命をかけてまで守るものがないからです。
自分が世の中に必要とされていないとか、優位性が極めて低い環境で生活していると、
その傾向は非常に強くなります。
自分が必要とされていないのに他の人の必要を認識することは困難です。
これが悪循環を生じさせている根本原因です。
つまり心の純粋な人であればあるほど、そうでない人よりはむしろ弱くなってしまう。
純粋であるがゆえに周りの人の評価を信じてしまうからです。
それで人の話を聞かないようなずうずうしい、ずる賢い人のほうが元気で力強く生きているわけです。
弱い人は自分の立場と周りの世界、現実をよく知っており、
「この世に生きていていいのは自分ではなく、もっと汚い人なのだ」
と信じ込んでいることがあります。
これはまぎれもない事実であり、事実は変えることができず、
唯一の対策は
自分もその汚い人のようになるしかないのですが、
それができないのです。
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