誰かを好きになるというのは、その瞬間、好きな人が確定され、「他の人は好きではない」ことに等しくなってしまうから──。
私はこのように感じてしまうのです。
理性…つまり頭で考えているのではなく、気持ちや心がそう感じているのです。
一般には『優柔不断』といわれるでしょう。
でも私は違います。
好きな人を「決められない」のではなく、
「決めるわけにはいかない」のです。
「可愛い」とか「きれい」と感じることは人並みにあると思いますが、
その中から誰かを『好きになる』のは困難です。
私が人を好きになるとしても、相手も私を好きになってくれる保証がありません。
私は確かにその人が好きなのかもしれませんが、
ここで重要なのは
『私が好きなのはその人だけ』ということ。
だから「二人きり」というのが重くのしかかってくるわけです。
でも相手には家族がいるだろうし、仕事もあるし、自分のこともあるし、
私以外の人との付き合いは必ずあるでしょう
その上で私を好きになり、付き合い、一緒に暮らす。
…
……
…………
ありえない話です。
私は間違いなく相手にとって異物で「邪魔者」で荷物になります。
それほど役立たずなのが私だからです。
だから私が人を好きになっても『片想い』にとどまるし、
もし告白されて付き合うことになっても『捨てられる』のがオチです。
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