「子供が欲しい」と思うこと自体が “行き遅れてあせっている” とみなされるために、あえて口を閉ざしたり「子供はいらない」と宣言したりするようになった結果、本当にそうなってしまったのです。
「願ったり叶ったり」であり、それが民主主義の総意──。
人類の本能よりも理性が優っているために生殖活動全般を忌避するのは仕方のないこと……
新規なことを始めるよりも、今ある資産を長生きさせる方向へ考える……
「守り」の体制に入っています。
手遅れというよりも人類の宿命や必然というべきかもしれません。
人類滅亡のプロセスは核戦争や自然災害や疫病などではなく、人類が生殖から遠ざかることによってもたらされる可能性が高いですね。
仮に子供を産んでも、まともに育てられる環境でなければ負担でしかないのです。
豊かでも貧しくても、自分のことで精一杯。
世界中の富が一部の人に独占され、適切な分配ができていない状況では、経済さえも満足に運用できません。
どれほど思案したり工夫したりしても効果がないことを悟り、しだいに誰も考えなくなりますが……本能にだけは従わないので少子化の一途をたどります。
むしろ不幸な人を増やさないために大々的な少子化キャンペーンを打つほど。
人類最後の「良心」は、不幸な命をこの世にもたらさないよう懸命に働きかけ、静かに幕を閉じるのでしょう。
2025/01/02
もはや少子化の条件が整いすぎて子供を増やす方法が見当たらない
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