これは30年前のエアコンです。
右上のコンセント(単相100V/15A)を見れば異常事態に気づくでしょう。
エアコン単体でコンセントの供給電力の上限に達するため、
本来は余分なものを挿していてはいけないのです。
家の間取りやエアコンの使用状況を家電量販店の店員と詳しく話していました。
「200Vの電源に変換して高出力なエアコンを設置することを強く推奨する」
というのを最初に言われました。
電源の工事にかかる費用は5000円。
エアコンに比べれば安いものです。
しかしその提案を受け入れませんでした。
100V/15Aのエアコンの中でもっとも強力なものを選んでしまいました。
結果は……
冷房能力は30年前のものと変わらず、設置されているリビングは涼しくなるが、
隣の部屋を冷却することはほとんどできませんでした。
ひょっとして30年前も「100V/15Aの中でもっとも強力なもの」という条件で選んでいたのではないでしょうか??
昔の家電に比べて効率はよくなっていても、冷房の能力が劇的に高くなるはずがありません。
まずエアコンがどういう原理で部屋を冷却するのか。
ヒートポンプというメカニズムを簡単でも理解していなければなりません。
これは高校の物理で習うはずです。
中卒にはそれがわからない……
わからなくても理解するように調べるなり人に聞くなりすればいいのですが……
そうしなかった。
新しい商品だからといって消費電力以上の冷房能力があるわけではありません。
現状でまったく冷房能力が足りていないのだから、店員の提案は適切なものだったのです。
私は消費電力やエアコンの仕組みを理解していたのですが、決裁権がありません。
知らなければ、その場で知ろうとすることが大切です。
そうする人を無知や無教養とはいいません。
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