問題がつきまとうため、破綻を避けて「ぼかす」しかなくなるということです。
BlackShark V2 Proの装着感は非常にいいです。
G PRO Xなどとは比べ物にならないくらい快適。
眼鏡をかけていてもテンプルが圧迫される感じがまったくありません。
防寒のため室内でも毛糸のようなニット帽をかぶっているのですが、その上から装着してもヘッドセットのサイズ的には余裕で収まります。
本来の使い方ではないため耳たぶが若干圧迫され、長時間つけていると痛くはなってしまいますが……。
USBドングルによる2.4GHz接続はBluetoothよりはるかに安定しています。
AirPods ProはPCデスクから離れてトイレに入ると電波が途切れることがありましたが、BlackShark V2 Proのドングル接続は途切れることがありません。
これを装着したままキッチンで料理をしていても途切れませんでした。
木造家屋の壁や扉に遮られることはないようです。
“e スポーツ プリセットを使用するには、ステレオ モードに切り替えます。”
SYNAPSE内のツールチップにそう明記しているところが立派だと思います。
いかなる形態のバーチャルサラウンドも、スポーツつまり「競技性」の高いゲームタイトルには有用ではないからです。
ゲームのサウンドはデバイスに依存する設計にはなっていなく、ゲームエンジン自体が適切にレンダリングしているということを覚えておきましょう。
(いまだに20~30年前のパソコンの仕様を持ち出してサウンドデバイスの有用性を語る人がいることに驚きます。彼らは情報のアップデートができていないのでしょうか…)
特定のゲームタイトルで適切に動作する云々のコメントは「公式が言ってるだけ」。
話半分に聞きましょう。真に受けてはだめです。疑い深い「自称慎重派」の人ほどいったん信じ込むと頭から離れなくなるものです。
賞金や名誉のかかったプロの対戦や絶対に負けられないeスポーツはともかく、まったりプレイの「エンジョイ勢」であればTHX SPATIAL AUDIOに切り替えるのもよさそうです。
無駄に残響を加えただけのものや、Windowsのサウンド設定を勝手に書き換えて不具合の原因になるソフトウェアや、洞窟や風呂場の環境を再現したバーチャルサラウンドと違って「ステレオ」で実行されるため根本的に安定しています。
THX SPATIAL AUDIOはステレオに比べて音圧が強く、聞き疲れしやすく長時間のリスニングには不向きかもしれませんが、たしかに「心地よい音の広がり」や「没入感」は得られます。
しかし何度もいうようにそれがゲームの意図したサウンドであるかどうかは別問題です。
これはもう各自の好みの問題なので、私の見解も話半分に聞いておいてくださいね。
音響的に劣化していても好みの音質である場合があるからです。
サウンドのデータを細大漏らさず再生するよりも、特定の音域を強調したほうが「いい音」に聞こえる人もいるでしょう。
これはちょうど絵画における「写実主義」と「デフォルメ」の関係に似ています。
本物そっくりの素描と、大胆な誇張や省略で描かれたコミック・イラストのどちらが優れているかなんて……誰にも決められませんよね。
オーディオもそれと同じことです。
…マイクの音質がワイヤレスとは思えないくらいイイ!
BlacksharkのマイクとSYNAPSEの設定項目が非常に優秀なので、OBSの音声フィルタをすべて無効にする必要があります。
機能的に重複する処理があるため、どちらかを無効にしないと逆効果になってしまうんです。
SteamやDiscordなどのボイスチャットソフトも同様です。
ボイチャ側の音声フィルター(エコー除去やノイズ抑制等)は無効にしましょう。
「声の出だしが途切れる」「小声を上手く拾わない」のは処理が重複しているのが原因です。
ヘッドセットの電源を切って(切れて)もUSBドングル自体は常に動作している状態のため、再び電源を入れた際にゲームのサウンドが無音になることなく正常に再生されます。
これは重要です。
一定時間、使用していなかったり無音状態が続いたりすると自動的に電源が切れ、その後ゲームのサウンドが鳴らなくなってしまう製品が多いようですが、Blacksharkは普通に聞こえますね。
ゲームを再起動するまで無音になる困ったワイヤレスヘッドセットの悩みを抱えている人が大勢いるようで……
ヘッドセットとともにドングル自体の電源を切ってしまう製品は地雷です。
マイクの性能が異様なほど高いのでワイヤレスと思えない!
