2019年11月16日土曜日

Creative Sound Blaster Play! 3もホワイトノイズが目立ち、音声が左右反転することがある クロストークについて追記

2019/11/16追記
「クロストーク」について少し誤解のある人がいるようなので簡単に説明しますね。

純粋な「ステレオ」で再生する場合には聴覚的に認識できるクロストークはほぼありません。
ところが「バーチャルサラウンド」を有効にするとクロストークが発生し、
「Rチャンネルだけの音源を再生しているのに左からも音が出ている」ことが起こります。

なぜかというとバーチャルサラウンドは、
Rチャンネルの音声を「一瞬遅らせて」「位相をずらして」「小さな音量で」Lチャンネルからも再生することで実現されているからです。
チャンネルが逆の場合も同じです。

クロストークが追加されることによって「音源が遠くにあるかのように錯覚」します。
ごく普通の音楽や歌謡曲を再生する場合は上手く機能することが多いです。
「ヘッドホンなのにホームシアターで聞いているような感覚」になるからです。

しかしFPSなどをプレイする場合、ゲーム自体がもっと適切な処理を行なっているため、
デバイス側でバーチャルサラウンドを有効にすると二重に適用されてしまい、
逆効果になることが多いんですよ。

クロストークはこの手のデバイスがバーチャルサラウンドを再現する仕組みそのものであり、必然的なものなのです。
そしてクロストークこそがFPSゲームにおける「戦犯」的な要素であり、
「右から敵の銃声がしたと思ったのに左にいた」というようなことが起こる原因になっています。

クロストークの処理によってゲーム本来のサウンドが変化してしまい、
適切な音を聞き取ることが困難になるからです。

バーチャルサラウンドがかえって不利になるゲームでは無効にし、
ステレオに設定したほうがいいことが多いですよ。

もしステレオでバーチャルサラウンドも切っているのにクロストークやノイズが発生する場合は、
端子が汚れていないか、きちんと挿さっているかを確認してみてください。


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この1年前に発売されたCreative Sound BlasterX G1を持っているのですが、
能率の高いヘッドホンを接続するとホワイトノイズ(残留ノイズ)がはっきりと聞こえます。

G1とそのノイズ対策についてはこちらの記事をご覧ください。
http://abs.hantasy.com/2017/01/zy-cable-p-to-s-zy-001.html


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2017/11/1追記
🔗BlasterX Acoustic Engine Proがアップデートされ「ホワイトノイズ低減」!?

2017/12/29追記
🔗Sound BlasterX G5レビュー ホワイトノイズがG1よりはるかに小さい 前後の定位の問題

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さて、先日サウンドブラスターの安価なUSBオーディオインターフェースが発売されました。
筐体や構造はほとんど同じで、サンプリングレートなどが向上しているだけの新型です。


挙動の悪いバーチャル7.1サラウンドを利用したければG1
ステレオのサラウンドのほうがマシだと思えばPlay!3を買うのがいいと思います。

Sound Blasterの現行品でまともなバーチャルサラウンドを再生できるのは、
内蔵サウンドカードのZシリーズしかないような気がします……5.1サラウンドまでですが。
PC内に増設するサウンドカードは発熱が大きいため、真夏などは熱暴走に警戒してください。
ゲーム用のPCでビデオカードを使用していない人はまずいないと思います。
放熱、エアーフロー、消費電力にはくれぐれも気をつけてください!








G1で気になっていた「無音時のサーーーーというホワイトノイズ」が解消されているだろうか?
と少し期待していましたが、アマゾンのレビューを見ると残念ながら改善されていないようです。

再生する信号がなくなると数秒後にノイズが消える」というのが完全に同じ症状です。

これはサウンドカードの故障や不良ではなく、アンプに由来する残留ノイズが聞こえているのです。

イヤホン・ヘッドホンの多くはポータブル機器での使用を前提としているため、
インピーダンスが低く、感度の高い、高能率のものがほとんどです。
高能率のヘッドホンを高出力のサウンドカードにつなぐと、よほど高品質のものでない限り
「サーーーー」というホワイトノイズはどうしても聞こえてしまうのです。

インピーダンスが高く、感度の低い、低能率のヘッドホンを使用するとノイズが相対的に小さくなり、
全体的な音量は下がってしまいますが「サーーーー」という音はほとんど聞こえなくなります


