2019年8月2日金曜日

ミズゴケの栽培がなぜ失敗するかわかった…日照や温度ではなく押さえるのが原因

すさまじい猛暑で雨も降らない腰水だけのミズゴケがなぜこんなに生き生きとしているのかわかりましたよ…

なぜ生き生きとしているのか、というより、
なぜ枯れるのかがわかりました……

ミズゴケを上から押さえてしまうからです。

ミズゴケが伸びてくると鉢や容器からどんどんはみ出してきますよね。
それを整えようとしてギュッと押さえるのがだめなんです!

ミズゴケは本質的に「スポンジ」であるということを思い出してください。

ギュッと押さえて容器の中へ詰め込むのは、
スポンジを絞ったも同然で、
ミズゴケを脱水するからです。


容器からはみ出したミズゴケは干からびそうに見えます。
それで容器の中へ戻してギュッと押し込んでしまうわけです……
これがいけない……

「ミズゴケがきちんと水を吸い上げられるように」と思ってついつい押し込んでやりたくなりますが、
それはスポンジを絞るようなもので、ミズゴケに貯えられている水を外へ押し出してしまうのです。

実際、はみ出したミズゴケをギュッと押さえると、異常に乾きやすくなります。

「手遅れだったか!」と思ってますますミズゴケを「整え」て容器に押し込んで、、、、、、、、、
……………

それはだめなんですよ……

ミズゴケを整えたければ押さえて詰め込むのではなく、
普通にハサミで剪定してください。

剪定したミズゴケは干からびることもなく生育していますが、
押さえたミズゴケはことごとく枯れてしまいました。



ミズゴケは一見、隙間だらけの構造に大量の水を貯える仕組みになっていて、
スカスカに思えても決して乾くことなく健全な状態を保っています。

押さえたり握ったり詰め込んだりすると水が流出し、すぐに弱ってしまいます。


園芸用の「乾燥ミズゴケ」にもいえることなのですが、
ミズゴケの保水力と通気性を最大限に活かすためには、
固く絞らずにフワッと入れる
ことがとても重要です。

ミズゴケの量が多いほど水が長持ちすると思って固く詰める人がいますが、
絞ったスポンジのように脱水されて乾きやすくなるだけです。

いったん絞って乾いたミズゴケは吸水性も保水力も大幅に低下し、
湿原の植物のコンポストとしてはまったく使い物にならなくなります。

逆に「着生ラン」のような湿潤を嫌う植物に対してはある程度ギュッと絞ったほうがいいようです。

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