中のコネクターを引き抜くのが怖かったため、ケーブルの先についたドーターカードのネジを3つ外してボトムケースを分離しました。
奥まった位置にあるUSB Type-Cのジャックを搭載したカードがそれです。
ペラッペラの薄いフォームが入っていました…w
こんなのは申し訳程度でしかないため、マスキングテープをぺたぺた貼り付けて音響を改善していきましょう。
スイッチにもスタビライザーにもルブはされていないか、最低限しか塗られていないように見えました。
構造的に一般的なキーボードよりもホコリを嚙みやすそうなのと、「塗りすぎ」によるトラブルのほうが厄介なのでグリスアップの必要はないのかもしれません。
また定期的な塗り直しをするのもめんどくさいです。
ルブによる静音化やスムージングを図るのは、それを維持するための余分なメンテナンスが必要になるということでもあります。
拭き取りによる洗浄や再塗布といった作業をせずに設計の段階でキーボードの運用と寿命が試算されているはずだし、重要なのは手間をかけたからといって長持ちするとは限らず、かえって壊れやすくなることも多いということです。
個別のルブよりもボトムケースへのテープMODのほうが効果的なことが多いし、メンテナンスも不要なのでこちらのほうがおすすめです。
ネジ穴と突起部を避けてぐにゃぐにゃとマスキングテープを貼るだけ。見た目は悪いです。
基板の裏にも貼りたかったのですが、思いのほかスイッチが大きく飛び出していてめんどくさそうだったのでボトムケースの内側だけテーピングしました。
雑すぎて目も当てられないとか、そもそもテープを貼って何が変わるのか疑問に思われるかもしれません。
元通りに組み立てればテープは外から一切見えないので、「見た目」は心配しなくても大丈夫です。
マスキングテープなので気に入らなければ簡単にはがせます。
ドーターカードの位置に合わせ、USBのジャックがきちんとケースの穴と一致するように注意深く見ながらネジを締め、トッププレートをはめ込んですべてのネジを元通りに締めたら完成です。
テープを貼りすぎるとUSBの位置が合わなくなってしまうので注意してください。
元通りに組み立てたつもりでも、肝心のUSBケーブルを挿せなくなってしまいます。
テープを貼るまではカシャッカシャッと響く感じだった打鍵音が、カンカン・シャンシャンと固く乾いた感じに変わります。
固くて締まりのいい打鍵音は、エレガントとか深みのある音と形容されます。
Razer Huntsmanの個性的な打鍵音を残したまま音響を改善できるのでおすすめですよ。
あんまり本格的にカスタマイズすると没個性になるかもしれず、行きつく先がみんな同じようなサウンドになってしまうのも面白くないので、このくらいで十分だと思います。
……たった120円のマスキングテープを貼るだけで。
カンカンとシャンシャンってパンダの名前みたいwww
キートップを白と黒に換装してパンダっぽい見た目にするのも面白そうですねwwww
標準のキートップは十分高品質ですね。最高級のBlackWidow V4 Pro 75%のスペースバーが不快なのに、Huntsmanはかなり快感です。ものが違うんですかね??
もともと打鍵音のうるさいキーボードほどテープMODの効果が大きいです。
初めから静音で設計されているものは影響が小さいかもしれません。
もちろんタイピングの仕方によっても大きく変わってきます。
わざと大きな音を立てる人や、タイピングの早い人はどうしても目立つでしょう。
マスキングテープを貼っただけなのでケース内部の空洞は依然として大きく、どうしても安っぽい打鍵音に聞こえるかもしれません。
音の雰囲気としてはHHKB(Happy Hacking Keyboard)に近いです。
往年の大型機械のコンソールを操作するキーボードのようなイメージ。
これはこれで好みに刺さる人がいると思います。
個人的に「打鍵音はイマイチだが、HHKBに近いハッピーなフィードバック」と感じています。
HHKBと同様、「追いタイプで草」となります。
低予算で簡単なDIYレベルのカスタマイズでも自分の手で施すことで愛着が沸き、評判の悪い打鍵音のキーボードが思いのほかよくなるものなんですよ。
Huntsmanは492gという非常に軽量な60%キーボードで、昨今の “重量級” の製品とは一線を画すものです。
重くて頑丈なキーボードを目指すのもいいのですが、私は「片手で持ち上げて簡単に清掃できる」ことと、ペイントやフォトレタッチでペンタブレットと併用する目的の軽いキーボードも重要だと考えています。
軽いキーボードは往々にしてコストダウンと低品質のダブルパンチになりがちですが、Huntsmanはブランド料が大きくてスペックのわりに高価、やっとWebドライバーに対応、いいか悪いかは別として個性的な打鍵音、そして発色のよいRGBライティングと、他社製品にはない魅力があるといえばあります。
Razerは公式のセール以外で値引きされることがめったになく、大手のPCショップではほぼ「メーカー指定価格」で販売されています。
品質とソフトウェアで後れを取り、新興ゲーミングデバイスメーカーに対するアドバンテージがほとんどないのが難点で、ネットのコミュニティーではいつも他社と比較されてしまっています。
信者はアンチと隣り合わせというのがよくわかります。
Huntsman V3 Pro Miniをしばらく使ったあとBlackWidow V4 Pro 75%を使うと感動するww
「5万円のゴミ」とは思えないくらい打鍵音がいいwww
メカニカルとオプティカルスイッチではこうも違うのか……
ちょっと雷雨がひどくなってきたためPCの電源を切り、Huntsmanを再び開けてPCBの裏側にも適当にマスキングテープを貼ってみました。
カタカタ・シャコシャコという感じに変わりました。
HHKBと音の方向性は違いますが、とても乾いた音でカシャカシャ感がほとんどなくなり、“がんばって深みのあるサウンド” を出そうとしているような印象です。
あ、記事のタイトルは「静音化」と書きましたが、正直Huntsmanは静音にはほど遠いです。
どうあがいても薄いプラスチックのボトムケースであり、ペラッペラのフォームが1枚挟まっているだけで空洞が大きいので独特の音を立てます。
しかしこの一連のマスキングテープによるカスタマイズにより、反響を軽減し、固く乾いた低音にシフトします。
スペースバーはとてもいい感じですね。
むしろBlackWidow V4 Pro 75%のスペースバーがなぜあんなに安っぽいのか……
スタビライザーのブレる音がするし、キートップの品質も悪いような感じですよ。
Huntsmanはピタッとしてタイトなストロークになっていて、コンコンというクラッキーな打鍵音です。
エレガントでフォーマルなのは圧倒的にBlackWidow V4 Pro 75%です。
Huntsmanと対比することで「5万円のゴミ」ではなくなりました。
紆余曲折ありましたが、Razerのキーボードを再評価することができました。
まさかガチガチのゲーミングキーボードであるHuntsmanにマスキングテープを貼るだけで「HHKBライク」な印象になるとは思いもしませんでした。
Type-SではないノーマルのHHKBに近い、タイピングが楽しくなるキーボードだと思います。
Huntsman V3 Proの8kHzはたしかに打鍵音が改良されていて、もし選べるのなら8kHzモデルがおすすめなのですが、旧型もWebドライバーに対応している、独特の打鍵感は決して悪くはなく「個性的」で長所とも考えられるので、どちらでもいいと私は思います。
8kHzはいまふうの高級キーボードのような打鍵感でいいのですが、どうにも没個性な印象です。






