2026/02/11

まあHHKBよりはBlackWidow V4 Pro 75%のほうが「ゲームには」向いているか…



スイッチは押下圧50g、ストローク3.5mm、アクチュエーションポイント2.0mm、リセットポイント1.8mmと45gのHHKBより若干重たいのだが、0.3mm浅いのとラバードームではなくスプリングの特性から軽くなっているのだろう。

しかしほんとにどこに49,880円ものコストがかかっているのか謎のキーボードである。
半額でも高いし妥当とは思えない。
75%のメカニカルキーボードとしては最高級の価格だ。

ダブルショットPBTキーキャップではあるのだが、外して内側を見てみれば半透明のPBTが充填されているのはキートップの上部(プリンでいうとカラメルのところ)のみで、裾のほうは薄くスカスカである。
最高級のくせにこういうところで手を抜いているのはいただけない。

キーの戻るときに「ピーン」「カーン」という小さな金属音が聞こえるのも最高級の名に恥じる。
スイッチが静音タクタイルでも筐体の設計が甘いのだ。

ガスケットマウントもフォームも満足に機能しておらず、スイッチはチャタリングしやすいし、Snap Tap(SOCD)は常駐アプリが必須ときている。オンボードでろくに制御できないクソみたいな仕様だ。

打鍵音はコトコト系のThockyではなくパチパチ系のClackyであり、これもキートップが薄いことと相まって満足感の低いものとなっている。
スイッチは比較的静音でも、キートップがパチパチと音を立てるのでマイクにはよく拾われる。好意的に捉えれば、特徴的な音といえるのかもしれない。
キーの印字は、バックライトを消すとあの墨色のHHKBのように大変見づらくなる。  

「最高級なのは価格だけ」ってどうなのよ……せめてWebアプリに対応していればいいのに、現状はHuntsman V3 Proのモデルしか使えない。

私がこの5万円のゴミで唯一気に入っているのはRGBライティングの発色がいいことだ。
ATK RS6と比べると雲泥の差がある。明るさも色もBlackWidow V4 Pro 75%のほうが飛び抜けて美しい。
しかしSynapse4というアプリが常駐していないと任意のパターンや配色で光らせることは一切できないので結局使っていない。


トラブルが多くても高級外車に乗りたがる人の心理と同じなのか?

せめて愛着が持てればまだ救いはあるのだが、褒めるところのないこのキーボードはそれすら難しい。

なんなんだろうなぁ…

ゲーミングメーカーって大手ほど事業としての方向性やアピールを間違えて肝心のデバイスがおろそかになってるんじゃないのか?

新興メーカーと老舗がまったく同じ製品を作っても、大手はブランドと広告にコストを割いてしまうので品質が下がる。
あるいは同じ品質で新興メーカーははるかに安く生産できる。

まさに「出来らあっ!」だ。

プロゲーマーは宣伝とマージンのために有名メーカーのものを使わざるを得ないが、そうでない人は無名の新興メーカーの中から高品質か妥当な製品を選べばよい。

というかブランドはもはや品質や信頼性というより信仰に近い。

「大手」「老舗」それに「製造から販売まで一貫しているメーカー」が優位であるというのは幻想である。
ガワが同じであれば、ソフトウェアとアルゴリズムで差が出てくるのだ。
しかし消費者はとにかくそういった目に見えない部分に関心を示さないため、うわべのスペックだけが高いゴミが量産されている。

目に見える部分だけ「温かみのある」職人が作っておしまいである。

商標やら知的財産やらの価値を高めたところで、肝心の商品がクソではどうしようもない。

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