ヘッドホンにせよイヤホンにせよ自分のお気に入りのものを使いたいのに、
サウンドカードの都合で買い換えるなんて嫌ですよね。




そこでおすすめなのが「75Ωのインピーダンスを追加するだけのケーブル」。
ZY-Cable ER4P ER4S 4P to 4S p to s p2s インピーダンス ケーブル ZY-001です。

これはどんなイヤホンでもヘッドホンでも接続すれば75Ωの抵抗を追加できるというケーブル。
3極の3.5mmステレオミニプラグであれば使用できます。
音量は少し下がるし、音の特性も変化する可能性がありますが、ノイズは軽減できます。

2999円とPlay!3よりも高くついてしまいますが、これで残留ノイズは大幅に軽減されると思います。
私のG1ではほとんど聞こえなくなりました。

G1もPlay!3も品質に特に差はないと思います。メーカーも形状も同じですからね。

このオーディオインターフェースに限らず、インピーダンスケーブルを1つ持っておくと役に立ちます。


あくまで私個人の考えですが、
再生している音源に本来含まれていないホワイトノイズが聞こえるのは音質以前の問題であるから、
ノイズを取り除いた(自分の耳に聞こえないレベルにまで低減した)音でなければ納得できません。

言い換えれば、ノイズのない状態で聞く「音」がそのオーディオデバイス本来の音質である、ということです。

少し極端かもしれませんが……


ノイズを減らしたら音質も劣化した」と感じることがあったとしても、
それが本来の音質だ」と考えたほうが合理的というか気分的にいいのではないでしょうか。

どちらにしても不満を抱くのなら、もっと高品質なデバイスを探したほうが賢明です。

しかしそれは「オーディオ沼」と呼ばれる底なし沼に足を踏み入れたような状態……

なので

・ノイズのないこと
・音質は個人の「好み」であり「善悪」や「優劣」ではないこと

で上手く妥協する必要があります。


パソコンのマザーボードのサウンドチップよりいい音を求めて買ってみた製品ですが、
高音質にしたつもりが盛大なホワイトノイズを乗せてしまったので本末転倒だと当初は感じました。

もし抵抗入りのインピーダンスケーブルを知らなければ、
パソコンから外してオンボードサウンドに戻していたことでしょう。

よく「USBだからホワイトノイズが出る」といわれていますが誤りです。
残留ノイズというのはUSBの規格やコンピューターの制御系に原因があるのではありません。
アンプの最終段、音声の最終的な出口でノイズを除去しきれていないために聞こえるのです。
USBという接続性の問題ではなくアンプの出力……つまりアナログの回路に原因があるのです。
インピーダンスケーブルという物理的な抵抗を入れることで非常に効果的にノイズを除去することができます。


(アナログの可変抵抗器による)ボリュームコントローラー付属のヘッドセットが前提ならば、
そもそもヘッドホン自体のインピーダンスが何Ωだろうが関係ないような気がします……
300Ωまでのヘッドホンに対応!」などとアピールしているのが皮肉に聞こえます。


多くのサウンドデバイスは大きな音を出すのは簡単なのです。
しかし常に最大音量で聞く人などいるでしょうか?

この記事にたどり着いた人はおそらく、音が大きすぎて困っていることが大半でしょう。
システムのボリュームを1まで下げても大きいし、音楽プレイヤーでさらに下げても
サーーーーというホワイトノイズが気になってしまう……

サウンドデバイスの音質の定量的な指標であるS/N比ダイナミックレンジというのは、
簡単にいえば最小と最大音量の比です。

最大音量があまりにも大きく、最小音量ではホワイトノイズが鮮明に聞こえる状況だと、
スペック的には高いS/N比を有していても、実用上の音量では大きく劣ることになってしまうのです。

わかりやすくいえば「小さな音を再現できない」のです。
小さな音を出そうとするとホワイトノイズに埋もれて聞き取れなくなるからです。
大きな音ではなく小さな音の再現性に問題が起こるのです。

だから抵抗を入れてホワイトノイズを軽減することには意味があるのですよ!


