文句を言う口。
それは誰にでもついており、いつでも用いてよい。
問題なのは……
その口をふさごうとする圧力があることだ。
その圧力の最たるものが人間社会である。
必要最低限の口をふさがれるのは仕方がない。
必要なことだからである。
しかし、それ以上にふさがれていることはないだろうか?
また、人の口を無理やりふさごうとしていないか?
口をふさぐのは、相手の自由を奪うことでもある。
相手の自由を奪うことを当たり前だと思っていないだろうか?
それはいけない。
自分のために相手の自由を奪うことをよしとするなら、相手のために自分の自由が奪われることも認めなければならない。
それを認めることなどできないはずだ。
自分がされて嫌なことは、他人にもしてはいけないのである。
もし強行するなら、相手から同じ仕打ちを受けても仕方がない。
自分も相手に対して文句を言えなくなってしまう。
0 件のコメント:
コメントを投稿