置き場と配線が増えるUSBマイクSeiren V2 Xも必要ないというか出番がなくなったというか、ヘッドセットならではの “マイクと口との距離”、“人体そのものが優れたショックマウントとして機能する” という二大特典のおかげでBlackShark V2 Proだけで視聴と配信をこなせてしまうほど。
ヘッドセットは「深夜の配信であまり大きな声を出せない」場合に有効です。
SYNAPSEは不具合もなく動作しています。
G HUBと違ってソフトウェアの設計も上手くできているようですね。
バッテリー残量の100%表示はSYNAPSEでしか確認できません。
サウンド、強化、マイク、パワー、デモの5項目がありまして、サウンドでステレオとTHX SPATIAL AUDIOのシームレスな切り替えができます。
あえてシームレスと強調しているのは、本当にサウンドが途切れることなく滑らかに変更されるからです。
オーディオイコライザーは31Hz、63Hz、125Hz、250Hz、500Hz、1kHz、2kHz、4kHz、8kHz、16kHzの10音域を-5dBから+10dBの間で自由に調整可能。
標準のゲーム、音楽、映画プリセットがかなり大胆に設定されているので、思い切っていろいろいじってみると面白いです。
各プリセットに用意されている「リセット」ボタンを押すだけで元通りにできます。安心してください。
しかもヘッドセット本体の “物理ボタン” と連動し、右イヤーカップのRazer SmartSwitch / EQ ボタンを押せばSYNAPSEを操作することなくプリセットを変更できます。
「標準」を「e スポーツ」に切り替えるとAPEX LEGENTS、CALL OF DUTY、CS:GO、フォートナイト、VALORANTのアスリートによる微調整プリセットを選択できるようになります。
SYNAPSEを使わない場合は右イヤーカップのボタンを長押し(3秒間)すると標準・e スポーツの切り替えができ、短く押すたびにプリセットを変更(順送り)できます。英語の音声ガイダンスが流れ、どのプリセットが適用されているのかわかります。
「強化」タブでは着信拒否、音の正規化、低音ブースト、音声の明瞭度を設定できます。
SYNAPSEの画面を見れば意味はわかると思います。
着信拒否は、USBドングルとBluetoothの両方で接続されている場合、Bluetooth経由での着信をブロックする機能です。
ようするに「PCゲーム中に邪魔すんなよ!」ということ。
音の正規化はノーマライズとも呼ばれる機能で、「小さい音と大きい音の差を抑えて平均化」する効果があります。
映画の無音に近いシーンで突然の爆発音や主人公が叫び声を上げる場面などで音量差を抑えます。
低音ブーストはそのまんまです。
低音を強調し迫力のあるサウンドに調整できます。
音声の明瞭度は人の声を聞き取りやすくする設定です。
友達との音声通話やフルボイスのゲームなどで使用すると効果的です。
「マイク」タブではマイクの音量だけでなく正規化やノイズリダクションを設定できます。
特に試行錯誤が必要な項目なので、これといった正解がありません。
環境や声の大きさ、話し方などによって最適な設定が異なります。
ボリュームの正規化と音声の明瞭度は初期値(55)でよさそうですね。
周辺音の遮断というのがいわゆるノイズリダクションで、思ったよりも強力なので初期値(55)では自分の話し声がしばしば途切れます。
私は15くらいに下げました。
マイクイコライザーはデフォルト、マイクブースト、ブロードキャスト、カンファレンス、カスタム(任意)のプリセットから自由に調整できます。
通常はマイクブーストがもっとも通りのいい声に聞こえると思われますが、ブロードキャストは低音がぐっと強化され「イケボ」のようになります。
カンファレンスは会議の音質。シャカシャカでちょっと安っぽい声になります。
それからもちろんマイクモニタリング(サイドトーン)も設定できます。
一般的に耳の穴をふさいだ状態では自分の声が頭の中に響いて話しづらい問題があるのですが、これを有効にすることによってヘッドセットからリアルタイムに自分の声が再生され、「話しやすくなる」というものです。
かなりいいですよこれ。遅延がほぼ認識できないくらい小さく、普通に声を出している感じで小声でも話しやすい。
ただ環境音が垂れ流しになるため「ホワイトノイズ」的な音が常時聞こえる欠点があります。
「パワー」とはなんか誤解されそうですがバッテリーセーバー(節電)のことです。
無音状態や無操作状態が何分続いたらヘッドセットの電源を自動的に切るか、という設定。
15分から60分の間で1分刻みで変更できます。
あるいは無効にして電源を入れっぱなしにできます。
もちろんヘッドセットに充電しながら使用可能です。
Type-Cによる有線接続は充電のみ。
いわゆる「USBヘッドセット」としての機能はない点に注意してください。
2.4GHzワイヤレスかBluetoothです。
「パワー」とは別で、再生する信号がなくなる(無音)と10秒後に「プツッ」というかすかなノイズとともにアイドル状態に移行する仕様のようです。
そして音の出る瞬間にも「プツッ」というかすかなノイズを伴ってサウンドの再生が始まります。
よほど意識しなければ気にならないレベルだし、ゲームや音楽で10秒以上も無音が続くことはないと思うので問題ないでしょう。
ホワイトノイズはほぼ聞こえません。
「サーーーーー」とか「シャーーーーー」ではなく「すーーーー…」という感じで静かです。
“ゲーミングオーディオデバイス” としては驚異的です。これほど静寂なのは初めてです。
Blackshark V2 Proで「ホワイトノイズガーーーー」という苦情が出るとすれば、先述の「マイクモニタリング(サイドトーン)」によるものとしか考えられません。
ヘッドバンドもイヤーパッドも柔らかくて長時間つけていても痛くはなりません。
しかし……冬という季節性のものか体質的な問題かはわかりませんが、私は耳たぶがかゆくなりました。
売りである「超ソフトな FLOWKNIT メモリーフォームクッション」が肌に合わないのかもしれないし、通気性や速乾性に優れた素材が肌から水分を奪い乾燥しているのかもしれません。
合皮のイヤーパッドではこんなことにならなかったんだけどな……
動画配信ソフト「OBS」の音声フィルタを一切使用せず、SYNAPSEのマイク設定だけでこんな声になります。
マイクの音量100
ボリュームの正規化100
音声の明瞭度80
周辺音の遮断40
マイクイコライザー:ブロードキャスト
……これなら普段使いで何の不満もないんじゃないですかね!!
なおマイク音質がいいのは2023だけ。
間違えて「安いほう」のヘッドセットを買わないように;
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