可変抵抗器ならインピーダンスケーブルよりも柔軟に音量を調整することができます。
しかしボリュームの位置による「ギャングエラー」が起こる可能性があります。
左右の音量バランスが崩れるのは音質以前の深刻な問題です。
ユーティリティーで音量を調整したとしてもボリュームコントローラーを操作すれば崩れてしまいます。

固定抵抗器であるインピーダンスケーブルなら初期不良を除いてギャングエラーは起こらないはずです。
物理的な可動部品もないため故障が少なく、長く愛用できると考えています。




オーディオテクニカのボリューム付きヘッドホン延長コードもホワイトノイズ対策に利用されるパーツですが、
可変抵抗器の構造上、ボリュームの最小・最大付近ではギャングエラーが発生しやすくなります。
私は可変抵抗器をあまりおすすめしません。
可動部を保持する機構にいささか難点があり、少し接触しただけでスライダーやダイヤルが動き、
音量が変わりやすいのと、ギャングエラーの個体差が大きいからです。


抵抗を加えると音質が悪くなるからダメだ」と決めてかかる人がいますが、
厳密には「周波数特性が変化する」のであって、音質の定量評価であるS/N比は向上します。

「どの周波数特性が最良か」は誰にも決められないし、定義も存在しません。

たとえ物理的にフラットな周波数特性だとしても、聴覚的にはフラットではない場合があるのです。
人の聴覚は個人差が大きいため、音の物理的な特性がそのまま聞こえるとは限りません。

音質は良し悪しではなく好みの問題である」というのはそのためです。



サウンドデバイス側でできるだけボリュームを上げ、可変抵抗器でボリュームを絞ると、
信号的にはダイナミックレンジが広くなり、物理的な音質は向上するとみなすことができます。

音質が悪くなったと感じるのは、それまで聞いていたホワイトノイズの乗った音に慣れているためであり、
抵抗を加えたことでノイズの軽減した音にまだ違和感を覚えているのが原因です。
信号が減衰し音が小さくなった分、デバイス側でボリュームを上げる必要があります。

ホワイトノイズというのはデバイスのボリュームによらず一定の大きさで鳴っているため、
極端な話、「ミュートしても聞こえる」厄介なノイズです。

システムのボリュームが0の状態でも聞こえてしまうホワイトノイズを抵抗により軽減するのが狙いです。

すると、ボリュームを以前より大きくしてもホワイトノイズが聞こえることはなくなり、
結果的にS/N比が向上し、物理的な音質がよくなる、という単純な仕組みなのです。


どうか先入観や固定観念にとらわれず、自分の好みであるかどうかで判断するようにしてください。

自分の耳で聞くのに、音質に関して他人の耳をあてにするのですか?
そのほうがよほど異常です。

私が言っているのはあくまで物理的な音質であり、「聴覚的」な話ではありません。

人によってはホワイトノイズが聞こえているほうが好みである場合もあるのです。

ホワイトノイズは気になるが、抵抗を上げてホワイトノイズが消えたら消えたで
「音が痩せた」などと言い出すときりがありません。

そういう人は本格的にオーディオ沼に足を踏み入れることになるので気をつけてください……

私はホワイトノイズを解消する手段の一つとしてインピーダンスケーブルを勧めているだけで、
人の好みや趣向にまでは関与しません。
オーディオを楽しむ目的とはまた別の話です。


「抵抗を加えるとゲインが下がる」ことを心配する人もいますが、安心してください。
最大音量で聞くことなど通常では絶対にありえません。
イヤホンによっては「ボリューム1ですら大きい」こともあるため、ゲインが下がるのはむしろ有意義だからです。




音質にこだわりすぎると選択肢を狭めることになるだけです。
それは高価な製品の策略とホワイトノイズに支配されているようなもので、
純粋にオーディオを楽しんでいるとはいえないのではないでしょうか?

自分の好みを見つけるのにどうして他人の判断をあてにするのか不思議です。

インピーダンスケーブルでホワイトノイズを軽減することができれば、
2000円を下回る安価なPlay! 3でも音質が格段に向上するというだけの話です。

「ホワイトノイズが気に入らないからもっと高級品を買おう」というのは非常に消極的な動機です。
高くてもホワイトノイズが聞こえるものはたくさんあるため、根本的な解決には至らない可能性があります。

2000円どころではない20万円のオーディオプレイヤーを高感度イヤホンと組み合わせると、
かなりの確率でホワイトノイズがサーーーーっと聞こえるものなんですよ……

ノイズの仕組みを知らずに「高いからいいと思って買った」人が失望したり、
新品同然のものが中古屋やオークションを転々としていたりすることがあるのが現実です。

高価な商品であっても「思ったほどよくない」ものは世の中にたくさんあります。
オーディオは特に価格と中身が一致していないことが非常に多い世界です。

ホワイトノイズが聞こえると「これは本当にいい機材なのだろうか?」という疑問が生じ、
ノイズのことばかりが気になり、「ノイズが聞こえるのは自分だけなのだろうか」と疑心暗鬼に陥り、
精神的にまいってしまう人もいるほどです。

そんなもの気にしなければいいじゃないかwwwwと思われるかもしれませんが、
気にしない人は初めから音質のことも気にしません。

気になってしまう人のためであっても精神医学的な対応を示すことはできないので、
音響的なアプローチによる解決策の一つとしてインピーダンスケーブルを勧めています。




ステレオの音声が左右反転してしまう現象
Sound BlasterX G1でもPlay!3でも確認されています。

これは設計の物理的なミスが原因であることもあると思いますが、
大半はドライバーの不具合によるものです。

音声を出力しながらサラウンドやミキサーなどの項目を変更すると発生しやすいです。
たとえば裏で音楽を再生しながらゲームのサウンド設定を変更すると突然起こります。
PC版GTA5でサラウンドスピーカーの項目を変更していたらいきなり音声が左右反転しました。
再起動してもUSBケーブルを挿抜しても直らず、デバイスマネージャーからドライバーを削除、
ケーブルを再接続したらやっと直りました。

コンピューターの再起動、USBケーブルの挿抜、ドライバの再インストール等で直ります。


デバイスマネージャーの「サウンド、ビデオ、およびゲームコントローラー」にある
正常に動作していないデバイスを右クリックして「削除」を実行してみましょう。
いったんドライバーが削除されるので、USBケーブルを外し、再び接続します。

ドライバーが自動的にインストールされ、正常に動作するようになるはずです。

音声が左右反転する不具合はPS4で多く報告されていましたが、本体の更新で改善された例もあるようです。




Sound BlasterX G5に関して、
詳細設定→ミキサー→プレイバック→モニタリングの「外部マイク」がミュートになっていれば問題ないのですが、
ミュートが解除されているとマイクを接続していなくても「サーーー」とか
「キーーー」といったノイズが聞こえる場合があります。

これは当件の残留ノイズとは原因が異なるノイズです。

マイクブーストを有効にしていて、Scout ModeSmart Volumeを利用していると特にノイズが目立ちます。
「外部マイク」をミュートしておけば信号が電気的に切断されるのでこのノイズは発生しませんが、
ミュートされていない場合、マイクを接続していなくても内部的なノイズを増幅してしまうのです。

これと同じ症状がPlay!3にも起こる場合があるということなので、確認してください。
(設定用のソフトウェアが違うため手順が異なりますが…)


当件のホワイトノイズはヘッドホンアンプで除去しきれていない「残留ノイズ」が聞こえる現象のことで、
インピーダンスケーブルやアナログのボリュームコントローラーを利用すれば解決する問題でしたが、
「外部マイクをミュートしないとマイクを接続していなくても発生するノイズ」は製品の設計の問題です。

しかし、実際に録音された音声にはこのノイズは入っておらず
モニタリングの音声からのみ聞こえるというのが不思議です。

本格的なレコーディング機材として使用されるオーディオインターフェースと違って
安価なのがこの製品の最大の売りであるため、多少のノイズは仕方がないのかもしれません。

これほどの低価格品でノイズを完璧になくすというのは無理があるのでしょう……
高い製品の存在意義がなくなってしまうからです。





2 件のコメント:

  1. 私はSoundBlaster X-Fi Go!Pro r2wp使用しているんですけど、同じような症状に見舞われて困っていました。
    私はヘッドセット側でも音量調節ができるヘッドセットを使用していたので、この記事にヒントを得てヘッドセット側の音量を下げ、Windows側で音量を上げてみました。するとサーーーというホワイトノイズがほぼ皆無になりました!ありがとうございます

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  2. >Pickさん

    お役に立てて嬉しいです
    ホワイトノイズ、やっぱり気になりますよね…
    X-Fi Go!Proでもホワイトノイズがあるのですね。参考にします

    先日検証したSoundBlasterX G5はソフトウェアに大きな問題があること以外は非常に優秀で、
    (おそらく大半の)ヘッドホンおよびインピーダンス32Ω以上のイヤホンであればホワイトノイズはほとんど聞こえないことがわかりました。
    しかしマイク入力のレベルが低いため、実況や配信で使用するにはマイクを選びそうです…
    マイクブーストを最大にしてもまだ音量が足りなければ、とりあえず標準のソフトウェアのブーストは無効にし、
    Equalizer APOを使用しゲインを大幅に上げて対処しています

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